ミドリガメが駆除されているという。それも,東京・石神井公園という「人工の池」でだ。ひなたボッコする性質を利用して捕まえるという。残酷や。
さらには,「生態系が...」と宣う。父はすっかり洗脳されて「ミドリガメもよくない」なんてアホなこと言っているので「バス問題と同じじゃないか,ボケ!」と息子である僕が喝を入れる始末。
無駄な税金と無効果が,琵琶湖でのバス駆除や各地域でも証明されている。
琵琶湖にビッグバスが多いのはなぜか。そもそも駆除なんてできないし,環境の人工改変があまりにも影響が大きいからである。
ミドリガメはさらにかわいそう。
花見川でも印旛新川でもメトロリバーでもたくさんのカメが居る。憎たらしく思うことなどない。むしろ平和である。たまに釣れるのでやっかいだが,あくまでたまにである。
ミドリガメ,バス,アメリカザリガニがセットで悪者扱い。
そして,印旛新川や花見川では強烈なゴミ問題があるにもかかわらず,そうしたものに目を伏せて駆除やらを行うというのか。
メトロリバーは水質は相当によいが,それでも護岸改修がかなりあり,かつて「死の川」とよばれて「既存の生態系」はすべてなくなってしまったような川。
利根川だろうがなんだろうが,「手付かずの自然」なんて日本にはそもそもないに等しい。
カメの駆除は馬鹿げている。カミツキガメのように「危険」ならともかく,ミドリガメなんて臆病ではないか。
外来種駆除の業者って,環境省ぶらさがりの役人でも居るのだろう。だから税金垂れ流し。
それにしても,父も不見識であり嘆かわしく,猛省を求めたのはいうまでもない。