「STEEZ・SV中古」で検索していたら掘り出し物があった。
やはりSTEEZ・SVも気になる存在。
しかしながら中古検索すると相場は26000円ぐらい。割高だなあと思っていると,16000円以下(税込み)という物件が見つかった。「状態は不明」という恐怖があるが勝負
念のためWEBサイトに行くと,次の文章があった。
「リールもロッド選びと一緒で,極端に軽い,あるいは重いタックル向きのリールがあるんだけど,一番中心で仕様頻度が高いリールという意味で,「STEEZ LTD TN(トシ・ナミキ)バージョン」は,一番幅広い状況で使えるリール。
極端なフィネス系でもなく,極端なパワー系でもなく,自分の戦略上で中心軸をなすリールだね。
ルアーの重量を選ばず,ピッチングからフルキャストと幅広い状況で対応できる。
いいリールでもセッティングや正しい使い方,もしくは正しい糸巻き量がわからないと,性能のポテンシャルを引き出すことはできない。
これであれば誰でも同じセッティングがしやすくなっているよね。機能で言えばSVスプールを搭載して,TNバージョンではギヤー比も6.3をチョイスした。
結局,一番出番が多いのはこの6.3。 何にでも使える、本当のバーサタイルだね。何もかもど真ん中。
ついてるビスはチタン系で,感度がいいように自重を出来る限り軽くして,シリーズでは最軽量(148g)になった。
どんな釣りでもそうだけど,軽いタックルは感度の良さに繋がる。小さなバイトが頻発するようなシビアな状況になればなるほど,軽さって真価を発揮するんだよね。」
以上,並木プロの言葉があった。
僕も6.3が一番使いやすいと思っている。間違っても10とかのギアは不要ですねえ。
さて,さっそく分解してみよう。
想像以上に綺麗な内部。完全にグリスが蒸発して,スプールBBが死亡していること以外は極めて正常。
本当に中古市場は不思議である。
そしてOHを続けること2時間で本体は完成。
ただし,スプールBBが死亡しているのである。つまり,「超軽量素材G1ジュラルミン製スプール(STEEZ SV,STEEZ SV LTDに標準装備)は,超軽量リグ使用時でも申し分ない高回転を生み出す」の性能を引き出せない。
ベアリングはこちらを購入した。リール到着後に依頼したが届いていた。
そしてスプールBBを交換。
やった。これは「このSTEEZ,ギア入ってます」のレベルに達した。読みどおりのベアリング交換とグリス選定が上手く行った。
もっとも,ここまで行くのにSS-SVを通算30回以上はOHしている。その度に苦労して,ようやくここまで来た,という万感の思いである。
これで,STEEZは,TWモデルが6.3と7.1,そしてこのTNモデルあわせて3台になった。
こうなると微妙な位置がSS-SVであるが,STEEZ・TNとSS-SVは共通構造が多いので,いざとなったら部品取りに交互に使える。なにしろ,早くも純正部品供給が一部だけど打ち切られてますしね...
これで僕のサイバーマンデーは終わった。