Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

乾杯!選挙!プファルツ力

2009-08-27 | 歴史・時事
交差点のドイツ社会民主党の広告が気になる。教育問題のスローガンについては既に触れたが、その後も気になるのだ。若い娘の写真が気になると云うよりも、その胸元のそれほど深くはない谷間の入口が気になるのである。

選挙におけるイメージはスローガンだけでなく視覚的なものであるのは間違いない。しかし、この写真は大変微妙な印象を与える。しっくり来ないのである。モデルの女性への個人的嗜好とは別に、ぴちぴちとした若さと将来への希望が前面に出ている訳ではなく、「安定志向と革新の無い社会」を目指している印象が逆に不安感を与える。それは大衆高学歴社会への政策を訴えるようなスローガンにふさわしい映像だからだろう。そこには動的なダイナミックな時が無いのである。西欧社会主義にいかに将来が無いかを表わしているかのような看板だから苦になるのである。

それに引き換えカトリックの町フォルストの入口にある保守政党の看板は直ぐに気に入った。私が常日頃使っているプファルツヴァインのスローガンをパロディー化*した文字が光る。前者の「乾杯!プファルツ」に対して「選挙!プファルツ」なのである。候補者と首相が並んだ大きな写真などはもう目に入らない。「我々には力がある」と嘯く保守党の政策など、そうしたものなのである。



*もう一度看板の横を車で通ると、オリジナルのフレーズであった。逆にパロディーと勘違いさせるところが味噌なのかも知れない。一口ドイツ語講座:

Zum Wohl. Die Pfalz. が Zur Wahl. Die Pfalz. と見えるのである。
コメント
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