南ワイン街道にあるレープホルツ醸造所へ予約していたグランクリュを取りに行った。昨年は、疎らな開花から収穫が少なく、更に南の方の地所では雹被害で殆どやられてしまったので、予約していたグランクリュは特別に貴重なものとなった。
激しい酸を我慢して酸が分解するまでぶら下げておいた価値があったのだろう。その傾向は同じ遅摘みのリースリングにも表れていたが、雑食砂岩土壌からのリースリングを流石に見事に造り上げていた。
2009年産のように生一本のミネラル風味は現時点では酸の後ろに隠れてしまっている。しかし将来性では十年以上経っても新鮮さは変わらないであろう。ただし、そこまで楽しみを先に延ばして購入する者は余程の数寄者であり、酸が丸くなる寧ろ雹の被害を一部受けたであろうロートリーゲンス土壌のものや石灰交じりの土壌からのリースリングの方が受け入れられる余地は大きかったであろう。
しかし、我々からすれば二十年に一度も無いこうした酸の年のそれは只美味い不味いの飲み心地の範疇で選択できないのである。それでも試飲会は天気が今一つに限らず大盛況であった。
実は遅摘みのリースリングのリースリングを確保しておこうと思ったのだが、試飲してみるとやはりまだ楽しむには早いことが分ったのである。最低二年は待たなければ本当の味は出ないので、先行投資ならばある程度確保してあるリースリングがあるので先ずは断念した。そして、最も単純なハウスワインである雑食砂岩からのリースリングを買い足した。
初めの頃から漬物のようなおかしな味が2010年独自の酢酸のような酸に包み込まれていたが、だんだんと開いてきてワインらしくなってきているのであった。今年最も消費している私のスタンダードワインである。
激しい酸を我慢して酸が分解するまでぶら下げておいた価値があったのだろう。その傾向は同じ遅摘みのリースリングにも表れていたが、雑食砂岩土壌からのリースリングを流石に見事に造り上げていた。
2009年産のように生一本のミネラル風味は現時点では酸の後ろに隠れてしまっている。しかし将来性では十年以上経っても新鮮さは変わらないであろう。ただし、そこまで楽しみを先に延ばして購入する者は余程の数寄者であり、酸が丸くなる寧ろ雹の被害を一部受けたであろうロートリーゲンス土壌のものや石灰交じりの土壌からのリースリングの方が受け入れられる余地は大きかったであろう。
しかし、我々からすれば二十年に一度も無いこうした酸の年のそれは只美味い不味いの飲み心地の範疇で選択できないのである。それでも試飲会は天気が今一つに限らず大盛況であった。
実は遅摘みのリースリングのリースリングを確保しておこうと思ったのだが、試飲してみるとやはりまだ楽しむには早いことが分ったのである。最低二年は待たなければ本当の味は出ないので、先行投資ならばある程度確保してあるリースリングがあるので先ずは断念した。そして、最も単純なハウスワインである雑食砂岩からのリースリングを買い足した。
初めの頃から漬物のようなおかしな味が2010年独自の酢酸のような酸に包み込まれていたが、だんだんと開いてきてワインらしくなってきているのであった。今年最も消費している私のスタンダードワインである。