13メタマグ。
自身,絶好調のリールである。巷間聞かれる,よくない噂は僕のリールに無関係。まあ,ちゃんと毎回オイルぐらいさしましょうよ,というのが僕の主張。
さて,2015年梅雨。一度自身の手によりOHを完了。そして梅雨期間フル使用したが,9/26までの釣行では違和感なし。素晴らしい安定感。
ところが。舞い上がった9/26釣行。ハードルアーで入れ食いになって,ロッドごとリールも水たまりに何度も落ちていた。そして,違和感を感じるようになった。
そこで,以前購入した「セクシーダイナマイツ・カスタムベアリング」にも交換したいので,OHを実行することに。
いつもの通りトレイにバラしていく。ネジは完全暗記しました。
13メタマグも07メタマグも10スコーピオンも,そして09アルデバランも,OHしてみると基本構造は同じ。ベアリングの数などは違うが,同じ構造。
唯一,注意点があるとすれば,13メタマグは「ストッパーベアリング」がばらけやすいので注意。前回のOHでは大変な事態になったので,今回は慎重にカバーを外した。
メインギアにグリスがない。違和感の正体はこれだ。
さすがに水没を何度もさせたのでこれは納得。このまま単にグリスアップだけするのもありだけど,どうせなのでバラしてしまおう。
まずはクラッチを分解する前に撮影。ここが大事。
このクラッチは,「バネ」「白い枠(中にベアリングあり)」が,意外とややこしい力関係でつながっているので,こうして撮影しておく。まあ,今回はピンボケだけど,雰囲気はわかる。
ちなみに,クラッチを動かす「バネ」の向きを間違えると,フタをしめたときに「カバーの穴からバネが曲がって」見えるので気づく。とにかく,このクラッチ周辺は「ビヨヨーン」と外れることが多いので,僕は,布でくるみながら外す。
ここまでで分解は終了。掃除をしっかりと。
この先は,Eリングを外したり,レベルワインドに関わるので,たぶん結構大変(一度もバラしたことはない)。そして,大変な割に効果がなさそう... まあ,僕は,何度も書いていますが,普段からレベルワインドの掃除も行っているので,基本的にCRC-666で掃除・注油すればOK。
この後は,ベットリとはつけずに,しっとりと「ABU純正グリス」で仕上げていくのみ。あ,もちろん,今回はベアリングを交換しました。
くれぐれも,ネジは「しっとりと」締めること。
そして出来上がり。違和感なし。いい感じだ。
13メタマグは,SVS∞へのメンテ(といっても,毎回オイルをリングに綿棒でスルっと塗るだけ)が面倒な人には評判がよくないようだ。でも,僕のように毎回基本的にオイルメンテぐらいはする人間にとっては,O7メタマグより耐久性があるように感じる。
今回は,仕事から帰宅して,意外と時間があったのでその時間内で行った。自分としては「水没させない限り大丈夫」だと思う。
まあ,ローラーベアリングさえ気をつければ,13メタマグも07メタマグも構造の基本は同じなので,僕としてはやっぱりシマノ。というか,これ以上やっかいな機構になると扱いが面倒だと思う。そういう意味で,ダイワのTWSには,メンテが面倒そうなので手を出さないなあ...。アオコとか汚れのない山上湖メインならアリ,だと思うけど。
以上,備忘録。