へびんさんが07メタマグのOHにほぼ成功している。実際,使わせてもらったら「これぞシマノのギア」「クラッチがなめらか
」になっていたのだ。
へびんさん曰く,こちらを参考にしたそうだ。僕はネットでポチリました。なにしろ,東京は店舗販売が少ないので...。釣具空白地帯に住んでいるんですね
。
オイルとグリスで6000円近くもした。
はっきりいえばかなりの投資。しかし,なんとしてもプロのOHに近づきたい。いや,07メタマグを半年は維持したいのだ。要は「OH頻度を下げたい」のである。
でも,事前に確認していると,このグリスが相当に優れものであると同時に取り扱いは注意のようだ。「両刃の剣」で,高性能ゆえに注意が必要とのこと。
そこで,いままでの在庫やらを漁って,以下のように準備した。
グリスだけで3種類。綿棒が大活躍。筆は356円なり。
使い分けは以下の通りとした。
1.「IOSのギアグリス」は,メインギア,クラッチ摺動部のみに「筆で添付」(ギアからはみ出ないように,クラッチ部分も薄く塗る)。
2.シマノ純正は,「クラッチスプリング」「ピニオンギア軸受け」に使用。ただし,いったん綿棒にスプレーして添付。
3.ABU純正は,「サイドカバー反発用スプリング(っていうのかな,あの長いやつ)」安定用に使用。
4.「IOSのオイル」(02という,粘度が高いもの)は,メインシャフトを入れる本体の「穴」に挿す。
レベルワインド以外は全部ばらす。暗記しているので大丈夫です。
今回の作業は慎重に行った。なにしろグリスとオイルで5000円以上だ。失敗したらガックリくるし,やる気がなくなってしまう。
なにより,07メタマグの自己流メンテは「メインギアのグリス蒸発」が多くて凝りていた。しかし,参考にしたブログやらIOSのWEBを見ていると,どうやら「かなり少量」でよいらしい。ギアからはみ出したりしないように,慎重にギアに塗っていった。
もちろん,パーツクリーナーで事前に洗浄したのはいうまでもない。そして十分な乾燥。不要なグリスの拭き取りなども十二分に行った。
したがって,最速15分で終えることができるOHでなく,1台に1時間かけてじっくり取り組んだ。
新品のような巻心地が蘇った。大満足。2台完成。同じ品質になった。奇跡だ。
まず,ビックリしたのが,「ギアの異音」が消滅したこと。ギアがしっかり噛み合っている。07メタマグゆえの異音かと思っていたが,これでプロのOHに一歩近づけたような気分。おそらく,純正グリスでも丁寧にやればこの程度になっている可能性が高いけどね。
次によいのが「クラッチの軽さ」。「バチン」と切れていたのが「ニュル」と切れる。これは気持ちいい
13メタマグに近づいた(つまり,13メタマグはそれだけ簡単に高次元の性能を発揮する
)。
なお,スプールの回転そのものにまったく違和感はなく,純正オイルがたくさん余っていたので利用した。
さらに,レベルワインダには,僕の好みでCRC-666をスプレー。こうするとゴミがつきにくくて使いやすい。
末尾となったが,情報を提供してくれたへびんさんに深謝申し上げたい。
これで,さらに気持よく釣りができるぞ。少なくとも「リールの性能がイマイチで」という理由はいままでもなかったが,さらに向上したので文句なし,だ
。