まずはLEDデスクスタンドを購入。仏像は重要な祈り。
16メタニウムMGLを購入して,届いてみるとやはり「ギアから何も油分を感じない」。
これは,ジュラルミンギアの特性(というか,シマノの特性)なので,やはりまずはセルフでOHすることにしていた。
この数年,OHでうまく行かない場合のほとんどが老眼による「見落とし」だったので,アマゾンでLEDデスクスタンドを購入した。
しかし,電源がUSBだった。PCからとることもできるがチョット電源供給不安なので,充電器を買ってみた。
これで安心の作業準備完了。
あとは,時間のあるときに作業することも重要。初めての機種なので「組間違い」ってあるからね。
一応動画で予習したけど,久々のシマノは「バネの押し返す力」がダイワより強いと感じる。同じ2016年モデルであるSTEEZと比較すると,この点だけはダイワの方が作業しやすい。
「隠しネジ文化」(18アルデバランMGLが自分ではよくない評価)のない機種であることも事前確認しているので,必要な工具は「マイナス」「10mmソケットレンチ」「極小プラスドライバー」「精密ピンセット」である。
音出しピンのバネを無くしました。トレイに入れていたのに。なくてもいいパーツなので「レス仕様」で行きます。
あとはスプールを外して分解していくだけだが,やはり「初開封」リールのようで,ネジロックが少し効いている...。
メインギアがデカイ。そしてグリスがない。想定内だ。
1個ずつパーツを外す。今回は「クラッチが硬い」のでその分解整備もする。
汚れたパーツをパーツクリーナーで洗浄したらドロドロになった。
ベアリングをチェックすると,ベアリングはすべて問題なしのようだ。「サイレントチューン」たるベアリングも生きていた。まあ,お店で簡単なメンテナンス(ハンドルノブが新品グリスUPがされていたのは嬉しい誤算)がされている,という謳い文句通りだ。
あとは組み付けて行くのだが,1回目は「クラッチヨーク」を上下逆向きにしてしまった。ラインを巻こうとしたらクラッチが切れないんだもの。まあすぐに「クラッチヨークの上下間違いだろう」と想像がつくのは,さすがに若干の経験値あり。
問題は,なんといっても「メインギア」へのグリスUP。最初はABU純正でやってみるがなんとも馴染まない。そこで,運良く間違えた2回目の組み直しでシマノ純正でやってみると,これが実にいい感じ。
はっきりいって,これが中古とはいえ15000円とはビックリの程度だね。
大きなキズ,欠品もなし。動作不良なし。
新品のような輝き。ハンドルノブが腐っていないのも実にいい。
相当人気のあったモデルのはずだし,少なくともアンタレスより1つ下の「最も売れ線」モデルのはず
もっとも,2016年はダイワがSTEEZ-SVを出したし,シマノも「MGL」「サイレントチューン」「HGN思想」等を持ち込んでリールは革命的だった年度。
そういう,他社のみならず自社モデルにライバルが多かったのも事実だろう。だから安価なのかもね
さて,これで使って見るかな(と,久々のレフトハンドルに糸巻き時に違和感を感じたのも事実)。