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越前松島水族館、旧プールでの写真です。ガッシリとしたフンボルトが悠々と歩いています。
背中とフリッパーはちょっと茶色みのある黒、そしてクチバシの付け根まわりがピンク。このピンク部分は羽が生えてなくて皮膚が露出しているのです。放熱のためだと考えられています。
撮影は2月ですが、これが一年を通じてよく見られるフンボルトの姿かと思います。
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こちらも別個体ながら越前松島のフンボルト。スッキリとした黒、クチバシの付け根はピンク?というより白? シッポの羽も、上の写真のよりも長いんじゃ?
じつは、この個体は換羽終了直後(真夏)でして、新品の羽はこんな色だったのです。クチバシの付け根にも細かいうぶげのような白い羽が生えていて、白っぽく見えます。この部分の羽はやがて抜けてしまいます。
ペンギンはどの種も年に一度、全身の羽が生え替わります(換羽)。フンボルトの場合は夏のことが多いようです。換羽中は抜ける羽が盛り上がり、ちょうど換毛期の柴犬みたいにモサモサになります。