始まる前は「有村架純が嫌!」などと勝手なことを言っていたが,取り消す。
いまや,ほとんどの登場人物に好感をもつし,久々の「創作」が楽しい。
ここのところの朝ドラは「伝記」になっていたところがあった。たしかに面白いのであるが,ウイスキーの異常な人気のように,副作用もある。
奥茨城という仮定の設定も,地図を見ると思い切り大子町の辺りだろうと感じる。
茨城弁も,僕の母の実家が城里町なので,あまりにも馴染みがある。聞きなれない単語は母に解説してもらっている。方言の理解にはしばしば母の解説が必要だ。
そんなななかで,藤野涼子さん演じる「体育以外オール5」だった少女役がいい。
素直な感じ。懐かしい感じ。どこかであったようなイメージ。こういう子って,かならず近くに居たような感じである。
有村演じるみね子も,いまや母が絶賛。母もなんという変わり身なのか,いまや「この『美味しいねえ』というときの表情がいいねえ」だとさ。
母は,もしかしたら有村架純に対し「あまちゃん」時代のイメージしかないのかもしれない。
まあ,なんにせよドラマは外していないし,僕は知らない昭和40年のリアルは,父と母にとって妥当らしい。
続きに期待しよう。