2019年度 城西大学 高麗祭
学園祭に行くと決めていたのは,たしか9月ごろ。
同級生と話があって,「行ってどうなっているか・自分の目で確かめてみよう」というだけのことなのだ。
いまでこそ駅伝に出ているのでそれなりに知名度のある母校である。しかし,僕が在籍していた頃は付属高校がやたら有名で,大学は田舎の学校に過ぎなかった。
それでも,当時は学生数が異常に多く,数学科だけでも130名は居たはず。ただし,授業に毎日出ているのは20名ぐらいだったが。
いくまでの道程を調べるのがネットになったこと自体大きな変化。以前はクルマで行っていたが,クルマでは地域の「雰囲気」を感じることはできない。
家から2時間近くをかけて到着した川角駅はやはり自動改札になっていた。自分のころは当然「紙」定期券であり,就職してから磁気定期券になったものだ。
それにしても盛り上がっていない。
ちょうど全国大学駅伝が開催されていて,そこに出場していたから,愛校心の強いひとはそちらに応援に行ったのだろうか
とりあえず,駅周辺からグルグル回って,自分たちの学び舎の現存を確認したり,部活をしていた場所を見てみた。
卒業時に中年の自分を想像しなかったし,電車で再訪することも考えていなかった。
しかし,「行ってみてわかること」は多く,田舎の大学ゆえの楽しさばかり蘇ってきた。
そして現地滞在は2時間ほどで池袋で飲み会。
翌日釣りに行くため,飲みすぎないレベルである。いや,同級生とは電車や学食でかなり会話していたので,十分に話し尽くした感じもあった。
次回は10年後だろうか,それとも自分が生きているだろうか
ふと,若かった10代最後の青春時代を思い返し,目頭が熱くならないのが冷めているところなのだろう。