楽しい日々

ホームページを作ることが 与えてくれた楽しみや 主婦の日々の思わぬ出来事を 聞いて聞いて!  

あさりの干物

2016-02-02 00:05:35 | 調理
今ではみかけないのが あさりの干物。
もう50年も前になる。
 
近所の人たちは 
寒い冬は 海苔をひろい 春はあさりを獲り
夏はウナギの幼魚をとっていた。

アサリを獲ると 籠に集め 海水に浸して布をかぶせ
塩だしして帰り売る人もいた。
残ったあさりは むき身にして串に刺し
木枠に並べて風で干し むき身の干物も商品にしていた。
春の祭りに アサリの煮物は寿司だねになっていた。

公害がひどくなって すっかり風景はかわってしまったけれど
多くの水鳥がやってくると シオマネキやヤドカリが
砂地一面に並んでいたことを 思い出す。

貧しくても 海に拾いものは多く 命をつないだ人も
多かったのだということは もう 忘れてしまっていた。
今 貧しいと 拾うものもない時代になったいないか 心配になる。

あさり 
この生き物に 近海の放射能や有害物質のバロメータに
なってもらえないだろうか。
そんなことも 考えてしままう。