大阪城公園の野鳥 元山裕康のこんなん出てます!

●●情報も含めた速報です●●( 詳しくはそれぞれご確認を)

コルリ、サンコウチョウ、オオルリ等々 2020.8.20

2020年08月20日 | Weblog
 夏鳥が続々到着。秋の渡りは始まっている。ただし暑い。出会った人は飲み物を持参しているようだが、十分に注意しよう。
 大阪城公園に鳥見に来て、熱中症で倒れるようでは元も子もない。喉が渇く前に水分補給。合わせて塩分も。カラスもコルリもスズメも嘴を開いてハァハァ。

 今朝は久しぶりの方々にも出会ったし鳥にも出合った。情報もたくさんいただいた。やはり渡りのシーズンはいいなーの思い。

・オオルリ ♂若1羽 修道館と豊国神社の間。
・キビタキ ♀型1羽 一番やぐら前の林。
・ヤブサメ 1羽 修道館と豊国神社の間。
・センダイムシクイ 12羽+ 市民の森、太陽の広場東の森、沖縄復帰の森、梅林南側上桜広場、梅林、飛騨の森ほか多い。
・コルリ 5羽 飛騨の森、梅林南側上桜広場。♂3♀2。大将と話していたが、西の丸庭園ほか詳細に観察出来れば、後数羽は確認できたのではと。
・コチドリ 1羽 梅林。山男Tさんが確認し東の方へ飛んだと。
・サンコウチョウ 1羽 太陽の広場東の森。なっちゃんが観察したと聞いた。
・エゾムシクイ 1羽 飛騨の森。
・その他、カワラヒワ、コゲラ、シジュウカラ、メジロ、キジバト、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ。

 先日届いた 「バーダー誌9月号」 の特集記事は 「迷鳥の教科書」 これを読んで思い出した。頭の片隅にあって気になっていたこと。
 少し前に紹介した 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 文一総合出版 2019 の中の一文。渡りのコースの件。

 要約すると、「オオルリやキビタキの渡りのコース、九州トカラ列島以北から中国大陸へ直接行き来している可能性が高い。なのでオオルリやキビタキは奄美以南の南西諸島では少ない」

 これに驚いた。普通に推定すると南西諸島を島伝いに南下し、台湾に着いてから中国に渡る方が海の部分が少なくて安全だと考える。
 なぜそんな所から中国大陸に渡るのか。沖縄ではオオルリやキビタキは少ないのか。渡りの時期に通過しないのか。浅学にして知識がない。

 日本から大陸に渡って南に行くなら、朝鮮半島に渡って大陸沿いに行くか、先に書いたように南西諸島を伝わって南下するのが当然と思っていた。

 なので、このことが頭から離れない。暑い毎日を過ごしている。
 繰り返すが、何故そんな危険なコースを渡るのか? 沖縄や台湾ではオオルリ、キビタキは少ない鳥なのか?
 日本列島が大陸に繋がっていた事に関係あるのか? 渡瀬線? 

 渡りに興味がある方は先の 「日本の渡り鳥 観察ガイド」 文一総合出版 2019 をお勧めする。
 著名な著者たちに申し訳ないが、全て正しいかどうかは長い歴史が証明してくれる。これをもとに、自分の推理を育てて遊ぶのも野鳥の楽しみ方のひとつ。

■■キビタキ①(2016.10.13 梅林南東)②(2016.10.14 梅林南東)③(2016.10.16 梅林南東)
 この秋1Wでありながら白斑があり、腰に黄色があるものなど、渡りの前に換羽が始まったと思われるキビタキが梅林の南東の隅で見られて大騒ぎになった。
 マミジロキビタキではないとのことで連絡があって駆けつけた。しかし白斑の部位が違うためマミジロキビタキではないと判断。
 同じ場所にキビタキ成鳥が滞在していた。待っている間この美しいキビタキを撮影した。
 いろいろな表紙に一番よく使われる野鳥はキビタキだと読んだことがある。確かに写真の提供を依頼されると、私も尾の長いサンコウチョウかキビタキをよく選ぶ。
 ブルーと白のオオルリより、黒黄白のキビタキは一般受けする。もう少し気を入れて撮影しておかないとと思う。
コメント
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