楽しい日々

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物の価値

2018-11-05 00:26:23 | 日本文化

明治生まれのひとは 自分で材料を調達し その材料を限られた時間で使えるようにすることが あたりまえでした。針事は 小さな時から見習うことが当たり前でした。

できあがった製品を購入するとき その物の価値を見抜くのに 自分で材料を調達したり 自分で作った経験がいかされます。

今ではミシンを使う人はすくなくなっているでしょう。 それぞれの家庭で細々引き継いでいるかたもあるのでしょうが  布も 洋服をつくるに足るサイズで 購入できるところはなくなりつつあります。

最近すこし見直しがはじまっては いるようです。

過去の女性たちがのこした被服や工芸の美意識や 物に込めた思いを 破壊しつくしてゆく今の時代を 申し訳なくおもいはじめています。

受け取る能力がないと 伝統も技術も残せません。

老齢期に入って いままで手付かずの時間がかかる手しごとが 始めたくなっています。

物でのこせないと 伝えられないと 思うのです。