今ではみかけないのが あさりの干物。
もう50年も前になる。
近所の人たちは
寒い冬は 海苔をひろい 春はあさりを獲り
夏はウナギの幼魚をとっていた。
アサリを獲ると 籠に集め 海水に浸して布をかぶせ
塩だしして帰り売る人もいた。
残ったあさりは むき身にして串に刺し
木枠に並べて風で干し むき身の干物も商品にしていた。
春の祭りに アサリの煮物は寿司だねになっていた。
公害がひどくなって すっかり風景はかわってしまったけれど
多くの水鳥がやってくると シオマネキやヤドカリが
砂地一面に並んでいたことを 思い出す。
貧しくても 海に拾いものは多く 命をつないだ人も
多かったのだということは もう 忘れてしまっていた。
今 貧しいと 拾うものもない時代になったいないか 心配になる。
あさり
この生き物に 近海の放射能や有害物質のバロメータに
なってもらえないだろうか。
そんなことも 考えてしままう。
もう50年も前になる。
近所の人たちは
寒い冬は 海苔をひろい 春はあさりを獲り
夏はウナギの幼魚をとっていた。
アサリを獲ると 籠に集め 海水に浸して布をかぶせ
塩だしして帰り売る人もいた。
残ったあさりは むき身にして串に刺し
木枠に並べて風で干し むき身の干物も商品にしていた。
春の祭りに アサリの煮物は寿司だねになっていた。
公害がひどくなって すっかり風景はかわってしまったけれど
多くの水鳥がやってくると シオマネキやヤドカリが
砂地一面に並んでいたことを 思い出す。
貧しくても 海に拾いものは多く 命をつないだ人も
多かったのだということは もう 忘れてしまっていた。
今 貧しいと 拾うものもない時代になったいないか 心配になる。
あさり
この生き物に 近海の放射能や有害物質のバロメータに
なってもらえないだろうか。
そんなことも 考えてしままう。