90歳をすぎた母は いままで自分の心の安定に 仏閣のお札を毎月月参りをして飾っています。寺では日を決めて 祈祷をしてくれています。
ところが このコロナで 月参りの行事も不要不急かといわれれば まちがいなく要するわけもありません。訪れる人も減り 母も出かけることを躊躇うようになりました。
で 札を4枚ゆうパックで 祈禱代を現金封筒にいれ 送付することにしたようです。祈祷後の札を送り返してもらうための返信用のパックも用意していました。
でも年には勝てず 宛名が二重に書かれてしまったり パック詰めが厚くなって 基準にあわないとかで
やり直したりしてました。
お金も小銭がなかなかつまめず それはそれは時間がかかります。郵便局の方に手伝ってもらって やっと送ることができました。
ほっとしたところに 郵便局売り出しの ジュースとカレーを勧められ
御礼のつもりか 一つずつ購入して ご機嫌で帰ってきました。
いよいよ動くこともおっくうになると 言い始めた母ですが
親切の先の感謝の気持ちを忘れぬ姿に いまだに上手に社会に身をゆだねて
一人暮らしができる理由を見た気がします。