Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

シーズン終わりのセールス

2013-01-30 | 
いつもの四半期CD落穂ひろいの時期がやってきた。ニッパチは世界中売り上げが落ちるので、シーズン終わりのセールとなる。それに合わせて、身売りが決まったEMIなどがBOXを出している。

先ず目についたのがヴァージンレコードのヒリヤードアンサムブルの七枚組であるが、その中の素晴らしい三枚はオケゲムとデプレの曲として既に所持している。レギュラーでは買っていないと思うが、今回は全部合わせて17ユーロだからお買い得だ。持っていない録音の三枚はルッソーの曲で、買おうかと思ったが曲を持っているので止めることにする。私のCDの買い漁りは、先ずは曲の録音を持っていないことが基準となる、そして録音を所持していない曲のデジタル制作録音のレファレンスレコーディングを割安で買うことである。つまり、たとえ四枚組としても価格的には購入する価値があるのだが、ヒリヤードはポリフォニーの演奏をする時と比較すると、ルッソーのハモリは誰でも他のグループでも十分に綺麗に歌えることからすれば、それほど購入する価値はなくなった。

サイモン・ラトルエディションのブリテンも面白いかと思ったが、新ヴィーン学派に興味が向かった。これも一枚は重なるが、五枚組の二枚はベルリンでの「グレリーダー」のライヴ録音である。その他はバーミンガムでの録音で、どうしても買っておきたいとは思えない。

プッチーニのトスカとか、キッテルのカンタータなども候補に挙がる。それでも視聴すると決め手に欠けるのである。アルバン・ベルク四重奏団へのオマージュも大した寄せ集めではなく、同じ演奏家ならばモーツァルトの四重奏曲集がピアノ五重奏なども入っていて面白い。

それだけでは七枚組16ユーロなので送料が無料にならない。そこで、亡くなったグスタフ・レオンハルトのチェンバロでのバッハのイギリス組曲集とパルティータを見つける。ピアノでも演奏されている曲であるが、チェンバロで改めて勉強してみたいと思った。いつもの生真面目な演奏実践であるが、なにかそれが曲想にあっていそうなのだ。ハルモニアムンディーでもソニーでも無くヴァージンレコードのこれが試聴では故人の録音としては最も良い感じである。四枚組10ユーロである。

もう一つ見つけて同時発注してしまいたいのは、ハイドンの十字架の最後の言葉の四重奏曲版で企画もののCDである。価格は一枚で5ユーロもするので安くはないが、自動車クラブの割引で帳消しになる。

これで〆て12CDs、24ユーロ程度となった。安いのは良いが発掘選択に時間が掛かり過ぎる。



参照:
僅かばかり早い、冬篭り 2012-10-15 | 暦
あまり気にならない性分 2012-12-05 | 文化一般
コメント (2)
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