いよいよ「オテロ」の初日だ。今回は遅めの第二クールに出かけるので若干のんびりしている。だから先ず三幕四幕の楽譜に目を通す。キリル・ペトレンコのイタリアものとしてはミュンヘンで三作目である。ヴェルディはこの先の「トリスタンとイゾルテ」を鑑賞する前にとても参考になるかもしれない。「トリスタン」で成功している指揮者はこの作品でも成功しているかもしれない。そのあたりも初日の楽しみだ。
一幕二幕でLPで気になった点は強弱記号が悉く無視されて演奏されていることだった。一体どのような顔をしてディレクターが座っっていたのだろうかと思ったが、三幕ではそうした通常の書き込み以上のとても整理された楽譜が適格な指示を出している。これをどのように無視出来るものだろうか。更にそこにカルロス・クライバーが書き加えさせたように、そのフレージングの扱いさえ守っていれば全く心配がいらないはずだ。プログラム紹介の時にキリル・ペトレンコは作曲家自身が正確に書き込んだ文献を漁るとしていたが、なるほどこの楽譜の決まり方を見ているとそういう気持ちにさせる。またそこで指摘されたように大器晩成のまさしく経験豊かな筆は、なにも三幕の三重唱のあまりにも素晴らしい筆さばきや「ファルスタッフ」を思い起こさせる拍、拍節だけにあるのではない。
和声の適格さもこれほど素晴らしいオペラはそれほどないと思われる。反面このLPで聞かれるものは、まるで旋律のサビに向けてまるでブルックナーのように生成しているような演奏である。おそらくそのように聞こえるのにはそれなりの原因があるのだろう。しかしはっきりと今日の演奏に期待されるものは、楽譜を徹底的に正確に音化することであり、読み方としてはおそらくパパーノでも出来ていることでも、実際に音にするのはとても難しいと思う、そこである。少なくとも楽譜を見ていればそれほどおかしな演出などはできないと思う。それほど正確に書き込まれている音楽作品だ。
ぎりぎり初日前にSSDのノートブックが使えるようになった。想定よりも一日余分にかかったが、後の問題はヴィジュアルC++関連と見通しがついていたので加速して問題解決した。先ずはキャストで音出ししてみると以前のHDDよりも音がいい。低音がしっかりして有線のLINUXと似た感じになってきた。勿論ディスクが音を変えるのではなくて、出来る限りデジタル放送信号を弄らずにアウトプット出来ているのだと思う。結局レアルテックもインストールして使っているが、無駄な調整などなくマイクロソフトのプログラムの中に織り込まれる形になっている。取り立てて短絡出来たような様子はないのだが、音質が変わっているのは確かだ。今回はメディア再生・録音にも最初から留意するようにインストールしていったので、よかったのかもしれない。やはりミニノートブックとはまた違った透明性もあることに気が付いた。
これで初日の放送は単一回線から二種類のコムピューターで録音を試せそうだ。LINUXの方は動作が安定しているので放っておいても完録出来るだろう。SSDの方は様子を見ながらだが、以前あったような音飛びがあるかどうかが判断点だろうか。クリーンインストールとはいっても既に46GBと消費している。HDDの方が六年目ほどで50GB以下であるから、基本的なオペレーションシステムやアプリケーションでこれだけの大きさになるのが分かる。こうなれば逸早くNASを新調して、データ類は直ぐに机上から片づけるシステムに改めなければいけない。
参照:
無用の長物TV受信機 2018-11-18 | 生活
久しぶりのオテロ感 2018-11-16 | 生活
一幕二幕でLPで気になった点は強弱記号が悉く無視されて演奏されていることだった。一体どのような顔をしてディレクターが座っっていたのだろうかと思ったが、三幕ではそうした通常の書き込み以上のとても整理された楽譜が適格な指示を出している。これをどのように無視出来るものだろうか。更にそこにカルロス・クライバーが書き加えさせたように、そのフレージングの扱いさえ守っていれば全く心配がいらないはずだ。プログラム紹介の時にキリル・ペトレンコは作曲家自身が正確に書き込んだ文献を漁るとしていたが、なるほどこの楽譜の決まり方を見ているとそういう気持ちにさせる。またそこで指摘されたように大器晩成のまさしく経験豊かな筆は、なにも三幕の三重唱のあまりにも素晴らしい筆さばきや「ファルスタッフ」を思い起こさせる拍、拍節だけにあるのではない。
和声の適格さもこれほど素晴らしいオペラはそれほどないと思われる。反面このLPで聞かれるものは、まるで旋律のサビに向けてまるでブルックナーのように生成しているような演奏である。おそらくそのように聞こえるのにはそれなりの原因があるのだろう。しかしはっきりと今日の演奏に期待されるものは、楽譜を徹底的に正確に音化することであり、読み方としてはおそらくパパーノでも出来ていることでも、実際に音にするのはとても難しいと思う、そこである。少なくとも楽譜を見ていればそれほどおかしな演出などはできないと思う。それほど正確に書き込まれている音楽作品だ。
ぎりぎり初日前にSSDのノートブックが使えるようになった。想定よりも一日余分にかかったが、後の問題はヴィジュアルC++関連と見通しがついていたので加速して問題解決した。先ずはキャストで音出ししてみると以前のHDDよりも音がいい。低音がしっかりして有線のLINUXと似た感じになってきた。勿論ディスクが音を変えるのではなくて、出来る限りデジタル放送信号を弄らずにアウトプット出来ているのだと思う。結局レアルテックもインストールして使っているが、無駄な調整などなくマイクロソフトのプログラムの中に織り込まれる形になっている。取り立てて短絡出来たような様子はないのだが、音質が変わっているのは確かだ。今回はメディア再生・録音にも最初から留意するようにインストールしていったので、よかったのかもしれない。やはりミニノートブックとはまた違った透明性もあることに気が付いた。
これで初日の放送は単一回線から二種類のコムピューターで録音を試せそうだ。LINUXの方は動作が安定しているので放っておいても完録出来るだろう。SSDの方は様子を見ながらだが、以前あったような音飛びがあるかどうかが判断点だろうか。クリーンインストールとはいっても既に46GBと消費している。HDDの方が六年目ほどで50GB以下であるから、基本的なオペレーションシステムやアプリケーションでこれだけの大きさになるのが分かる。こうなれば逸早くNASを新調して、データ類は直ぐに机上から片づけるシステムに改めなければいけない。
参照:
無用の長物TV受信機 2018-11-18 | 生活
久しぶりのオテロ感 2018-11-16 | 生活