鞍部まで上がると白いものがチラついた。夜中には降っていたかもしれないが、白いものを見るのは初めてだった。今年は暖かい。それでも摂氏三度は裸では堪える。頂上まで行かずに半分を走っただけでが、それでも結構辛い。それで愈々ゴールも見えてきたと思ったら滑った。下りで躓くでもなく滑ったのは初めてで、どうなるかと思ったが身体を捩って手袋の手をついたのでショックは弱かった。明後日ぐらいにどこか痛まなければと思う。先ずはショーツからフリースまで泥が付いた。手袋も洗ったところなので痛い。
コロナ新規制でメールが入っていた。日曜日の私の出かけるものはそのままマスク付きで更にテストをしての開催が決まった。一体何重苦なのだと思う。25ユーロ程出したが、もう行かない。土曜日だけ無事に検査を受けて用を足したいと思う。何割ぐらいの人が来ているかが見ものだ。それでも訪れる人は余程の暇人が本物だと思う。少なくとも灯を消さないように支援の気持ちが強い支援者であろう。その辺りも確認してきたい。
東京の新国立歌劇場の報告などを見ていると、オペラごっこの域を出ていないのが分かる。三十年以上の少なくない投資に見合うものとは到底思われない。頻繁に演出云々への批判を聞くのだが、そもそも音楽がなっていないオペラ上演など価値がある訳もなく、芝居の方が遥かにマシである。更に音楽劇場となると、日本の人はより演出をイメージするのかもしれないが、やはり核は音楽である。
結局音楽が拙いと下手な歌芝居にしかならないのである。それでどれほどマンハイムの市立劇場には失望させられたことか。だからきっぱりと言えるのである。伝統芸能などに慣れている向きには音楽劇場というのが理解し難いものなのかもしれない。クラシックと言っても決して音楽は同じではないのだ。演出なんてそのコンセプトこそ重要であって、それほど重要でない。聴衆よりも歌手が舞台で演じやすいように即ち歌いやすいようにあるようなものだ。それをとやかく言うのは矢張り音楽を理解していないというのに過ぎない。更に落ちがどうとかの話題になると、落語かと思う。少なくとも私の読んでいるような間違いなく初日を報告する高級紙ではそのような配慮を読んだこともない。
そもそも私が日本にいては駄目だと思ったのが東京での「影の無い女」への不理解ぶりだったから、数十年で日本人が変わる筈がない。そしてマンハイムで失望して仕方がないのでミュンヘンやシュトュツガルトにも出かけ、ザルツブルクで漸く開眼した。しかしミュンヘンに通うようになって漸くオペラ劇場が分かるようになった。要するにお客さんも熱心に通うだけではなくて頂点を経験しないと学べないことが沢山あるのだ。だから出来るだけ祝祭劇場であるバーデンバーデンにおいてもその質を上げるように貢献したいとは思っているが、矢張り援軍がなくては難しい。私が方々でお客さんに声を掛けるのはそれ故である。
水曜日に購入したラントブロートは悪くはなかった。夕刻購入した割には温かく感じたのはなぜだろうか。少なくともまだパサパサしていなかった。塩加減なども概ね順当で、バターだけで楽しめた。午前中に出かけてブロツェンなどを食してみないと判断は下せないが、少なくとも立ち寄るだけの価値はある。カードで払えないか尋ねてみたい。ダムプヌードルは冷えていたが塩気も抑えられて余りべとべとせずに美味かった。
参照:
パン屋への道のり 2021-09-10 | 生活
1928年創業パン屋の廃業 2021-06-09 | 生活
コロナ新規制でメールが入っていた。日曜日の私の出かけるものはそのままマスク付きで更にテストをしての開催が決まった。一体何重苦なのだと思う。25ユーロ程出したが、もう行かない。土曜日だけ無事に検査を受けて用を足したいと思う。何割ぐらいの人が来ているかが見ものだ。それでも訪れる人は余程の暇人が本物だと思う。少なくとも灯を消さないように支援の気持ちが強い支援者であろう。その辺りも確認してきたい。
東京の新国立歌劇場の報告などを見ていると、オペラごっこの域を出ていないのが分かる。三十年以上の少なくない投資に見合うものとは到底思われない。頻繁に演出云々への批判を聞くのだが、そもそも音楽がなっていないオペラ上演など価値がある訳もなく、芝居の方が遥かにマシである。更に音楽劇場となると、日本の人はより演出をイメージするのかもしれないが、やはり核は音楽である。
結局音楽が拙いと下手な歌芝居にしかならないのである。それでどれほどマンハイムの市立劇場には失望させられたことか。だからきっぱりと言えるのである。伝統芸能などに慣れている向きには音楽劇場というのが理解し難いものなのかもしれない。クラシックと言っても決して音楽は同じではないのだ。演出なんてそのコンセプトこそ重要であって、それほど重要でない。聴衆よりも歌手が舞台で演じやすいように即ち歌いやすいようにあるようなものだ。それをとやかく言うのは矢張り音楽を理解していないというのに過ぎない。更に落ちがどうとかの話題になると、落語かと思う。少なくとも私の読んでいるような間違いなく初日を報告する高級紙ではそのような配慮を読んだこともない。
そもそも私が日本にいては駄目だと思ったのが東京での「影の無い女」への不理解ぶりだったから、数十年で日本人が変わる筈がない。そしてマンハイムで失望して仕方がないのでミュンヘンやシュトュツガルトにも出かけ、ザルツブルクで漸く開眼した。しかしミュンヘンに通うようになって漸くオペラ劇場が分かるようになった。要するにお客さんも熱心に通うだけではなくて頂点を経験しないと学べないことが沢山あるのだ。だから出来るだけ祝祭劇場であるバーデンバーデンにおいてもその質を上げるように貢献したいとは思っているが、矢張り援軍がなくては難しい。私が方々でお客さんに声を掛けるのはそれ故である。
水曜日に購入したラントブロートは悪くはなかった。夕刻購入した割には温かく感じたのはなぜだろうか。少なくともまだパサパサしていなかった。塩加減なども概ね順当で、バターだけで楽しめた。午前中に出かけてブロツェンなどを食してみないと判断は下せないが、少なくとも立ち寄るだけの価値はある。カードで払えないか尋ねてみたい。ダムプヌードルは冷えていたが塩気も抑えられて余りべとべとせずに美味かった。
参照:
パン屋への道のり 2021-09-10 | 生活
1928年創業パン屋の廃業 2021-06-09 | 生活