先日の独日協会の親睦会において酔っ払った大臣の話をした。自殺した総理大臣候補の父親や失態辞任後の大臣の自殺の頻度などを、日本人の飲酒に対する考え方や実態などを交えての話となった。
日本人は私生活における酒飲みに甘い反面、BMWの工場で昼飯にビールが出るなどはトヨタなどではありえないように、日本人特有の分解酵素欠乏のためか仕事中の飲酒は到底考えられず、飲酒運転の行き過ぎた厳罰化はそうした独自の飲酒に対するモラルとして存在していることが挙げられた。
飲酒に対する厳しい姿勢はある意味イスラム教徒にも似ているが、自殺による贖罪も腹切りとして世界的に有名な日本名物である。そしてこれは芸者文化興味などよりも遥かに現在の日本の政治社会状況の実態を示しており、致し方ない感情を持つのは私だけではないだろう。
同時に戦後教育や戦後の史観の独日における差異に言及されたが、これに関しては裕仁天皇はヒットラーの国家社会主義者とは異なりむしろ第三帝国にてクーデターを試みた守旧派と変わらない訳で、その荒唐無稽の皇国観は別にして、必ずしも「処刑にすべきであったする意見」には組みしない。
しかし、現在頻繁に起きるような自殺行為は、明らかにその皇国観が武家社会とは無関係であったのと同じように、全く武士道とは異なるものである。ある意味、黒澤監督が自らの作品「七人の侍」を真似した米国映画の「ならず者」と「本物の侍」を一緒にされては適わないと激怒したように、混同されては甚だ迷惑千万なものなのである。
現在の自殺による自慰行為には、封建社会における「改易」が無い事自体が形式的にも片手落ちであり、こうした考え方がイスラムにおけるそれに比べても如何に現代の法秩序とは相容れないかが分かるであろう。そもそもそうした自殺をする連中と、武士精神はなんらかかわりが無い訳で、最も近い例は中共で行なわれている公開処刑の方法であるに違いない。
伝統だ固有の歴史だと言う輩が本当に歴史を背負っている場合など極稀であるに違いない。
参照:
“笑っちゃう”でB層のルサンチマンを煽り (toxandoria の日記)
政界のリスク・マネジメント (Today's Crack)
いまごろほぼ日の (たるブログ)
おこちゃま言葉の日本国 2009-02-18 | 雑感
幼児化の文化教育政策 2009-01-20 | マスメディア批評
日本人は私生活における酒飲みに甘い反面、BMWの工場で昼飯にビールが出るなどはトヨタなどではありえないように、日本人特有の分解酵素欠乏のためか仕事中の飲酒は到底考えられず、飲酒運転の行き過ぎた厳罰化はそうした独自の飲酒に対するモラルとして存在していることが挙げられた。
飲酒に対する厳しい姿勢はある意味イスラム教徒にも似ているが、自殺による贖罪も腹切りとして世界的に有名な日本名物である。そしてこれは芸者文化興味などよりも遥かに現在の日本の政治社会状況の実態を示しており、致し方ない感情を持つのは私だけではないだろう。
同時に戦後教育や戦後の史観の独日における差異に言及されたが、これに関しては裕仁天皇はヒットラーの国家社会主義者とは異なりむしろ第三帝国にてクーデターを試みた守旧派と変わらない訳で、その荒唐無稽の皇国観は別にして、必ずしも「処刑にすべきであったする意見」には組みしない。
しかし、現在頻繁に起きるような自殺行為は、明らかにその皇国観が武家社会とは無関係であったのと同じように、全く武士道とは異なるものである。ある意味、黒澤監督が自らの作品「七人の侍」を真似した米国映画の「ならず者」と「本物の侍」を一緒にされては適わないと激怒したように、混同されては甚だ迷惑千万なものなのである。
現在の自殺による自慰行為には、封建社会における「改易」が無い事自体が形式的にも片手落ちであり、こうした考え方がイスラムにおけるそれに比べても如何に現代の法秩序とは相容れないかが分かるであろう。そもそもそうした自殺をする連中と、武士精神はなんらかかわりが無い訳で、最も近い例は中共で行なわれている公開処刑の方法であるに違いない。
伝統だ固有の歴史だと言う輩が本当に歴史を背負っている場合など極稀であるに違いない。
参照:
“笑っちゃう”でB層のルサンチマンを煽り (toxandoria の日記)
政界のリスク・マネジメント (Today's Crack)
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