悩んでいたが購入することに。ブルーレイ版の新品を。
劇場版が公開されたのは1979年。その後,何回もTVで放映されて,僕の手元にはBS(NHKとWOWWOWしかない頃)で放送されたときにVHSで録画したものを,さらにDVDにしたものが残っていた。
たまに見たくなる。当時1000万人フアンが居たという。僕もそうだった。小学生だったがアニメは集中してみていた。録画なんてものはないから再放送・全集中だ。
前からブルーレイ版が比較的安価であることは知っていた。でも,個人的にはDVDで十分だと思っていたが,とにかく売っていない。
そこで,ポイントが溜まったところでブルーレイをポチることにした。
パソコンで再生できないからTVをそのまま写真にとる。
出崎統演出がまさに炸裂。当時の制作費で4億円・一年間かけて作成したというではないか
最新のアニメで馴染んだのは『映像研には手を出すな』だが,それでも自分にとっては「心まで響くか」と言われればそうでない。
本作は,一般に「スポ根」枠で語られることが多いが,劇場版を見ている限りまったくそうは思えない。緑川蘭子,お蝶夫人,そして宗方仁らのドラマである,これは。
キャスティングが素晴らしい。映像美もまた。制作陣の熱量が非常に大きい。
作品公開時は,「ジャパニメーション」「クール・ジャパン」なる言葉もなく,アニメはオタッキーな世界だった。どこかうしろめたいような気持ちが,そう,大学生の頃にはあったなあ。
だが,制作陣は本気なんてもんじゃなかった。まさに「エースをねらえ!」の思いで制作しきったのだろう。
出崎統演出の妙に見事にハマるよい作品。
今後,さらに出崎統演出作品を見ていこう。
あ,ちなみに『あしたのジョー2』は,すでに10回以上DVD見ていますが,まったく飽きませんヨ。