Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

フランス美人へメール送付

2013-08-16 | 
リヨンのフランス美人にメールを書いた。教えてもらっていたメールアドレスに出すと直ぐに宛先不明で戻ってきた。二か所だけ危うい部分があるのだが、誕生日の数字の二ケタ目は明らかにOの小文字なのである。その後に月のローマ数字が付くのは説明で分かっていたが、最初の名前の短縮形は外国人にとってはネットを見ても確信は持てない。それでも、誤りは二ケタ目が0だと推測した。

今のところメールが戻ってこないので先ずは間違いないだろうが、教育を受けたリヨンで働く女性が書き示したメールアドレスとしては可成りお粗末で、笑い話にできる大ボケである。恐らく紙でメールアドレスを男に教えるということもあまりなさそうで、全く彼女のキャラクターを表しているようで面白い。賢そうで仕事の出来そうな美人の彼女が、何故か独り者でいるのも理解できそうである。まあ、それぐらいのボケでないと、私などはお近づきになるチャンスが全く見当たらない。

メールだけでなく、PCが故障していたというから、明らかの事務系の仕事場でもあまりコムピューターを使いこないしているようではないのだが、リヨンあたりでもまだまだそのような職場が多いのかとも思う。

彼女の写真はシャモニからは六枚ほど、そしてそれ以前のを選ぶ。そうして彼女の写真を探してみると、なるほど今回の印象でふくやかになった印象が強かったのだが、意外にヘアースタイルなどで以前の方があまり明るくない髪の毛も相俟って個性や表情が強すぎるように思える。なるほどあの感じなら近づき難かった筈だ。今回接近できたのもシュートカットにした彼女側の変化にもあるに違いない。

さて、送ったメールを彼女がダウンロードするのはいつになるだろうか?自動受け取り返信も返してくることかどうか?なんとなく間が伸びたその感じも今の彼女にはとても似つかわしく、微笑ましく思わせる。そうしたユーモアの溢れる男女関係を容易に築くような習慣がつくと、なにも美人女性だけでなくて、若い女性とも通じ合いやすい。これから手書きの招待状を完成させるべく、習字の練習に励むのである。



参照:
美人ゆえに場が嵩んでも 2013-07-26 | 女
しなやかに口説きたい 2013-08-12 | 女
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完全に夏は終わりそう

2013-08-15 | 文化一般
朝晩は寒くなってきた。半袖半ズボンでは寒いのでガウンなどを羽織る。それでも寒いので窓を閉めなければいけない。場所によっては、最低気温が一桁も大分低いところまで行っている。この地方で霜が降りることは無いであろうが、完全に夏は終わった。

そうなると冬支度となるが、まだまだ晩夏と初秋が繰り返す日々は続いて、快適で仕事の効率も上がるようになる。日本が暑いと聞くと、それゆえに移住した人間にはしたり顔となるのであるが、このところの都会の暑さの報道を見ると、わかっていながら必要な処置を打たなかった日本人の低能さが嘆かわしい。

あのような冷房地獄の暖機排出には様々な方策があるのだが、安直な商品や方法しか考えなかった企業や行政の愚かさは、正しく福一の一連の事故対応の方法と酷似していて馬鹿らしい。

持続性の無い社会や世界観しかないからこそその文化や文明は進化することが無いのが、正しく亜細亜のそれの特徴といってしまえばよいのかもしれないが、なぜそうした世界観しか抱くことしか出来ないかが最も興味ある関心ごとである。そこではありとあらゆる学問が砂のように指から通り落ちてしまうのである。日本人が自然科学をふくむ科学を自分のものにできない最大の理由である。

キャムプ場で、色々な話が出ていたが、人間が他の動物と異なったのはそうした少しずつの改良や工夫を重ねようとする積み重ねの進化であるとする極一般的な見解が出た訳であるが、標高二千メートル近い場所でキャムプした晩に久しぶりに満天の星空を見上げていて、改めてその宇宙的な広がりに覚醒するのであった。

ああした満点の夜空も失い、不夜城のような社会に住んでいたのなら、更に人間の知能は低下していき、想像力や創意工夫などが退化してしまうに違いない。なぜ、環境が大切であるか、持続可能が大切であるかは、そこから帰納すれば誰でもわかることなのである。



参照:
サウナのような大気 2013-06-19 | アウトドーア・環境
取り敢えずのフットワーク 2012-08-21 | 女
暑さでのびそうになると 2012-07-27 | 暦
寒い夏をなんとか凌ぐ方法 2010-07-26 | 暦
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ぺドフィリア合法化の綱領

2013-08-14 | 文化一般
緑の党に関してまた面白い記事が載っている。その1980年の創立当時の少年少女愛に対する解放を謳っていた党の綱領の資料への調査結果が、ヴィースバーデンで立候補する自由党の女性議員の立候補断念に結びついたとう話である。選挙前の動きの一つでもあろうが、カトリック教会の罪との関連もあり、第三者であるゲッティンゲンの教授による調査結果の波紋である。

その女性こそは、十七歳のときに十齢上の教師と性的交渉を持ち、更に十四歳の少女との性的交わりをして、それら行動を青少年保護に関する処罰からも解放しようとしていた自由党のヘッセン左派青年グループの理事をしていた、既に二人の子供を持つ五十過ぎのお母さん政治家である。

波紋は今回自由党へと及んだのであるが、そもそも緑の党が創立当時は過激な解放主義のイデオロギーに固まっていたことが、以前から指摘されていたヴェストファーレン州の支部だけでなく、ラインラントプファルツなど全国的な綱領として存在していたということが明らかになったのである。

そもそもペドフィリアは、性的倒錯の一つとして認識されていて、同性愛と同じように弱者の立場として、1980年ごろには認識されていたということである。その背後には強いフェミニズムの影響もあって、上のような女性が政治的な発言力を持ちえたのであった。

現在から1968年以降の性の解放やその他の解放の歴史を振り返ると、現在においては完全に犯罪として扱われる行為がタブーを打破する政治文化的な運動として存在していたことは、ドイツのそれがフランスのサルトルらの実践活動に支えられていたことでも認識できる - 当時のフランス映画などを観ると、所謂思春期・青春映画などを越えた踏み込み方をしているものが少なくないことでも分る。その一方において、なるほど同性愛の政治家は票こそ得ても票を失うことが無くなった現在の連邦共和国において、ペドフィリアは触法して刑事罰を受けるという甚だ異なる事情がある。

それでも、イタリアのベレスコーニに限らず、毎日のように社会的に地位があったり有名人である人物がこの罪で訴追されているような状態は可也異常である。そして当時の緑の党の見解は、暴力的な行為が存在しない合意の上の性的な関係ならば許されるということになる。そして現在の緑の党の主要政治家もそれに賛成しているのである - 流石に連邦共和国の与党として現実路線を選択した時には、ペドフィリアは他の性倒錯とは一線を隔すことになるのだが、そのときに袂を分った左派はウルトラリベラルの所謂ニューレフトと呼ばれた層であったのだろう。

なるほど、エイズは別にしても子宮筋腫などの発症に早期の性行為の有無があるという見解は、医学的な実証が出来ていない限り、理論的に決して不健康とは断定できなかったに違いない。社会的・文化的な要因も含めて、当時の事情からすればまだまだ少子・高齢化社会の問題はそこに十分に加味されていなかったのも想像できる。実際のところ市民の健康や平均余命などを考えなければ、高齢化社会にもならずに少子化にもならない。戦乱や災害でどんどんと死人が出るような状況では、そもそも性の解放どころか種の保存が優先されるわけであり、緑の党が党是とする持続性ある社会や環境に繋がるようでこれまた面白い - 日本でも最近話題になった直接の被害者がいない児童ポルノ表現への規制問題は、そうした文化社会学的な視点まで遡らないと話にならないである。生殖活動のために夫婦や家族関係があるという視点からでは、少子化や高齢化問題は解決しない。少年少女の性生活以上に、そもそも高齢者の性ですらそれでは全く解決されないのである。



参照:
トラウマ脱出の二十歳の衝動 2013-06-27 | 女
普通の日本人たちの責任 2013-05-20 | 歴史・時事
破瓜する死の恐怖の興奮 2013-02-06 | 文化一般
三十路女は相手にしない? 2013-01-11 | 女
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ブルゴーニュらしいピノノワール

2013-08-13 | ワイン
足の筋肉に張りがある。だから、涼しくなったこともあり、ステーキを食した。通常のステーキを買うところが、古くなったフィレを同じ価格でオファーしてくれたので試してみた。牛フィレを購入することもないことはないが、価格もあり通常は本当に小さな欠片だけである。そして今回はその端の場所を250G以上購入した。

いつも食べる欠片が幾つも皿に乗ることになった。ワインは、先日開けたブルゴーニュとの比較で、ゼーガー醸造所ハイデルベルクのヘーレンベルク2008年ものSを合わせた。2008年は、熟成をさせることで特にその上のRが飲み頃であると奥さんから聞いていた。だから飲み頃は既に過ぎている瓶を開けたのだ。

アルコールは13.5%とかなり高めに醸造されていて、ベーシックの2008年の強さを想起させたが、内容は大分違った。その当時は知らなかったのだが、SはRに比較すると樽などによる仕上げに手間が掛かっているだけでRほどには良くはない。だからあまり期待していなかった。

さていざ空けてみると直ぐに開いてくるので、完全に瓶熟成していることが伺えた。しかし香りや味は決して全開と言うのではなく、繊細さがあって驚いた。前日試したジャンボール=ミュジニーの村名ものとは全く比較にならないほどブルゴーニュのピノノワールなのである。そのミントの葉に隠れるようなとても奥ゆかしいカシスなどの風味は、とても上品であり、先日の未成熟の果実の混合品のようなものとは比較にならない。それどころか細かな石灰質のミネラルが十分に感じられて、如何にその葡萄の木の質が違うかを如実に示してくれる。

2008年はドイツの赤にとっては決して容易な年ではなかった。とても難しい年だったからこそ、ベーシックのワインはアルコールの押しが強くて若干悪酔いしそうな雰囲気が強かったのである。しかし、流石に手間をかけた上位のものはそのような点を感じさせない仕事振りを示しているのである。比較にもならないが、ネゴシアンの集めたジャンボール=ミュジニーの村名ものの2010年の葡萄は未熟で酸に満ち溢れているのとは異なって、そうした酸などを一切感じさせないどころか、確りと背後で全体を支えているのである。

なるほど、Rクラスに比較すれば、奥行きに欠けるかもしれないが、2008年のクリストマン醸造所のシュペートブルグンダーSCを思い出せば到底比較にならないほどの瓶熟成とその質の高さを証明している。ゼーガー醸造所のピノノワールはドイツでは抜きに出ている。それどころか中途半端なブルゴーニュよりもはるかに本格的なブルゴーニュのピノノワールである。

さて、フィレの方は、流石に念を入れて焼く必要が無いので、青胡椒と塩で焼くことにした。古くなっているので味の熟成は進んでいるから、少々強めに焼いたがその柔らかさはまったく変わらなかった。このあたりがフィレのよさである。付け合せには塩じゃがで、簡単なサラダを合わせた。最高のソースは、バターと肉汁にピノノワールなのである。



参照:
早落としの村名ピノノワール 2013-08-01 | ワイン
クローンはピノノワール 2013-06-23 | 試飲百景
セメントが柔らかくなるように 2011-01-29 | 試飲百景
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しなやかに口説きたい

2013-08-12 | 
ブロンドの彼女に久しぶりに会った。短パンから伸びるその足は綺麗に小麦色になっていた。夏休みを日差しの下に過ごしたのだ。健康そのものの若い存在は、彼女のブロンド以上にとても眩しい。

彼女の協力もあって、デートに誘う切っ掛けをつくれた。そもそも恋愛は以心伝心が無ければ成立しない。いつもの日本食コースを出汁に使ったが、そのとても嬉しそうな反応は、「四月の愛しの人」以上で、残るは母親や親父さんなどの理解次第であろう。あのような笑顔を見せる彼女が、なぜ今まで男達に誘惑されずに、そっけない表情を振りまいてきたのかは七不思議なのである。

それでもどこか親切なところは、同性の老女などにも人気があることでも、知られる - お年寄りにラヴェンダーの手作りのわっかを貰っていたな。おそらく比較的年上の家族との付き合いがあるからだろう。長女であるとか、長女タイプであるとかと言うよりもそうした家庭環境の方に興味が湧くのである。その意味から、デートに連れ出すとするときの両親などの反応や本人の行動もとても注目点なのだ。

勿論私自身が彼女の父親の立場であったらとても気になってしまうかもしれないが、それ以上に落ち着いて確りした印象が強い娘さんなので、独立心も可也強そうな気がする。それは、反面その身体的な特徴とは反対に、腰が据わっているというか学級委員長的な雰囲気があるので察しがつくのである。

なるほど同年輩の男性からすれば、余程学年委員長的な男性で無い限り、彼女の前では尻込みしてしまうのかもしれない。特に昨年までの彼女のブロンドの髪を広げて垂らしたヘアースタイルからすると、圧倒感が感じられて、簡単にちょっかいを出すこともできなかったに違いないのである。なるほど、二十年も前であったなら、最初の時点で彼女の魅力は見出せなかったであろうし、その証拠に一年前ですら、どちらかというと苦手な感じがしていたのである。

それでも、玉石を見出す力が私にも備わるようになっていて、彼女からダイヤモンド輝きを引き出す一翼を担えたのは、年上男性の男冥利に尽きるというものである。それどころかまだまだ輝きを増す気配があり - そもそも顔立ちやそのプロポーションなどは全く悪くないどころか、造作の纏った小顔でバンビのようにしなやかで欠点が少ないことから作り方で次第でどのようにも変身しそうなのである。

現在の纏めたブロンドは、顔を小さく見せる効果が大きく、その造作がとてもバランスよく、表情に運動性と快活さを加えているが、そこに色香が備わって、服装などもフェミニンで大人っぽいものにすると、とても魅力的な雰囲気になるに違いない。とは言ってもである、先ずは現在の彼女のティーンエイジャー然としたしなやかさに魅了されているのである。

お互いに意識をするようになってから半年、試行錯誤をするようになってから三ヶ月ほどである。大抵は痺れを切らしてしまう若い娘が多い中で、じっくりとこちらの心理的な動きにあわせてくれたことだけでもとても嬉しいのだ。



参照:
ドイツ女性が足を魅せるとき 2013-06-12 | 女
トラウマ脱出の二十歳の衝動 2013-06-27 | 女
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精力絶倫へ一直線

2013-08-11 | 生活
結構疲れが溜まってきている。月曜日に帰宅後、初めて怪我をしてから木曜日に走って、金曜日は石切り場でトップロープばかり難しいものを登った。そして土曜日は久しぶりの嘗て訪れたことのある奇岩を調べた。岩の下部が湿っていたこともあり、殆ど大したところは登らなかったが、シーズン終わりまでに何回も訪れる心算である。

そして帰ってきて、足がとても疲れているのを感じた。歩くのがしんどいほどである。足に疲れを感じる程度なら頻繁にあるのだが、これほどの疲れは久しぶりであり、金曜日、土曜日とそれほど大して酷使した覚えはない。しかし木曜日に走り出しに足が動かなかったことと関連していると気がついた。要するに疲れが溜まっていたに違いない。

若いパートナーのリーダが、ドロミテの最終日に退避訓練のような状況で足をハイキング道で滑らして筋を一部断裂させてしまった様だが、あれなども疲れが溜まっていたからに違いない。彼などはまだまだ三十代の半ばであるから、それほど疲れが溜まるとは思わないのだが、第一子が誕生したことであまりトレーニングができていなかったことは知っている。さらにその右膝は痛めていたことからすれば当然の帰着かもしれない。

その点、私自身は継続的で習慣的なトレーニングができているので、そのような故障は中々起きないようになっているが、今回の疲れはやはり一週間ほどして出てきたものかもしれない。

ドロミテで一緒だった最も屈強なライヴァルが、日曜日の午前中に石切り場で登るというので、付き合うことにしたが、朝電話があって、鼻かぜでいけないという。彼も同じような年齢層であるので、少し気候が涼しくなると体調を壊すようなこともあるのだろう。その点、虫歯を処理してから当方は免疫力抜群で、太ももの筋も一週間で殆ど治ってしまったことからすれば、新陳代謝が上手く進んでいるといっても間違いではないであろう。

少しの配慮や手入れで、大きな差なるというような、女性の中高年の御肌の手入れの宣伝ではないが、男性においても体力的な配慮はとても重要であることを改めて感じる週末である。

そして日曜日の朝は、石切り場同行がキャンセルとなったので、久しぶりにパンを取りに行って、峠まで走った。朝食を済ませたこともあり、落ち着いた確りした足取りで峠まで、1321歩、21分で到着した。もう少し早くなるかと密かに期待していたのだが、ピッチが短かったのだろう。しかし下りは頑張ったお陰で、5200歩、33分であるから、12分しか掛かっていない。計算上は、最高タイムを足すと、往復31分であるから、念願の30分に一歩近づいたことになる。気温は摂氏14度ぐらいであったが、汗が滴り落ちた。



参照:
ここぞのときの葉隠れ術 2011-12-14 | 生活
幸福と感じるライフスタイル 2011-02-06 | 生活
精神活動こそが精力絶倫の素 2010-11-07 | 生活
最も人間工学的な考察 2006-04-24 | 雑感
自己記録樹立の環境 2013-07-02 | アウトドーア・環境
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菜食日制定への公約?

2013-08-10 | アウトドーア・環境
新聞に面白いというかおかしな記事が載っていた。独「緑の党」が木曜日を菜食の日にするというのである。選挙前であり、党勢が弱っている野党であるから特定の支持層へと強い訴えかけと話題性を期待した政策であると思われる。その理由は、年間60キロも肉を食している連邦共和国民の健康への配慮と、過大な肉食での生態系への負担を減らし、動物保護にもなるというような根拠らしい。

しかしはっきりしていることは、先進産業国においては食べ過ぎの感のある食肉も、飢餓の国に行けば不足していることは間違いなく、その食料不足による栄養不足は決して菜食では補えないことであり、出来る限りの資源を飢餓の国に都合しなければいけないことは大前提である。

それにしても、連邦共和国において毎日肉食をする人は少なくとも周りには殆どいない。肉食に拘る人は少数派であり、肉が混入するのを避ける菜食日を設ける人の方が大多数である。そのような食習慣がある中で、さらに木曜日を指定しようという動きである。勿論、食生活の強制などは出来ないのだが公の食堂などでは菜食メニューにするという推進案である。

これには既にそれなりの反対が寄せられているが、肉食を抑えるという発想はそれほど悪くないのは事実であり、それなりの支持も得られるのだろう。個人的には、運動量によるので一概に肉食量を減らす心算は無いが、不必要に肉食や魚に走ることは出来るだけ避けるようにしている。それでも、魚も肉も食さない日は年間に数えるほどしかないのではないだろうか?

週に三日・四日以上はある程度の運動量をこなしている以上、あとの三日間で魚も肉も食さないとなると、たんぱく質の豊富な豆類などがどうしても必要になる。なるほど安い豆も数多くあるが、必ずしも安上がりにはならないというのが実際だろう。どうしてもチーズやその他のものに食指が動くようになれば、可也食費が掛かることになるのは間違いない。



参照:
ハーブティーのミックス 2004-12-04 | 料理
現代人の断食 2005-02-11 | 数学・自然科学
肉食をするなと主張 2005-09-28 | 料理
蕎麦きし麺と蕎麦ポレンタ 2007-09-01 | 料理
肉食 (Hodiauxa Lignponto)
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名人E・コミーチの影を慕う

2013-08-09 | アウトドーア・環境
今回のドロミテ行で、名クライマーとして名高いエミリオ・コミーチが1934年に開いたルートを登ることが出来た。「鉄の時代」の成果である。しかし実際には初登攀ルートの取り付のチムニーラインは崩壊が進んでいて、核心部となっている最初の二ピッチは、その後の比較的スポーティーなラインとなっている。それでも、その次に表れるトラヴァースからの上昇ラインはとても気に入った。そこで初めて、その高度感にアドレナミンが抽出されて初めて目が覚めた - そこまで朝からアルコールが残っていて寝ていた。そして途中の岩頭に掛けるシュリンゲや岩角の下の横の割れ目に赤色フレンズなどを設置できて満足した。要するに理に適ったルートが開かれているのである。流石当時の大名人だけのことはある。

そもそも石灰岩壁は、縦に縦に割れ目や弱点を突いて登れるところまで登って、それに行き詰れば右か左へと次の弱点を探してまた上に登路を開くに過ぎない。比較的に単純なその岩の構成が登攀の質をも決めることになる。つまり弱点が真っ直ぐと上に登るところでは強い傾斜を一気に登りきってしまう傾向になるのだ。とは言っても、「鉄の時代」の当時の上昇速度と現在のスポーツクライミングのそれでは大分異なっていて、やはり現在のそれの上昇は石灰岩ならばかなり強いのである。それは石灰岩壁の醍醐味ではあるが、単純さでもある。

我々五人組二パーティーの問題点は、なによりも登攀スピードが遅かったことで、継続して登る予定の岩壁を断念しなければいけなかった。とても500Mの高度差を一気に登れるスピードではなかった。なによりも確保地点でごたごたしていて次へ次へと準備をしておく訓練が出来ていない。それどころか、確保地点で世間話をしているような根性では決して大岩壁などは登れないのである。それは平時からいつも心掛けていなければいけないルーティン作業化させるものであって、それが出来ていない限りその岩壁や山を登る資格となる「制限速度」には絶対に達せないのである。

十代のときから、登る速さに関してはとても気にしてきたのであるが、漸く実際に登る時間だけではなく、ルートファインディングやザイル捌きなどが身についてきていて、更に登る時間そのものも自身の技術的な限界値が上昇してきていることから十分に早くなってきている - 最低所要時間を計算できるようになってきている。要するに大岩壁を登る準備は徐々に出来上がってきていることを実感している。

それ以上に自信がついたのは、二日酔いの日があっても四日間続けて、連日平均200M以上の高度差を登攀しても、つまり1000Mほど登ってもそれほど疲れないことを実感したことである。なるほどその難易度は上限があり、小さなオヴァーハング乗り越しも数箇所しかなかったことを考えれば当然かもしれないが、なによりも普段の習慣的なクライミングが大きな力になっているのを感じる。アルプスで千メートルの壁を登るならば、やはり毎週四日以上は登る習慣を付けていないと話しにならないだろう。

登り着く高度も日本アルプスのそれと殆ど変わらなかったこともあり、高度の問題は殆ど無かったが、それでも力で登ってばかりいる者はぜいぜいする場所もあったようで、それは全く高度や体力以前に技術の問題でもあるように考える。

旅行前に痛めた足も回復した。パン屋の帰りに坂を走り登った。1845歩、12分であるから歩数は減っている。それでも最初は足に酸素が廻っていないようで動きが悪かった。下ってきて、3553歩、23分であるから、まあまあだろうか。先ずは500Mの高度差を一気に登る練習をより多くプログラムに入れていかないといけないかもしれない。



参照:
鉄の時代の金属職人親方 2009-08-10 | アウトドーア・環境
用心深い行為に隠されたもの 2009-11-08 | 文化一般
七級庇越えの筋肉痛解し 2011-11-20 | 生活
スピード即ち安全の登山 2013-08-06 | アウトドーア・環境
ア ン ト キ ノ コ ミ チ (月山で2時間もたない男とはつきあうな!)
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イタリア女性観察日記

2013-08-08 | 
フランスに続いてイタリアで最も高名な山の避暑地に過ごした。だから外国人観光客だけでなく、イタリアの裕福な層も訪れる。北イタリアは比較的よく旅行している方であるが、今までこれという女性を見かけたことがない。それに比較すると、南ティロルの女性はほとんどオーストリア人と全く変わらないが、ブロンド美人が多い。その反面一様に田舎臭く、農民の娘そのものなのも事実であり、都会的なドイツ女性のそれは首都に行っても殆ど見かけない。

そもそもイタリア女性の喋り方やその口元にげっそりするのであるが、ミラノなどに行くとそのファッションや雰囲気は流石に魅力的なことも多い。それでもなにか清潔感というか、ナチュラルビューティーな感じはあまりしない。

今回の滞在中でも、これと言った女性をあまり目かけないどころか、飲食店などでは男性給仕が多く、スーパーや店先でもあまり新鮮な女性は見つからなかった。それでも旅行者の中には、これならばその雰囲気からして中々だという娘さんも家族づれでいた。フランスに住んでいるイタリア男性から聞いた話では、イタリア女性は特に外国人には難しいというのは、家庭との結びつきが強いということで、深窓の令嬢ではないが、これといった娘さんを見かけることも少ないのかもしれない。

地元の人に教えて貰った駅前のピッツェリアは、その場所柄に関わらず殆ど外国人観光客は居らず、イタリア人ばかりで賑わっていた。そもそもピザを店で食して美味しいと思ったことは無いのだが、そこで食したシュタインピルツと燻製ハムのそれは今まで食したものの中で最高に美味かった。

さて斜向かいに陣取るの家族の中にそこの長女らしきいたので、ちらちらと表情やら仕草を伺っていたのである。年頃は、17歳ぐらいであろうか、当然ながら新鮮で瑞々しい感じに満ち溢れている。それでいながら長女らしく落ち着いた雰囲気も醸し出していて、明らかに都会的なよい家庭環境を感じさせるのである。

そしてその顔つきなどを見ていると、良くも悪くもイタリア人の血を感じさせるのだ。それは、長く延びた鼻筋から額にかけてのラインであり、ドイツ語圏の民族のそれから比較するとやや小狭苦しく配置された分、余計にその目元の眼窟への落ち込みが、特に女性の場合は窮屈な感じをさせるのである。男性の場合はそれが一つの特長となっていて、田舎臭い感じをあまり感じさせない民族的な特徴となっているそれである。

それでいながら、その鼻筋が知的な印象にとは繋がらないのが特徴であって、明らかに否定的な印象をもたらすのである。最終的にはワインと同じで好みの問題であろうが、なぜかこれといったイタリア女性にお目にかかったことが無いのはこの辺りの特徴にあるようだ。ギリシャ人などやスラヴ系の女性のそれとも、ベネルクスのそれとも、勿論フランス人とも異なるわけであるが、これほど狭い領域に様々な民族がひしめいているのも欧州の特徴でその多様さの一部に他ならない。



参照:
美人ゆえに場が嵩んでも 2013-07-26 | 女
レギンスに乗っかるミニ 2013-05-15 | 女
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ヨーロピアンテーストとは

2013-08-07 | 文化一般
コルティナ・ダムベッツィオで再びTシャツを購入した。K2を初登攀したリノ・ロケデリのお店K2でである。丁度改装移転の前セールのようで日曜日も賑わっていた。二回に亘って登攀後にキャムプ場へ帰る前に立ち寄った。日本語でもショーウィンドーにセールスが謳われているように日本からの観光客も来店していて、人気のある観光地のようである。グリンデルヴァルトやツェルマット、シャモニは日本でも有名であるが、コルティナも人気があるようだ。その証拠にあまり人気のなさそうなキャムプ場にもドイツからの日本人若夫婦が泊まっていたようである。

さて、御目当ては先ずはTシャツで、御土産代わりになにかを探すのであるが、結局それほど変わったものは見つからない。但し、定価そのものがシャモニよりも安く、更に在庫一掃で三割引なので、漁った。結局、ポーランド製の反中共産「ストップザツャイナ」を謳っているプロロックと称するコンセプトブランドのそれを購入した。前回のMサイズとは異なってLしかなかったのはフランス人よりもイタリア人の方が痩せているということだろうか?兎に角、ゴム引きが殆ど面にはなっていなくて心地が良く、生地がよいので自宅で寛ぐのに良い。Lであると更に寛げる。

要するに素材やデザインに拘ることにもなるので、まさしくポーランド製でありながらもヨーロッパ感覚を楽しめるのがよい。その主張のフリーチベットの源流にあるようなヒッピー感覚が更に進化するとスローフード感覚となり、最終的にはリベラルでナチュラル感覚のヨーロピアンテーストとなるということであろう。

二回目の訪問の時には靴が半額になっているので探した。ファイヴテンのブランコと称する昨年使っていたヴェルデの改良版を試してみたが、先鋭的になっている割には踵がぐずぐずした感じであまり好印象をもてなかった。半額で80ユーロは高過ぎる。爪先で垂壁を登るためにソールを補強してあって立てるようになっているようだが、もはや小さな穴に立つにしても普通に立って手掛かりを探して立ち上がるという古典的な登り方にはもはや執着していないので、自由自在な荷重が出来ないことには興味が失せてきている。特にイヴォルヴなどを履いてしまうと、次に必要なのはオヴァーハング向けの靴だけとなる。

店内には、ラ・スポルティヴァ社の靴もあったが、履いてみてもピンと来るものがなく、結局購入には至らなかった。今回十五ピッチを越えるような壁は、古い「刀」を持ち出したが、やはりパワフルな登り方は出来なかった。ポンテスIIでも直射日光が強くあたらなければ、爪先が腫れるようなことにはならなかったのも経験できた。靴がよくないと持てる技術を総動員できないので、比較的容易な場所でも体力的にも不利だと感じた。



参照:
コマネチカットショーツ 2013-06-06 | アウトドーア・環境
膿が出来らない限りは 2013-05-17 | 生活
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スピード即ち安全の登山

2013-08-06 | アウトドーア・環境
ドロミテから帰ってきた。計画をじっくり見ていなかったので、日曜日に帰る勘違いをしていたが、実際は月曜日までの計画であったので滞在が一日延びた。

晴天続きで暑かったが、最後の午後だけは雷雨に見舞われて、日付けが変わるまで降られた。テントの空気抜きが確りと締まっていなかったので濡れた寝袋もあった。私自身は座った新しい椅子が濡れていて、ズボンから下着までが湿った。

それでも朝までぐっすりと眠れたのは、それだけ疲れていたということだろうか?自身は嘗てなら完全に草臥れているところだけれども、習慣とはが恐ろしいもので、四日間続けて登っても、まだ続けて登れるというのが凄い。

全日程はアルプスクライミングの入門コースのような按配であったが、それに慣れてない者も、漸くアルプスのクライミングや登山が何たるかを理解したであろう。スピード即ち安全なのだが、どうしたらスピードを上げて安全度を高めるかを少しは理解し出したであろう。しましまだまだ身につけるところまでは至っていない。日頃の行いである。



参照:
天気予報で一喜一憂 2013-08-04 | アウトドーア・環境
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天気予報で一喜一憂

2013-08-04 | アウトドーア・環境
コルティナ・ダムベッツィオの天気を予想する。前回のシャモニの場合は、一週間前の予想では木曜日に夕立が来て、金曜日に回復していくようなことが書いてあった。そして現地に着くと、フランス人たちは楽天的に夕立ぐらいだろうといい加減なことを言っていた。実際は、水曜日から夕立があって、木曜日の山小屋への道は小雨で濡れた。肝心の登頂の日の金曜日は不安定であったが、夜中に星が出ていて間違いなく五時には出発できることを確認したのは午前零時を過ぎてからだった。

今回は、最初のうちは火曜日頃から不安定になり、木曜日から安定する予想であったが、新しい予報では週末どころか月曜日まで安定した天候で、降雨確立は20%に満たない。

クライミング、特にドロミテのような石灰岩を登るときに雨が降っていれば意味が殆ど無いようなものなので、この天気推移は喜ばしい。特にテント生活では、雨はみすぼらしいだけである。それどころかワイン街道などは週末にかけて再び気温が上昇して寝苦しくなりそうである。その点、彼の地の乾いた夜を野外で過ごせるならそれ以上の避暑は無いはずだ。

さて結果はどうなることか?



参照:
ヴァカンス気分に満ち溢れる 2013-07-16 | アウトドーア・環境
プェルツァークラシックの夕べ 2013-07-27 | 料理
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キャムプ用リースリング

2013-08-03 | 試飲百景
フォン・ブール醸造所で試飲をした。時間もあってか静まり返った醸造所には、それでもちょくちょくと人が訪れる。やはり観光地ダイデスハイムの本通に面しているからだろう。旅行者も入りやすいのである。

今回の目的は、ドロミテでのキャムプ生活でのリースリング三昧のためでの試飲購入である。ミュラー・カトワール醸造所にも寄ろうかかと思ったが、ここで用件が済ませた。特にライヴァルの男が一昨年ここのリースリングを気に入っていたので、もう一度彼の反応を試したくなったのである。というのは、ここのリースリングの評価はそれほど定まっておらず、寧ろ実際よりも評価が低いからである。更にビュルクリン・ヴォルフ醸造所の同価格帯のものであると、現時点ではもう一つ纏っていないので、キャムピング場などでは決してよい評価を受けないことは分っていたからである。同時にフランスに持ち込んだモスバッハー醸造所のヘアゴットザッカーならば、食後に少人数で吟味して楽しむには若干物足りないと感じたからである。

さて、最初にリッターリースリングの辛口を試す。当たりは決して安物臭くないが、吟味すると糖と酸の弱さを直ぐに感じてしまった。価格は知らないが楽しむだけの要素は無い。そこでグーツリースリングである。これは価格も粗9ユーロなのでその期待通りに、能書きの「力強さとミネラルの均衡」を十分に感じさせてくれた。但し、アルコールが11.5%しかないことは直ぐに気がつく。要するにサマーワインなのである。少なくとも買えるとは思った。そして決して2012年は悪くはないのである。

次にヘアゴットザッカーを試す。これは明らかに内容が詰まっていて、アルコール12、5%に嘘は無い。それどころかここの地所の良さを反映して、とても清々しいヘアゴットザッカーとなっていて、なるほど完全にモスバッハー醸造所のそれを上回っている。しかし価格も10ユーロであり、その差は1.6ユーロなのだ。つまり六本購入すれば10ユーロほど高くなる。それにしても柑橘系だけでなく黄色の果物のフルーティーさもあり、培養酵母としてもよい造りになっている。糖も絞ってあり現時点では可也よいリースリングである。

序にキーゼルベルクを試すが、これはいつもの通り若干重くなっていて、現時点で飲み頃のワインとは思わなかった。ムーゼンハングはそれほど酸が強く出ていなくて、2012年の特徴なのだろうが、若干うすべったい。モイズヘーレは殆どPC感覚であり十分にテロワーを反映しているので、秋口にもう一度吟味してみたいワインである。

ビオ農業へと全面転換しており、ドイツでも最高級の地所と区画を有する醸造所のワインだけに、そのグーツリースリングの秀逸さは当然ともいえる。但し、置いといて飲むワインでは決して無いので、夏の間に気軽に楽しんでしまうのがよかろう。

結論として、グーツリンスリング三本とヘアゴットザッカー三本を混ぜ合わせた。そして更に一本は自宅で空けた。大人は飲んでも六人なので、少なくとも二日ぐらいは、この二種類で食中と食後を楽しめそうだ。後は、他のものが持ち寄ったビールやワインに、現地調達のイタリアワインで十分だろう。



参照:
大動揺する名門醸造所 2013-07-27 | ワイン
怪物のような大嵐 2013-06-22 | アウトドーア・環境
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欲しかった大人の玩具

2013-08-02 | アウトドーア・環境
注文した山道具が漸く届いた。発売当初から狙っていた、登高器兼荷揚げ兼救助道具兼用で80グラムしかないイタリア製ロールンロックと称する商品である。使ってみなければその実力は分らないが、試しに室内で滑車を作ってみたら巧く行きそうである。勿論本格的な使用には滑車が一つ二つ欲しいが、これだけでもあるとないのとでは全く状況が異なる。なによりも宙吊りになっても自力で脱出するのがとても容易になる。つまりプルージックは下降用の一種類だけで事足りるのだ。

その他、自己確保テープを短縮したり、長くしたりできるので便利極まりないであろう。ロープだけでなく、テープでもロールさせるストッパーは貴重である。今回はキャムプ生活なので、これで色々と遊ぶ時間は十分にあると思い、思い切って購入したのである。巧く使いこなせたらとても面白そうだ。

勿論トップロープさえあれば一人で自由自在に遊べるので、安全性さえ認知できればきりが無い遊び道具になる。製品の仕上がりもアジア製品ではないので決して悪くは無く、その色合いともに大人の玩具として欲しかった商品だったのだ。



参照:
ヘクセントリックフリークとは 2013-07-10 | 雑感
犠牲にした捨て縄を補填 2012-06-13 | 生活
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早落としの村名ピノノワール

2013-08-01 | ワイン
赤ワインを開けた。日曜日にステーキを食したときである。ブルゴーニュのシャンボール=ミュジニーの村名ものである。Saar Weineさんに20ユーロ以下のピノノワールということで現地で購入してきて貰ったものである。現地からと言ってもネゴシアンであるル・デュモンのものなので割高であることは承知していた。

更に試飲の感想からかなりベリーの香りの甘い感じが伝えられていたので、2009年産と2010年産の両方のオファーを受けたが、より繊細なはずの2010年だけを譲り受けた。あまったらしい味の強さを予想させられたからである。

開けてみると全く異なっていた。なぜこれほどに伝えられていた感想と第一印象が異なるのか、未だに理解できないでいる。要するに彼の集落から集められた葡萄は、未成熟な落としようの葡萄である。その酸味は、ドイツのシュペートブルグンダーでも殆ど無いほどの酸度である。しかしこれ自体はそのコンセプトもあり、仕上げの妙でもありえるので決して否定的ではない。但し、2010年の葡萄からすれば明らかにこれは生物学的に未成熟であることには変わりなく、決して自己の地所の瓶詰めではやらない手法であろう。

それを示すかのように色もあまり良くなく、アルコール13%にしては明らかに薄作りなだけではなく、収穫量が殆ど絞られていない葡萄というか落とし用の葡萄で間違いない。そうなれば肝心のミネラル風味どころかテロワーも殆ど反映しないのである。要するに何処の地所の葡萄であってもそれほど変らないはずである。しかし、最終的な仕上げとしてフランス製らしい香りはクラムベリかなにかの感じでその点だけは正しい。

相対的に見ると、例えばハイデルベルクのゼーガー醸造所のフランス種のピノノワールよりも遥かにシュペートブルグンダー味であり、その酸も荒いのだ。その点で似ているのは、アールのそれかもしれない。総合的には、クリストマンのSCを想起させるが、質としては丁度同じぐらいであろうが、価格がSCの方が安いのである。しかし、ドイツの10ユーロ以下のものよりは流石に良いように思われる。

逆にこうした10ユーロを超え、20ユーロまでぐらいのPCぐらいまでのピノノワールは、ドイツにおけるその価格辺りのものと比較してよい勝負をしているということでもあり、10ユーロ以下の商品におけるような不戦敗は少ないように思われる。言い換えれば、最低村名以上のブルゴーニュを飲まない限りは御話になら無いと言うことのようである。



参照:
アスパラガスで一杯 2013-04-29 | 料理
子供錠剤の甘味料に注意 2013-03-01 | 生活
裸の王様を斜に見ながら 2013-05-05 | 試飲百景
コメント (3)
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