今日の寒さこそ貴重だ。
結論から書く。8バイト・2フィッシュ・1バラシ・1スレである。バスは先週1/27に釣っているが,2024年度の前半にいきなり自己記録に近いナマズを釣ることができた。
出かける前に入念に用意しておくのが僕のいつもの釣り。1週間前に予測してルアーを揃えたりするというわけである。平日は仕事が終わるとグッタリで用意ができないからでもある。
気になっていたのは,1/27釣行で踏みつけた竿の状態。家で見ている限り大丈夫だが「実戦」となると別物だ。
以下,食事中の方は読まないでください
汚い話で恐縮だが今日は「ウンが着いていた」ともいえる。電車に乗って数分で「大きな方」を激しく催して,次の駅までギリギリだった。駅に着いてもダッシュなどできず,あと少しで便座に,というところで,若干漏れてしまったのだ...。
当然拭き取り時間も手間もかかり,手洗いも大変。下着も入念に拭いたが,いやもう,気分的には「スーツだったら終わって」いた。しかし,幸いズボンには着いてこなかったので「もしかして,ウン=運が着いてくるかも」なんて考え始めた。我ながら独創的かつ典型的な釣りバカだ
。
ここから普通に読んで大丈夫です。
そして着いたのは渓流ポイント。当然前回釣れたので,というわけだ。エサ釣り(フナ釣り)の先行者も居ない。北西風が強いのでいいかもしれない
。
ヤマタヌキ2.5がやはり使いやすい。
スピニングも用意したが,やはり前回と同じスプリットリグでやってみよう。
傷だらけのSTEEZ。調子はいいけどね。
さて,気になる竿の調子は大丈夫そうである。そして30分もしないうちに「コン」とアタリ。そしてラインが動いていく。
ガツンと合わせると引きが尋常ではない。コイなのかもしれないが,妙にトルクがない。いや,口にかかっている雰囲気ではない。
強烈な引きの正体はボラのスレである。メトロリバーで長く釣りをしてきたが,まさかワームでスレがかりするとは...。
マジ疲れ切ったっす。ボラの鱗にグサリ。可哀想なことをした。
魚に謝りながら,ルアーを結びなおす。いや,今日はヤマタヌキしか投げない予定だけど。
するとまた足元で「コン」ときて空振り。この空振りが実に2回。一体,何がアタッているのだ
10時25分ぐらいになって,また「コン」と来た。今度は即合わせをせずに十分溜めてアワセルと,のった
強烈な引きはバスなら45UP。この「頭を振る感覚」は相当でかい。
5分ぐらい耐えていると,どうもバスらしくない。いや,引きがあまりにも強烈なのだ。
クラッチワークでいなして,なんとか手元に寄ってきたのはデカイナマズだ。これはGETしないと。
いつもなら首根っこをつかめるのに,首周りが丸太のように太くて掴めない。もうこうなったらハンドランディングだ。
来ました65cm。2024初ナマズです。
デカすぎて自撮りでは無理だった。感激のあまりしばらく心臓がバックンバックンしていた。
取り込みに苦労して猛烈に体力を消耗した。心臓はドキドキするし,足がガクガク。ナマズも僕にとって大好きな対象魚だから興奮してしまうのだろう。そして冷静に時間を見ると11時。そろそろ漢方薬の服薬をしようか。
鼻水止めに小青竜湯,めまいに苓桂朮甘湯。
本当は,漢方は白湯で飲むのがよいのだが白湯などない。冷たくなったお茶で飲むしかないゾ。
その後も「コン」というアタリが続くが乗らない。実にお昼までで6バイト。正体はバスなのかナマズなのか不明だが,とにかく空振りが多くて,アワセとその後のガックリ感で疲れてきて
しまった。
へびんさんも好きなつぶあん&マーガリン。たまにはイイネ。
食事を摂ると少し落ち着いた。いやいや,今日はもう出家じゃないから気楽なのだと気分を落ち着ける。
そしてまた,ヤマタヌキを結びなおす。そうなのだ,空振りであってもワームがズレてどんどん消耗していくのだ。
12時頃に,エサ釣りの方が2名いらした。ちゃんと挨拶してくれるおじいさんだったので「どうぞ,どうぞ,その代わり合間で釣らせてくださいね」と一緒に釣る。
フナ釣りもなかなか厳しいようだが,やはりこの時期に釣れるのは35UPという。マブナが圧倒的に多いらしいが,最終的に37cmの見事なヘラを釣っていた。しばし,ヘラ釣り談義をしてしまう。いやだって,自分も目がいいならヘラ釣りもやりたいし
今日の傾向が読めてきた。それはすべて「足元の何か」である。普段はクリアで釣れない戦略だが,このシーズンは比較的濁っており,その濁りがなんとも悪くない感じなのだ。
そしてまた「コン」と空振り。もう,アワセの度にドキドキするんだけどね。まあ,それが楽しくて釣りをしているし,それが釣りの醍醐味なのだけれども。
そしてまた「コン」と来た。ラインは止まっているがアワセをくれると,乗ったアアア。
これまたデカイ魚の予感。バスなら確実50UP。コイではないはずだ。
強烈な引きに耐える竿。エクスプライド168L-BFS-2は死んでいないし,フロロ8LBも耐えられる。問題は引きの強さで腕が痺れてくることだけだ。
たぶん5分ぐらいの格闘後,普段見たことがないような大きさのナマズが現れた。自己記録更新かも
頑張って撮ると73cm。あと2cmで自己記録タイだが。
それにしても,65cmも73cmも,真夏に釣る個体と比べてなんと重いことか。軽く2キロは超えている。こうして自慢写真をやると腕がプルプルしていたのだから。
その後,13時になると無風になってアタリが止まる。スピニングにチェンジしてみるか
ゴメクサス・チタニウムラインローラー,これは本当にいい。
スピニングにしたら釣れるような単純な話ではないようだ。
結局ベイトで頑張ると,この後もヤマタヌキのみにアタリが2回。今日は一体どうしたのかというぐらいに,アタリのあるルアーが偏っている。まあ,それがルアー釣りの面白さでもある。
14時40分になると,妙に暑くて喉が乾いていた1日の限界が来た。そう,朝イチスーパーで仕入れたペットボトル3本を飲み切ってしまったのだ。
ピヤーする前に1本水分補給した。最高だった。
それにしても「ウンの着き」が本当に運を呼んだ,おそらく水郷時代に1回あったかどうかの事例。いやいや,八郎潟遠征,もっと前の琵琶湖でも似たような事件はあって,当時の釣友とは懐かしい思い出話になったっけ。
さて,これで2024年はいい感じになってきた。やはり2月がメトロリバーのハイシーズンであることに疑いはない。
2月いっぱい納期の厳しい仕事もあり,なんといってもめまいやら耳鳴り(この記事を書いているいまは治っている)もあるが,釣りには行く,できるだけネ。