今日(1/28)は1/30出勤の振替休暇で,午後は父の入院先に行ったり,不要物を処理するためクルマで走っていた。マイカーじゃないがマイカーのようなものだ。とにかく週イチは走らせておかないと,父の復帰後に困るからね。
都合3時間も運転していたのは我ながらビックリだが,それ以上に参議院予算委員会中継が参考になった。
質問者は伊藤孝恵。
最初は与党を褒める。ひたすら褒める。「ありがとうございます」とまでいう。最初は与党が質問しているのだと思っていた。
一転して,鋭く追求する。これでもかと徹底的に 専門的に コロナ対策を中心に,大臣とがっぷり組み合っているのがよくわかる。
AMラジオ(NHK)での中継で,しかも悪天候で渋滞気味だったのでかなり集中して聴いていた。
そうなのかと唸った。
質問するときは,まずはおだてる・ほめる。そして突き落とす あらかじめ「絵を描いておく」という算段である。
あたりまえのようだが,その後の共産党・小池と比べると,「冷静かつ徹底的追求」という面で非常に勉強になった。
それにしても。
新聞やネット記事だけではわからないのが政治。そして,政治の経緯を見守るのは国民の権利であり義務だとも思う。
然るに,こうした討論の場の中継は少ないし,要約は「都合のよいところだけを編集」されているので,質問者の人となりまで見極められない。
与党がわるいとか野党がいいとかそういう次元でなく,とにかく国民にとって「血税で運営される会議」はもっと中継されるべきだし,その意味をマスコミも伝える必要がある。
僕が受験勉強での歴史科目を好きでなかった理由は,暗記がすべてのように誤解していたから。学のある人なら「歴史を知ることが未来につながる/歴史を知ることで不測の事態に対応できる」と諭してくれただろうが,10代の僕には居なかった。まあ,30代以降になって重要性を実感しているから,それでもいいのだけれど。
ともかく,意外に有意義だった参議院予算委員会中継。
源泉徴収書が来る度に一喜一憂しているが,2019年度に比べて大幅収入ダウンしながらも,納税額がほとんど変わらない。
そんな怒りが,僕の政治への興味と関心をより引き立てるのだろう。