手術は肩あたりからの神経ブロックからはじまりました。
はずれている骨を位置にずらして 金具を7本の小さな釘でこていしてもらいました。
小一時間でさほどうめくこともなく 自分としては腕をちじ込めている感覚でいました。
脳と抹消の認識のずれに おどろくばかりです。
無事終わり腕を自分の手元に返してもらい 目の当たりにすると さらに不思議でした。 あまりに重く ぐらぐらでまるで丸太を抱く感じでした。
固定してもらい 帰ってからが一晩痛みました。
7日後来院して 重い固定をはずし患部を見てもらい 重いものを下げない
手をつかないことを指示されました。
腫れがおきるので 手の甲と二の腕に痛み止めの張り薬を貼りました。
湿布薬はいらないといわれていたのですが 患部は禁止されていたのでさけて
過ごしやすくするために貼りました。
後で 首の肩甲骨あたりに貼ると楽だとわかりました。
この7日後から軽いリハビリが始まります。
手をなるべく心臓より上に過ごします。寝るときはふわふわのぬいぐるみを手の枕にしました。
痛みが消え始めたのは 手術から20日後でした。
手は本当に働き者で 20日の間に皮膚はバリバリに張り
こまかな指の筋肉がすっかり衰えました。
中指は腰が曲がった婆さまとなり 手のひらや親指は茄子のように膨れ
見る影がありません。これをひとつひとつなだめてリハビリすれば
改善するはずです。
なかなか 縫い合わせた傷が攣れてしくしくしたので ハイパーウエット絆創膏を
2時間ほど水仕事時に2、3度はったら 傷のつれがよくなりました。
この痛みが軽くなったチャンスに 手のひら運動にはげみます。