お母さんといっしょの、越前キングペンギンのヒナ。お母さんの首、曲がり方がさすがにペンギンです。
このヒナは昨年生まれで今はもう亜成鳥になり、お母さんは新しいタマゴを温めています。きょうだいが生まれるといいですね。
越前松島ヒナのお母さん、なぜわざわざそんな格好で休憩? 岩に寄りかかるにしても、ブリッジ状態ではくつろげないのでは?と思っていたら、左から部外者がクチバシを突き出してきたので、そのままの格好で応戦してました。
首なしスタイルでお昼寝するのはペンギンだけではありません。こちらはシロエリオオツル@天王寺動物園。首はどうしたの?
首、出ました。首が細いので、キングペンギンよりも『首なし』感が高いかも。
「あっ、首なしペンギンだ!」と声のかかるキングの寝姿。身体に雪が降り積もっても平然と立ち寝を続行中です。よく見ると、向こう側に何か鋭いモノの先端が飛び出しています。クチバシです。
旭山動物園の冬だと、このポーズが「クチバシ部分の保温のため」という説明が、説得力大。
反対側から見たのがこちら。首を後ろにひねって、『脇の下』に後ろからクチバシをはさんでいます。左右どちらでもアリ。越前松島の室内ですから、保温の必要はあまりないように思うんですが。
鳥を見慣れた方は、「やっぱり鳥の寝方しとるなー」とおっしゃるのではないでしょうか。次回に続く。
こんな感じです、寝ころびキングの正面。フリッパーをキッチリと身体の下に敷き込んでいるので、かなり整った円に見えます。越前松島水族館ヒナちゃんのお母さんです。後ろにお父さんとヒナ。ヒナは今では立派な亜成鳥になってます。
越前松島水族館のキングペンギンひなちゃん、お父さんといっしょ。すごいボリューム感です。
お父さんよりも大きい!ですが、この写真は春先のサイズ最大級のころ。ふわふわ幼綿羽が抜け落ちたらオトナと同じ形になります。幼綿羽が長くてびっしり立って生えているので、『中身』はもっと小さいです。
お母さんといっしょの越前キングひなちゃん、足で頭カキカキも一人前。もふもふの長い幼綿羽に覆われているので、どうなっているのかわかりづらいですが、
中身はこんなポーズ。1年センパイが見せてくれてます。
引き続き越前松島水族館のキング写真から。お母さんといっしょのヒナちゃん、フリッパーにご注目を。2箇所でほぼ直角に曲げています。ちょうど人間の肘と手首みたいな感じで。
ヒナだから柔らかいのかな?と思いますが、
意外にオトナでもこれくらい曲がります。こちらはお年寄り男子。
キングのヒナちゃん、お母さんといっしょにこんな感じでしたが、
もこふわ幼綿羽が抜けて、亜成鳥に大変身! でもまだお母さんの後を追いかけがちです。
奧側がヒナ改め亜成鳥。手前はお母さん。亜成鳥はキングペンギン独特の色が地味めです。越前松島水族館。
長年のカレを奪われた『マユゲちゃん』、それでも諦めてない? いったんは追い払われましたが、遠回りして元カレ『いちやん』の後ろに回り込みました。
謎(番号が見えない)女子キングは抱卵姿勢ですが、じつは疑似抱卵。エアたまごです。カキ氷のかたまりをハラの下に詰め込んでました。おなか、冷えないのかな。
「あかんわこれー。」 『いちやん』と謎女子に追い払われる『マユゲちゃん』。『いちやん』争奪戦に敗れたことが、これで明らかになりました。
原則毎回ペアの相手を選び直すキングですが、ペアになってしまえば強い絆を持ちます。いつものカレも例外はなかったのでした。(初めてご覧になる方へ: 海遊館ではペンギンに名前をつけていません。私の私的な呼び名です。)
今期の『マユゲちゃん』、気の毒なことは、換羽が遅かったみたいなんです。通常、換羽が終わった個体から婚活に参加するので、出遅れるとお目当ての個体が他者に取られてしまうことに。
次回はラスト回です。
「えーっ、なにそれ?!」 驚く『マユゲちゃん』。『いちやん』が抱卵姿勢の謎女子の横に立ちました。『いちやん』は謎女子の相方だったの? さあ、どうなる?
『マユゲちゃん』の目は、目みたいな黄色斑点のすぐ下にあります。海遊館ではペンギンに個別の名前をつけておりません。私はお気に入りペンギンには密かに名前をつけて呼んでおります。『マユゲちゃん』は200、『いちやん』は001。謎女子は番号がよく見えませんでしたが200番台で、『マユゲちゃん』の後輩のようです。
私のお気に入りキング、密かに名づけて『マユゲちゃん』の婚活シーズン、続きです。
いつものカレ『いちやん』が抱卵姿勢の女子に接近。『いちやん』についてきた『マユゲちゃん』、「近づくとどつかれるで」と言っているような。抱卵中の個体は、ペアの相方以外の接近を全て排除します。
ところで、『マユゲちゃん』の目のように見えているのは、目ではなくて黄色いマユです。
しかし。『いちやん』がこれだけ接近しても、抱卵女子は威嚇も攻撃もしないどころか、これはまるでペアのようではありませんか!
『マユゲちゃん』視線なので、この個体は『謎の女』。個体番号が見えませんでしたし。
前回ご紹介申し上げた海遊館の女王様ペンギン『マユゲちゃん』、今期婚活シーズンはいかに? (以下、ペンギンの名前は全て私が勝手につけた呼び名です。)
7月のある日、なじみのカレ『いちやん』と一緒で満足げな『マユゲちゃん』(右)。今年もペアになったのかな?
ペアの集まる壁際にやって来た『いちやん』。しっかりとついてきた『マユゲちゃん』。そっかー、やっぱりここで場所取り?
キングペンギンは原則毎シーズン相手を選び直しますそうで。でも、野生ならともかく、場所と個体数の限られた飼育環境では、好きな個体やなじみのお相手が決まってしまうこともあるようです。この2羽もそんなふうでした。
ご参考までに、『いちやん』は個体番号が1番です。