久々に痛快な書を読んでいる。まだ7割ほどだが,最近は夜も時間があるのであと少しだ。目の疲れが深刻ではなくなったので,電車の中でも読めるゾ。
標題と写真の本(『二酸化炭素温暖化説の崩壊』)のいいたいことはほぼ同じである。
自身,すっかり騙されていた。CO2削減は必要なことで,そのせいで地球は温暖化しているのだと。
嘘だった。巧みな犯罪だ。詐欺だった。すでにこのことは「クライメートゲート事件」として世界中に知れ渡っているが,この日本では,少なくとも新聞記事で取り上げているところは見たことがない。
本書の優れたところは,徹底的に科学的に反証をするところである。
数学的には,反証が一つでもあればその事象は「正しくない」ことになる。その論理からいっても,本書は反証をこれでもかと,捏造したりせずに挙げている。これは著者の相当な努力が感じられる。
同時に,ヒートアイランド現象はこのままでは取り返しの付かないことになると,他書よりもより具体的に論じている。
まさに科学。自然科学と数学の基本的な知識だけで十分理解できる啓蒙書だ。
それにしても,オズマはこうした「いままでの常識が実は嘘だった」類の本が好きである。それは,「批判的精神」が気持ちいからである。情報を鵜呑みにするより,ちょっと待ってよ,と考えるのが好きなのだ。
まあ,「エコがエゴ」というのは前から感じていたが,この本の断罪ぶりは実によろしい。
あ,でも,やはりクルマの排気ガスはヒートアイランド現象に密接に関わっているとのこと。そんなわけで,古いクルマにもワンタッチでOK,みたいな触媒,開発してくれませんかね。少々馬力が犠牲になってもいいので。
標題と写真の本(『二酸化炭素温暖化説の崩壊』)のいいたいことはほぼ同じである。
自身,すっかり騙されていた。CO2削減は必要なことで,そのせいで地球は温暖化しているのだと。
嘘だった。巧みな犯罪だ。詐欺だった。すでにこのことは「クライメートゲート事件」として世界中に知れ渡っているが,この日本では,少なくとも新聞記事で取り上げているところは見たことがない。
本書の優れたところは,徹底的に科学的に反証をするところである。
数学的には,反証が一つでもあればその事象は「正しくない」ことになる。その論理からいっても,本書は反証をこれでもかと,捏造したりせずに挙げている。これは著者の相当な努力が感じられる。
同時に,ヒートアイランド現象はこのままでは取り返しの付かないことになると,他書よりもより具体的に論じている。
まさに科学。自然科学と数学の基本的な知識だけで十分理解できる啓蒙書だ。
それにしても,オズマはこうした「いままでの常識が実は嘘だった」類の本が好きである。それは,「批判的精神」が気持ちいからである。情報を鵜呑みにするより,ちょっと待ってよ,と考えるのが好きなのだ。
まあ,「エコがエゴ」というのは前から感じていたが,この本の断罪ぶりは実によろしい。
あ,でも,やはりクルマの排気ガスはヒートアイランド現象に密接に関わっているとのこと。そんなわけで,古いクルマにもワンタッチでOK,みたいな触媒,開発してくれませんかね。少々馬力が犠牲になってもいいので。