飛び降りる?飛び降りない? 迷っているっぽいフンボルトと、今にも押しそうなフンボルト。名古屋東山動植物園の昔のペンギンプールにて。
旭山動物園のジェンツー、左はこれから足で顔を掻こうとしているオトナ、右は胸のあたりをクチバシで整えている亜成鳥。オトナの顔、よく見ると目の周りが黄色っぽいです。顔の黒い羽が一足先に抜けちゃったようです。亜成鳥は今度換羽したらオトナと同じ白いアイリングが現れるはずです。
さて、足とクチバシのオレンジイエローが目印のジェンツーですが、お口の中も同じ色です。ちょっと口を開けたその中、見えますか?
おたる水族館です。モデルのジェンツーは新人で、名古屋港水族館のフリッパーバンドをつけたままでした。
おたる水族館の雪上散歩に飛び出してくるジェンツー、元気いっぱいです。雪の上にクッキリと目立つオレンジ色のクチバシと足が、ジェンツーの目印カラー。
今回も何ペンギンでしょう? 場所は京都水族館です。
ケープペンギンです。ケープは目の上にピンク部分、そして基本的に胸に一本線です。この個体は薄い細線が短く出ていますが、もっとしっかりとした黒線が両側につながって二本線になっている個体もたまに見かけます。そうするとマゼランペンギンみたいなんです。
ではこちらは? 場所はバードランド、石組みのちょっとしたテラスでおやすみ中です。
フンボルトペンギンですね。クチバシの付け根周りがピンク色です。そして、胸に一本線。フンボルトの場合、この黒線が極太だったり極細だったりすることがありますが、二本線になっている個体は、私は見たことがありません。
さて、こちらは何ペンギンでしょう?
フンボルトペンギンです。モデルはおたる水族館の1羽。フンボルトは、胸に1本線、クチバシの付け根まわりにピンクのお肌が見えているのが目印。
では、こちらは何ペンギンでしょう?
ケープペンギンです。マリンピア松島水族館(今はありません)にて。ケープペンギンは胸に1本線と、目の上にピンクのお肌が目印です。
越前松島水族館、旧プールでの写真です。ガッシリとしたフンボルトが悠々と歩いています。
背中とフリッパーはちょっと茶色みのある黒、そしてクチバシの付け根まわりがピンク。このピンク部分は羽が生えてなくて皮膚が露出しているのです。放熱のためだと考えられています。
撮影は2月ですが、これが一年を通じてよく見られるフンボルトの姿かと思います。
こちらも別個体ながら越前松島のフンボルト。スッキリとした黒、クチバシの付け根はピンク?というより白? シッポの羽も、上の写真のよりも長いんじゃ?
じつは、この個体は換羽終了直後(真夏)でして、新品の羽はこんな色だったのです。クチバシの付け根にも細かいうぶげのような白い羽が生えていて、白っぽく見えます。この部分の羽はやがて抜けてしまいます。
ペンギンはどの種も年に一度、全身の羽が生え替わります(換羽)。フンボルトの場合は夏のことが多いようです。換羽中は抜ける羽が盛り上がり、ちょうど換毛期の柴犬みたいにモサモサになります。
越前松島水族館、旧プールのフンボルトたち。気温が上がって暑いので、クチバシを開き気味にして口呼吸をしています。鼻呼吸よりも体温が放出しやすいからだそうです。
彼らはもともとチリやペルーの海岸沿いの、乾燥した地域に棲むペンギンです。野生棲息地が日本と同じ温帯なので、日本の屋外で過ごしていても大丈夫。それでも、ゆっぱり暑い時は暑い、ですよね。
名古屋港水族館でのかつての光景。ジェンツーが屋外にお出ましになってました。さて、彼らは微妙な違いがあります。手前の1羽には、頭のリボン模様からつながって目の周りに白い縁取りがあります。奧の2羽は、目の周りに白い縁取りがありません。奧の2羽は亜成鳥です。まだまだ御子様なので、好奇心旺盛で活発に動きます。
ペンギンはヒナ姿を卒業して一年くらいの間は、成鳥(オトナ)とはちょっと違う色や模様をしています。他の鳥でも、期間はいろいろなのでしょうが、亜成鳥はオトナと違う姿をしています。
越前松島水族館、お散歩に出てきたキングたち。歩くときは前に続いてゾロゾロやって来るのですが、立ち止まるとそれぞれ違う方を向き、気になることは確かめてみたりしてます。
水中を優雅に進むキング。チラッとこちらを見てくれました。
こちらは同僚キング、窓に近寄りすぎて、向きを変えるときにヘンなかっこうになっちゃいました。
福岡市動物園、昔はキングペンギンがいました。最後に見た時は4羽いて、彼らは旭山動物園に移りました。