Wein, Weib und Gesang

ワイン、女 そして歌、此れを愛しまない輩は、一生涯馬鹿者であり続ける。マルティン・ルター(1483-1546)

超満月とは之如何に?

2016-11-15 | 
スーパームーンとか聞いて撮影した。就寝前に知ったので寒空に窓を開けて撮影するのは酷だった。だから適当な自動撮影カメラ撮影となった。撮影にあれやこれやと試す余裕はなかった。倍率だけは稼いだのでそれはそれでよかったのだろう。左下の方に臍のようなクレーターが光っているがあまり記憶にない。光が放射状に走るのは太陽の光をそのように反射する観測条件が整っているからだろうか?気温は零下三度まで低下する。放射冷却である。

ハードディスクのアダプターが届いた。先ずは何よりもスキャンディスクやディフェンダーを動かしてみる。全く問題がなく動き続け、全く異常は発見されなかった。内蔵している場合とこうして外付けする場合の相違は分からない。内蔵はスタートさせたり停止させたりするが、アダプター制御の場合は稼働状態を継続させていることが最大の相違か?いずれにしてもこれならば不必要なファイルを排除してのコピーが可能となる。アダプターは9ユーロしたがこの結果からすると文句無しの買い物となる。

先ずはそこから必要なファイルだけを選択してコピーすることになる。訳の分からないファイルなどを除いてコピーすることになる。もし必要なものが見つかればその都度コピーすればよいだろう。一部のバックアップがなくなることになるが、それは仕方がない。

最大の懸案のサンダーバードの電子メーラーの移行を行った。ネットに書いてあるようにプロファィルをコピーして名前を書き換える方法である。問題はアダプターで外付けHDDとするとそのファイルをコピーするだけの権限がない。そもそもフォルダを開けられない。そこで初めて再び古いHDDをコムピューターに戻して、そこで作業をすることになる。そのファイルを手早くコピーすることだ。準備をしていても二度HDDを入れ替えた。そして三度ほど強制終了をしなければいけなかった。外付けとしては問題なく動いても内蔵すると元の木阿弥である。ある程度時間が経過すると動かなくなった。電子基板の問題だと理解した。やはり焼けたのだろうか。するともしかするとHDDのメカニックはかなり傷ついただけで根本的には壊れていないことになる。

兎に角、2.6GBもあるファイルを短時間にコピーするのは至難の業だったが、幸運にもDディスクに抽出できた。これで何とかなった。以前からFIREFOXのメーラーなどこのような場合の面倒はPCの最も面倒な作業の一つであり続けた。

これで、Cが35GB、Dが270GBとHDD入手後一週間でほぼ復元縮小した。あと細かな不要不急の幾つかのプログラムをその都度徐々に入れていけば完全復帰となる。お陰で消去の難しいYAHOOパワーとか無用のファイルを完全に撲滅できたのはとても喜ばしい。

HDDの熱が気になりだした。ハードに使おうと思うと冷却を考える。ドッキングステーションであるから風通しの良い場所に設置するとか冷える台に載せるとかが良いのだろうが、手っ取り早く裏蓋を簡単に剥がせるようにネジをしないでいるのも方法かもしれない。たとえ今回のHDDの容量が一回り大きくなったといっても直ぐに壊れることはないだろうが、四年ぐらいで壊れてもらうと困るので養生させたいのだ。冷却構造が上手に働けば温度の上昇を防止できる。ならばやかましいファンに頼る必要はない。ファンの風が当たってはいないのだが熱を伝導することで冷却する構造になっている。その先の冷やし方や効果などを一度点検してみよう。

今回は完全にドイツ語版になった。そして購入当初についていた無駄なソフトも無く、WIN8.1のそれも最初から綺麗に消去したので気持ちが良い。ここまで弄るとウィンドーズでも自分のものになったという気がして嬉しい。故障以前は途中でアンドロイドを始めたり、キンドルを始めたりしていたので兎に角無駄なソフトが多過ぎた。



参照:
HDDが故障して一週間 2016-11-12 | テクニック
パンチの効いた破壊力 2015-03-08 | 文化一般
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アーカイヴはお得

2016-11-14 | 雑感
再び自己記録更新である。頂上往復56分11秒は三週間前よりもほぼ三分の短縮であった。気温摂氏一度は寒かった。柔軟体操でしっかりと暖めてから出発する。それだけでも走り始めが大分異なる。考え事をしていてしばしば意識が飛んでいるが、それほど歩みを弱めてはいなかった。その分知らぬうちに最初の急坂そして緑のベンチまでの走りはそれなりだった、第一合流点へとそこから第二合流点への最も苦しいところへと歩みを進めた。頂上地帯も飛ばせるところもあって計測に期待もしたが36分台と凡庸だった。下りの足元はそれほど悪くはなかった。それでも山道での速度には限界がある。林道に出る前から飛ばし始めて、調べてみると結局緑のベンチへと降りていくあたりで時速10㎞を割ってしまっていた。その後は取り戻したが、再び最後の坂が終わるところのカーヴで再び減速してしまっていた。最後はスパートした。どうも坂を下りて傾斜が弱まりカーヴで見通しが利かなくところでどうしても自然減速するらしい。

下りてきて、まだ外気温は二度だったが、汗だくだった。自宅で計測して71.4㎏であった。そもそも走るようになったのは直腸あたりがこわばり痛み始めるのが嫌で始めたのだ。この一週間は殆んど走れなかったので便通も悪く、座仕事で調子が悪くなっていた。それからすると少々心臓には負担を掛けるが、体調維持にはとてもよろしい。おまけに膝の動きがマッサージとともに違和感が減ってきている。バーデン・バーデン以南の山には雪がついていて、スキー場も滑れるところが出てきたようだ。都合のよい時に一度滑りに行きたい。

ヒュッテンシュラーフサックを入手した。前回のモデルとの違いはケースが絹からメッシュに替わっていて、上半身サイドの閉じ目のマジックテープが短くなっていることだ。誰かが直ぐに外れてしまうと文句を書いていたが、以前のものは長めだったので糸が絡んでも締りは良かった。冬場はサイドが閉まってくれる方が暖かいだろう。縫製などはしっかりしていて決して悪くはなさそうである。

ヴィーンからの朝の放送は九月のミュンヘン座付き管弦楽団のベルリン公演をドイチュラントクルトューアが録音したもので、当日は同時放送の映像を録画していて聞いていないものだった。同じマイクロフォンを使いながら何が異なるかが興味深かった。ヴィーンからの放送に満足したことがないのでこれも興味深かった。前日からの準備通りに録音した。想定外だったのは、モニターしているキャスティングのタイミングと録音するタイミングが異なり、丁度良いキューでは録音タイミングが遅れることだった。お陰で二曲目のバルトークは最初の音符が飛んでしまった。それ以外は節電モードを解除しておくことなどを忘れていたが大事には至らなかった。ただし夜になって今度は直接の放送での11月9日の放送を録音する段になってラインインが絞ってあって十分な音量が得られていなかった理由が解明した。それでも以前のシステムの時からすると音量は小さくなっていて、おそらく入力のシステム的にピュアーになってきているのだろう。

このドイチュラントフンクの中継放送は昔からフィルハーモニーからの中継として日本でも馴染みのあったものだ。当時は米駐留のRIASと別け合って中継していたと思う。今回久しぶりに真面目に聞いてその特徴が変わっていないのを発見した。RIASの分離の良い華やかな中継に比較していかにも渋く感じていたあれだ。現在は動画のコンサートホールと別け合うことになっているので、キリル・ペトレンコ指揮のスクリャビンの放送録音も演奏日違いで二種類存在している - 「帰って来た小澤」は翌日のコンサートホールの方がよさそうである。

しかしEBU提供経由でヴィーンから流されたものは演奏会が一日だけの客演なので同日のコンサート中継録音がDCHとラディオ放送と二種類存在していて、ただミキシングが異なっていることに気が付く。動画の方はどうしても視覚に引っ張られるのでHiFi録音はあまり求められていないが、こちらの方は間接マイク主体のホールの響きをそのまま体験できるものになっている。同じ入力を最終的に放送ティームの方は取捨選択して流したことになるのだろう。バイエルン放送局のバイロイト録音とまではいかなくとも、このフィルハーモニーの録音にも歴史があってそれを継承しているようだ。その方がアーカイヴとして音の記録の比較に役立つのである。それ故に驚くほどの定位感があってラディオ放送でこのような体験は初めてである。偶々オンラインレヴェルが低かったのでかなり引っ込んでいて技術的には不利なのだが、音量を上げると結構低い方も伸びてくる。生モドキのオーディオはまたまた近所迷惑である。

まずはなによりもリヒャルト・シュトラウス作曲「家庭交響曲」を中断無しに綺麗に録音したのでこれで繰り返しの再生が可能となる。日曜日の朝に従来のラディオ受信機前にしたオーストリアのお年寄りなどの一部には作曲家シュトラウスの指揮を覚えていて、それを彷彿ととさせるこのようなサウンドと指揮をとても懐かしく聞いているのではないかと思う。

それにしても「ロンターノ」の響きはこのラディオ放送で聞くととても細に入っていてその美しさに驚愕する。この曲にはボンよりも明らかに会場が良い響きであり、その演奏もミュンヘンでの演奏と比較しても秀逸である。会場の聞き入り方もよかった。

夜のラトル指揮の北アメリカツアーの演目ブーレーズ作曲「エクラ」も入力を上げた割には十二分にヘッドスペースがあった。嘗てEMIがここで行った録音もこれに近かったのではないだろうか。とてもホールトーンを多く捉えながら明晰な響きを記録しようとしている。そしてこの番組でお得だったのはアーカイヴからブーレズ指揮のヴェーベルン交響曲Op.21全曲とストラヴィンスキーの抜粋だった。



参照:
録音の準備の週末 2016-11-13 | 生活
スピードランニングの道 2016-10-17 | アウトドーア・環境
価値ある管弦楽演奏会 2016-09-20 | 音
TTIP阻止も独緑の党か 2016-11-04 | 雑感
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録音の準備の週末

2016-11-13 | 生活
久しぶりに走る。月曜日に頑張って以降、天候も悪く時間も無く、休んでいた。間隔があいて外気温が摂氏一度となると億劫以外の何物でもない。思い切ってパンツだけは脱いで、走り始める。沢沿い往復も落ち葉が濡れていてあまり気持ちはよくないが、十分な初速でそのまま何処まで行くかに関心が向かった。結局最初の登りまでは時速10㎞を守った。それからが辛かった。折り返しから反対方向に若干の下り勾配が飛ばせなかった。前回は少しは飛ばせた区間である。そのあとは我慢我慢で23分23秒なので、そろそろ記録の連鎖もこれで終わりかなとも思う。気温が下がり過ぎる。それでも汗を掻くと体調が好転して11月の憂鬱を吹き飛ばせる。

日曜日午前中のORFの録音準備をした。ノートブックの状況だけでなく、キャストも含めて大分環境が変わっていて、何をどのようにすれば最も良い結果が得られるかは試してみなければ分からない。先ずはインストールしたばかりのクロームブラウザを開くがサイトのメニューをクリックすると直ぐにおかしなものが開いてくる。そのアドレスにRUがあったので何処から紛れ込んできたかと心配になった。結局消去して再稼働させてから違うグーグルのアドレスからDLしたものでインストールすると綺麗に使えるようになった。決しておかしな場所から落としていた訳ではなく検査済みのサイトからのものだったが、どうも今はサーヴァー自体が感染しているようだ。念のために再三に亘ってディフェンダーを回しておく。

録音のためのドイツ製ソフトはDSと呼ぶDDコンヴァーターから録音するものであるが、キャストの整備をしてあるので、録音しながらキャストが流せるか、またクロームの排他独占がどのように働くかなどのテストをする。先ずは排他がどのように働くかを確認する。

先ずはキャストをしながら録音可能かどうかを確かめる。結論からすると、クロームキャストの場合は自動的にスピーカーへの出力が切れるために録音が出来なかった。メモリが動いていたのは挙動の不審なダイナミクスからマイクロフォンを録音していたと分かった。そのような形がPCのデフォルトとなっていてこれも驚かされる。そこで特別にインストールした「PCスピーカー前段からのキャスト」を使って、それが録音可能かどうかを先ず確認した。そして録音可能なので、要するにその録音ソフトはスピーカーの前段つまりDAの前あたりで録音入力しているのが分かる。逆に言うと、スピーカーの音を止めてもこうすることで、つまりキャストで送り出してしまうことで初めて録音可能となるので、丁度キャスト前で録音入力していることが分かる。今まではスピーカーの音をミュートにすると録音不可だったのがキャストすることで、同じようにミュートしても録音可能となったからである。

その次にクロームの排他性を審査する。録音可能となったのは排他コマンドを与えないで、スピーカー前の音をキャストする時だけであった。その時に時間差で早くなるPCのスピーカーをミュートにしても全く問題がなかった。しかしクロームキャストとするとPCスピーカーと同時に録音入力も止まる。また排他にすると録音は可能だが、スピーカー前のキャストは不可能となる。それをクロームキャストに切り替えると今度は録音が出来なくなる。つまり入力は上流から下流に、クロームキャスト、録音ソフト、キャストの順序となっているのが確認出来た。

序ながら音楽プレーヤーフーバー2000をインストールし直してよりよく理解するようになった。それどころか懸案のISOファイルを再生して同時にキャストする方法が見つかった。今までは所謂ネーティヴDSD再生というそのままUSB経由でDACにDSD信号を送っていたので、当然のことながらWASAPI排他となっていたのでキャスティングの入力が不可能だった。しかし今回はWASAPIを使わずにそのままPCスピーカーで流す方法で、つまりPCM化するDSDプロセッサープラグインで再生が可能となった。それはタブレットでの再生と同じだが、ここではアップサムプリングを352.8kHzまで効かせることが可能となる。REALTEKの入出力もスタディオ規格の最大限に設定しておく。兎に角、ダウンサムプリングなどになっていたら直ぐに耳で気が付く。少なくとも私のDACにおいては議論の余地がないアップサムプリングHiFi効果である。これにてキャストの使い方としては全てを網羅した。



参照:
経験のトロイの馬 2016-10-27 | 雑感
一皮剥けるキャストオーディオ 2016-10-21 | テクニック
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HDDが故障して一週間

2016-11-12 | テクニック
ノートブックが使えなくなったのは金曜日で一週間経った。完全復旧とはなっていないが普通には使えるようになった。最も厄介な電子メーラーなど細かな調整は慌てずに、早急に必要なものからインストールしていった。金曜日の時点で97GBに対して占有は29GBとなっている。まずまずではないだろうか。この様子だと元通りに戻しても、以前の50GBには至らないのではなかろうか。

懸案となっているのはDをどのように形成するかで、出来れば以前のそのままを移したいと思うのだが、取り外ししたHDDから綺麗に全部をコピー出来るかどうかはまだ分からない。内容が同じ筈のバックアップのNASを直付けにしてコピーしてしまうのが一番手っ取り早いかもしれない。

それでも折角まだHDDが動くので、これまた唐突に具合が悪くなった歯ブラシの頭を発注するついでに、HDDをUSBに繋げるためのアダプターを注文した。8ユーロのものであるが、そもそもデスクトップ向けの3.5インチのHDDは外付けとして使うことがないので、2.5インチのノートブック用に一つは手元に置いておきたかったのものだ。これでPCと繋いで内容をコピー出来ればそれで良し、コピー出来ないようならば消去もしくは廃棄となるのだろうか。秋に外付けの2TGを購入したところであり、同じようなものがそこいらに転がっている。

ノートブックが使えなかった為にタブレットを使用して、今まで使いこなせていなかったこと、特にキャストする方法を見つけた。AllCastと称するアンドロイドアプリケーションがタブレットで鳴る全ての音をキャストして呉れるようになった。最初はESエクスポーラーというのが同じ機能を果たしてくれると期待していたのだが駄目だった。理由は分からないが、これでONKYOの評判の良いプレーヤーでSACDも再生可能なった。それをキャストすることになる。しかしそれは48kHzのPCM変換にしかならないので、SACDの本領は発揮しない。それでも使えるということになった。

WIN8からWIN8.1へのアップグレードは一度しかやったことがないので忘れていたが、メニューのストアーに迎いに行き、そこで無料で買わなければならなかった。これも一時間以上を要した。その前にWIN10へのお誘いなどが出てきて驚いた。新たなビジネスモデルをWIN10で築いていこうとする執念深さを感じる。無料でも使用しなかった誰が購入するのだろう。

キャスト関係を入れて目ぼしいところをインストールしてから再びディフェンダーなどを回す。驚くぐらいにその動きが早くなってきている。理由は分からないが、構築が進んでくるとデフラグなどを含めてファイルシステムの無駄が取れてくるのだろうか。反対にデフラグに時間が掛かるのは占有率も低くファイルが散りやすい状況にあるからか。このような経験は購入当初にも再フォーメーションからインストール時には感じなかったので、ヴァージンHDDに付き纏う特徴なのだろうか。

HDDを取り換えてみての感想は - 取り換えは今回が初めての経験である、冷却ファン以外の騒音はこのHDDとCDROMの機械音であり、それ以外の振動音は通常の生活ではなかなか聞き分けられない。そこでHDDが変わるとその音も変わるということだ。以前の富士通ジーメンス機に比較して現在のライフブックは音が安っぽいと感じていたが、なるほど外箱の質にもよるが、このHDDの特徴がそれを決定していた。質量も増えたそのHDDの回転音はその回転数などの使用状況にも大きく左右されるが、それでも若干落ち着いた音になってきたのは間違い無さそうだ。電気消費量も若干ながら増えているだろうが、その反応速度などまずまず満足いく。

東芝製の外付けの2TGのものもそのHDDが今回故障したのにも拘らず満足度は高い。ノートブックを持ち運び時にはHDD稼動中には横揺れGが掛からないような配慮をすべきことを今回学んだ。



参照:
結構長いWIN8.1への道 2016-11-10 | テクニック
2015年アルテレーベンの出来 2016-09-17 | ワイン
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大統領選出後の喧騒

2016-11-11 | 歴史・時事
トラムプ氏大統領選出を受けて、「地元」の様子が伝えられる。FAZでは何度目かは分からないが、伝えるところの苦情の喧騒に相乗りしている。パン屋の「ジップ」のことが書いてある。私が行くパン屋のその次の自家製パン屋であるが、息子さんがカイザースラウテルンのゴールキーパーとして有名な店である。そこの売り子が開店前にノックする人がいて、外を窺うとTVチームが寒そうにコーヒーを求めた。朝早くから起きて働いているのはトラムプのためではないと訝る。そしてそもそもその選挙での言動が気に食わない、「何よりも床屋に行け」という。

そこから一分も掛からない一画に祖父フリードリヒの育った家がある。そして11歳若い美しい妻エリザベスの実家クリスト家もその近くだ、1885年に合衆国へと渡り、1892年にはフレデリックに名を変えて市民権を獲得、1902年に地元のエリザベスとルートヴィッヒスハーフェンで結婚をして、1905年に再び合衆国へと家族で旅立っている。

そしてその肝心の生家には紙がシートに入れてぶら提げられていて、「歴史的物件として適価買い上げ」を市に要請とある。つまりパン屋と同じく朝から呼び鈴を押されて住居環境がここ数か月悪化しているというのである。名誉町長のBASFの化学者は、当選の知らせを受けて急遽社に遅刻を申し出たという。取材に対応するためである。

新聞は人口1200人の町に2000人の椅子があり、ベット数400であるから、一時間足らずのラムシュタインのベースからも多くのアメリカ人が訪れていると書き、町自体も観光環境の保護から拡張を抑制していて、それほど今回の歴史的町化での発展は考えていないように見えるとされる。

昨年合衆国に旅行をしてトラムプ氏に招待された人が語るには、トラムプタワーで迎えたのは甥でご本人はゴルフに出かけていたという。同郷のハインツとの郷土奉仕への大きな差異が囁かれていて、その言動と合わせて人気もブームも起きていないというのが報道である。

それでも勝利の結果を聞いて、「それはよかった、我々の政治家は汚職とエゴだけで、少なくともトラムプがそれを暴くことだけは信じるに足りる」とする感想を伝える。

そして町行く人は、トラムプはここには要らないが、分断した合衆国を統合していけるのかが気になるようだ、そして今最新のツィターではこの機に及んでも反対派選挙民をプロ市民と呼び選挙中と同様の戦略を止めないでいるようだから、危惧通りに分断は「ブッシュゴアの選挙後」以上に激しくなる可能性がある。

ノオム・チョムスキーがハイデルベルクで講演をするようで、その知らせを受けた。参加料が28ユーロで若干高いので断念するが、彼はこの現象をどのように語るだろうか?ポピュリズム的な言動は政治家として変じることが可能なのかどうかである。選挙民は抜本的な改革を求めて支持した筈だが、反対派はそこには解決策がないと見ている筈だ。

国民がエスタブリッシュメントとその他の層で大きく二分化されていく傾向はどこの国にも共通しているかもしれない。その原因を経済力とするならば容易であるが、トラムプ勝利はその反対の結果が出ている。要するにポピュリズムの勝利であり、そこには解決策があるとは思わないのが反対派なのだろう。その一方で、それでもそこに民意を示そうとしたのが支持者ならば、抜本的な解決方法を矢継ぎ早に予告もしくは示していかなければいけないのだろう。

子ブッシュの就任時には九月にはニューヨークのビル破壊が起こった。2017年に同じようなことが起これば人々の関心は分断された国民へとは向かわなくなる。



参照:
トラムプ、合衆国の民主主義 2016-11-09 | 歴史・時事
都合の悪い真実を窺う 2016-02-23 | 雑感
保守系経済高級新聞から 2015-10-06 | マスメディア批評
ポストデモクラシーの今 2016-07-08 | 文学・思想
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結構長いWIN8.1への道

2016-11-10 | テクニック
眠たい、早朝のランニングどころではなかった。同じ東芝製のハードディスクがシュヴァルツヴァルトの業者から届いた。ずっしりと重みがあって、750GBと1TBの相違を感じるだけではなく、基盤の様子が違っていて驚く。どこが違うのだろう。準備して手筈で、片手間に作業を始める。十分検討していた筈だが、XPとは異なって慣れたDOSでのように作業ができるわけでもなく、富士通のノートブックはBIOSが調整できないのでお任せである。DVDのプログラムがフォーマットしていないHDDを認知したので、新規として先に進むと、直ぐにフォーメーションの大きさが出てきたので、容量を十分に活用できない不安を解消すべくそのまま最大容量でWIN8をインストールするためのライセンスへと進む。これが間違いだった。フォーマットしていないHDDなのでほかに選択の余地は無いと思ったが、この結果Cディレクトリーが最大化して、その結果それを縮小しても半分ぐらいにしかならなかった。

そこで予定では一割の100GB以下をCに当てようと計画していたので、安全な手段として、工場出しに戻すという指令を選択する。それが大変だった。バーデンバーデンでのソコロフのリサイタルに出かける前に一時間かけて21%にしかなっていなかったので、それ以上は待てずに出かけることにした。その結果こちらが思うようにCとDがしっかり別けられるかどうかは確信は無かったが、方法としてそれ以外のアイデアは無かった。そして途中でシャットアウトなどは出来ない。最初からHDDのセクターに傷をつけたくないからだ。それでも帰宅まで数時間掛かるので不安だった。モニターが焼けるぐらいはドッキングステーション化してもはや興味は無い。しかし動かし続けるのも不安だったのだ。

それでも、少なくともそこまでのHDDの挙動を観測していると、取り外したそれのように100%で反応しなくなるようなことは無かったので先ずはマザーボードなどが故障している可能性はないと感じた。これだけは一安心だった。そして予定よりも遅く帰宅して、びくびくしながら寝室のノートブックを覗き込んだ。予定通りモニターは生きていて、表示されている画面は出かける前の画像そのままで、僅かに10%工程が進んでいるだけだった。ざっと計算すると最後まで進むには二日ほど掛かることになる。調べてみてもそのような情報など無い。そしてその結果の行方も分からない。帰宅途上フランスの高速道路を走りながら、週末にラディオ放送があることなどを思い出して、早めに使えるようにしておかないといけないと思ったが、このようなことでは週末までにどうなっているかも分からないと不安になる。そしてHDDが熱をもっていた。

スーパーUで購入したパテ類を夜食に10ユーロの2014年産コートデュヌイを試していると、急に数字が進んで終わりに近づいた。それどころか初期HDDから最初にインストールするときとは異なって英語の表示のWIN8になっていた。それ自体は使えるとしてもどうも違うと思いながら、Cを見ると最大容量となっている。そして試しに縮小を試すと今度は半分以上に小さく縮小可能なことが分かった。これで願いが叶う。そして予定通り100GBとDの830GBを区分け可能となった。すると今度は、もう一度WIN8を新たにドイツ語版でインストールする。

この状況になって今度は初めてWIN8をWIN8.1へとアップグレードすることになる。ここまでで12時間以上経過している。予定では入手後二時間ほどでベーシックなWIN8.1の状態になると目論んでいたが、とんでもない。それでもなんとか復旧への道がひけたのでそれだけでもよしとしなければいけないだろうか。
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トラムプ、合衆国の民主主義

2016-11-09 | 歴史・時事
トラムプ候補の勝利らしい。今のうちに言及しておかないと機会を逃すので書いておこう。何と言っても合衆国の民主主義の勝利ではないだろうか。あれほどの体制的なメディアや論陣が非難しても、一介の庶民は大富豪や知識人たちと同じ一票を行使することができる民主主義である。今回の選挙費用もクリントン陣営が圧倒的に多く、トラムプ候補を勝利させたのは選挙民の熱望でしかなかったはずだ。

それ故にポピュリズム政治のそのままの選挙をしてトラムプ候補が勝利した訳だが、その通りの政治を一期で貫徹することなどは不可能である。同じように勝利の熱狂は落胆と失望感に変わってくる。それでも今回民主主義の力を示せたことは何よりも大きい。

昨晩もドイツの公共放送では世界各地の期待と不安を伝えていたようだが、日本などは僅か3%しかトラムプ候補に期待していないとあったようだ。なるほど戦後の新国体と呼ばれるようになっている合衆国があのような破天荒な存在では示しがつかないということらしい。要するに合衆国は良かれ悪しかれ超大国として神のような存在で居続けなければ、戦後の国体が崩れるということのようだ。世界で合衆国を最も信頼して敬愛する国民が日本人であることは間違いない。

何を隠そう私自信も合衆国の良心というようなものを信じていたのも事実であり、それが今回の結果で示されたような民主主義であることまでは十分に理解していなかった。そもそも合衆国の選挙民は子ブッシュのような大統領に熱狂する国民であり、その反動でオバマ大統領が選出され、そして今同じようなしかしそれ以上にアメリカンドリームのトラムプ候補が選ばれたとなるのだろう。

ワイン街道の我々は、ケチャップのハインツとトラムプ大統領の里として、観光資源が増えるであろうことをどうしても思い描く。それだけなのだ。要するに超大国合衆国などはもはやなんら規範を示すものでもなんでもないことがこうして明らかになることが何よりも政治道徳的にも一介の庶民への大きな将来へのメッセージとなるのではなかろうか。

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代表的音楽家や演出家

2016-11-08 | 雑感
これをタブレットで書いている。幾つもPCなどがあると書いていたが、現在調整中のLINUXなどは使えず、いざ何かを書こうと思っても寒い室内ではかなわず、結局暖かいところでタブレットにキーボードをつけて書くことになる。

月曜日の峠攻めのランニングは再び自己記録更新となった。二週間ほど前のそれを13秒縮めて31分5秒である。上りも19分13秒だったので、これもまだ伸びる。午後の体調ならば30分切れを狙えるところまで終にやってきた。朝は気温は数度あってそれほど低くはなかったが湿った風が吹いて寒かった。

そこに向かう車中のニュースは現在のハンガリーを代表する音楽家コチッシュの死亡が伝えられていた。若いピアニストの頃はそこまで偉くなる人とは誰も思っていなかったのではなかろうか。

バイロイト音楽祭で散々貶された演出家フランク・カストルフの活躍とその業績への賛辞が後を絶たない。もともと芝居の分野では評価の高かった人なのだろうが、オペラ分野でも先頃シュトュッツガルトで初日のあったグノーのファウストなど満来の賛辞が贈られている。その他の賞賛や賞与なども後を経たず現在のドイツ語文化圏劇場を代表する演出家のようになってきている。なるほどあのトレードマークのライヴビデオの使い方など技術を超えて芝居的な面白さを出している妙が心憎い。オペラ演出も大分慣れてきているようで活躍が期待される。



参照:
全曲を無事エアーチェック 2015-08-18 | 生活
自己記録のゴールドラッシュ 2016-10-24 | アウトドーア・環境
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弄り時の我がノートブック

2016-11-07 | テクニック
週末は大変なことになった。金曜日の夜、マンハイムから帰宅後にPCを弄っていたら、ブラウザーのタブ、タブが読み込みを何回も繰り返していた。こうした場合は大抵はネット環境にあるのだが、それだけでは終わらずに、プログラムなどが終了しなくなってきた。一月前ほどから終了不可で、その終了の案内が英語出でるようになっていた。元のOSからの合図らしい。そもそも現在のノートブックになってからはそのような不都合なことは殆ど起きていなかったので、よく分からない。

そこで、当日に落としたFlacファイルからの感染が疑われたので、急いでデフェンダーを稼動させた。すると遅々として進まない。そこでいつものお決まりの清掃とスキャンとデフラグへと進もうとすると、クリーンナップすら不可になってきている。そこからは感染を疑って、なんとかデフェンダーでかたをつけようと思うが、最後まで行くどころか、いい加減でPC自体がフリーズするようになる。翌朝起き掛けに再び試してみるが、状況は悪化している。

つまり通常のブロウザーを開けてしばらくもしないうちからフリーズし始めるのである。この間何回と強制終了を繰り返したことだろうか。強制終了して立ち上げて、最初だけは動くのだが、そのうちにデスクトップの背景も出なくなり、ブルーの画面でフリーズして強制停止するだけの最悪の状態となってくる。

それどころかPCが熱を持ち出してくるのだ。日曜日の朝は頂上を攻めて、午後は試飲会の予定だったが、朝一番から途方にくれて、寒さにも負けて、潔く月曜日のランニングに賭けた。左膝をケアーするように計画を変更した。しかし試飲会に出かける時刻になっても、膝どころではなしにPCに噛付くことになった。

この間に新たなソフトをインストールした覚えは無いのだが、可能性として古い時点つまり11月始めと10月終わりに回帰してみる。それでも結果はまったく変わらないので、徐々に熱くなっていたハードディスクなどを点検してみる。タスクマネージャーによるとそこそこ普通に動いているようなのだが、若干ハードディスクの反応がおかしく感じたからである。木曜日には掃除機でノートブックを始めて吸引したので、以前のワークステーションの時と同じようにファンを壊したかどうかが気になるようになってきた。なぜならばディフェンダーを回しているときも十分に吹いていなかったからである。なるほど日本の人が熱暴走とか冷却とかつぶやくのをこうして始めて実感したのである。

RAMもCPUも疑ってみたが、タスクマネージャーでは綺麗に動いているようなので、その能力も十分で問題は見つからなかった。ただし、ハードディスクはある時間経過後から100%起動している筈なのに反応しなくなっている。マザーボードに問題があるかどうかは判断できないが、ハードディスクを交換すべきなのかなと考えた。価格は1TGで80ユーロほどなので、今までの750GBよりは少し大きく、上手く直ってくれれば無駄にならない筈だ。

その前にソフトの感染も疑われたので、ディフェンダーを速攻でまわしてみたが問題は無かった。実際にフリーズするときはハードディスクが熱くなっている。今ならば中身を温存できるので、チャンスかとも思う。弄る前に保障期間などが気になるので調べてみると現在使っているノートブックは2012年12月購入となっている。三年かと思ったら丸四年使用することになる。これならばそろそろ弄り時かとも思った。



参照:
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走り抜ける黄金の森

2016-11-06 | ワイン
またまた記録更新である。2km超えの短いコースで14分28秒で戻って来た。前回の49秒よりも21秒早くなっている。嬉しいのは、登りを6分35秒程で片づけていてこれも記録にだろう。下りは1km以上を時速10kmで走り、5分17秒間頑張り続けたことだ。そしてその間は殆ど時速11kmを超えていた。高速カーヴ走行である。

上りも嗚咽が漏れるように厳しかったが、外気温摂氏0.5度でフリースを羽織っても流石に殆ど汗を掻かなかった。記録が出そうな感覚はその時点であった。そうなれば苦しさを続けて一挙に走り下りるだけだ。時速10kmを割らないことを考え続けたが、最高速を争うのではなく持続が課題だったので抑え気味に走ったが、それでも嗚咽が漏れた。最後に走った十代の400mや800mのあの中距離の感じを思い起こすに十分だった。

ここ暫くは可成り心肺系に負担を掛けるのに慣れて来て、ホンダのエンジンかのように周りが良くなっている。慣れなのか、トレーニング効果なのかは分からない。もう一つ、左ひざの感じが大分よくなってきている。それでも走り始めは腰が浮くように足元が定まらなかった。理由は分からないが、若干貧血気味の感じもした。それでも行ってしまうのは何故なのか?体重を量ると前回同様の71.4㎏で嫌に安定している。

ランニングすると食欲が落ちるようなことを間寛平が語っているようだが、山の仲間でも50歳そこそこでフルマラソン2時間台を走るクライマーが胃癌で直ぐに亡くなったと聞いている。なんとなくそのホルモンバランスの感じは分かるような気がする。そもそも肉が付くとは走り難いのでどうしても痩身傾向があり、食欲も自然に落ちるのだろう。どのようなスポーツでも打ち込むと遣り易い方へと環境に順応していくのだろう。その意味からも今までになく体重が定まってしまっているのは不思議である。

2013年産を二本開けた。フォルストのフロインデンシュトュックとザールのゴールトベルクである。前者はグローセスゲヴェックスで、後者は難しい年度乍らなんとかグランクリュから収穫したブドウからの辛口リースリングである。残糖は後者が多い筈だが、日にちが経つと前者の方が糖が分離傾向にある。前者のバランスの取れた培養酵母で整えられたものと後者の天然酵母の長短をもった味とは異なり、価格も前者の方が安い分軽いワインに違いなかった。その意味からも後者の三年落ちのバリックのようなかすかな木材の香りと白桃や香草の感じは決して悪くはなかった。若干ヒネタ感じも粘度の影響だろう。残糖を残したと聞いていたので、数年前のファン・フォルクセム醸造所の濁酒のような濁り味を想像していたが、全くそのようなことは無く透明感はないものの立派な辛口リースリングになっていた。その意味から前者のモスバッハ―醸造所のグローセスゲヴェックスよりも本格的なリースリングであることも確かである。この醸造所のゲテ物様の特徴は完全に無くなっていて、量感のある酸が綺麗にバランスを取っていて、最後のアーモンドのような苦味のミネラルもまさしくVDPがドイツの高級リースリングとして求めているものがザール地方にとっては不幸な年度乍ら示されているのは天晴だ。



参照:
思いがけない請求書 2014-10-10 | ワイン
見た目よりも本当の実力 2016-10-29 | 女
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メードインチャイナの魅力

2016-11-05 | 歴史・時事
先日日本のネット記事を見て理解した。日本のPCは諸外国に比較して高額商品が売れているということである。理由は俗に呼ばれる中華PCは人気が無くて、日本のメーカー品に人気があり、その価格もノートブックなど以前のように高額ということだ。

なるほどこちらでも十年前に富士通ジーメンスを購入した時には800ユーロ以上を出したが十年も経たずに完全に壊れた。だから現在使用しているものはWIN8インストール版の最初の富士通商品で嘗てより二割ほど安かった。市場価格を調べるとほぼその価格でその時の先端のものが購入できる。更に個人的にはドッキングステーション化を始めたので、今後は付属モニターは普通に使えればそれで充分で、入出力の充実したものを今後は同価格帯で購入すれば事足りることになった。要するに何台購入してもそれ程強力なものは必要ないということである。端末毎のラズベリ―パイのような分割化がそれを推し進める。それよりもプロジェクターまでを含む関連端末を充実させた方が使いやすい。

つまり、中華製でもなんでも電源とマザーボードが充実して静かで低消費電力の製品を選択すればよいので、ブランドの信頼性の相違は考慮しても、それ程高額なものは必要ないということになる。そもそも現在のを購入した時は持ち運びを考えたが、タブレットも充実してきているので短期の旅行には持ち歩かないことになった。画面が小さくてもある程度重量があっても、性能の高いノートブックが今後の売れ筋となる。

そしてPC合体するIBMを継いだ中共製LENOVO社も、ドイツ製富士通社も連邦共和国内での市場価格は殆ど変わらない。寧ろ富士通の方が同じ価格でも割安感を感じるのは個人的な志向が影響しているのだろうか。日本のネットには、「中華企業の日本製」と「メードインチャイナのソニー製」のどちらに信頼性があるかというのが話題になっている。個人的に選択したいのはメードインチャイナの台湾ブランド製品である。

そこで気になるのは、連邦共和国副首相ガブリエレの北京訪問での決裂である。今頃対シナ対応で何事かと思うのだが、特に社会主義者にとっては昨今のロボットのクーカ、軍需のエクストロン、電球のオズラム社のシナによる買収劇が我慢ならないのかもしれない。そこに日本を訪問するトライヤ―知事を悩ませるフランクフルト空港買収に乗り出しているダイデスハイムのシナの投資会社など様々な中共中央に近い筋での連邦共和国での活動などチャイナマネーの動きがある。先日のギュンター・オェティンガー元バーデンビュルテムベルク首相がシナ人を「切れ眼」と評したように、ベルリンからEU全般でのシナ投資家払いの動きが広まってきている。

これらの背景には、BASFやVWなどを5000を超える独企業がシナにおいて充分な優遇を受けていないことがあるのだろうが、それ以上に本国での危機感が高まってきているからだろう。そもそも、日本企業など苦労して中共で折り合いをつけてきた投資と、シュレーダー首相の頃のジーメンスのリニアモーターのプレゼントのように本当にその結果が見えていたとも思えない投資態度が気になっていた。それが、前線と考えていた中共国内ではなくて、本国の市場特に労働市場が危うくなると急に腰が浮いてきたような感じである。

新聞が書くように、ここで北京を納得させるような事になれば中共の思う壺であり、ここでの連邦共和国の対中姿勢は選挙も睨んで重要な外交的な判断にもなるのだろうか。特に合衆国の大統領選挙の行方を睨み乍ら慎重な舵取りがなされるべきだろう。



参照:
深圳からの直送便 2016-09-29 | 生活
現況証拠をつき付ける 2006-12-17 | マスメディア批評
ポストデモクラシーの今 2016-07-08 | 文学・思想
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TTIP阻止も独緑の党か

2016-11-04 | 雑感
連休中に溜まった新聞などを片付ける。日本でも話題になっていたカナダとの貿易交渉でのベルギーのワロン議会の賛成でそのまま青信号と思われた。それがここでそれを止めるのはドイツかも知れないと書かれている。つまり連邦議会だけでなく、連邦会議での賛成が必要となり、連邦共和国で最も貿易が盛んなバーデン・ヴュルテムベルク州が反対するというのである。緑の党はこの手のグローバリズムに反対しており、クレッチマー州首相も反対するということになる。

カナダとの問題であるからあまり重要視していなかったが、この手のEUと日本との貿易協定もTTIP交渉と同質のものであり、この政治構造が同様に通じるということらしい。つまり、カナダとの貿易協定Cetaが成立すれば、同じようにTTIPも成立するということになるようだ。それならば、これも容易に成立させることは出来ないだろう。但し緑の党の支持率はフクシマ禍後を頂点にして伸び悩んでいるので、どれほど政治的にブロック可能だろうか?特にラインラントプファルツ州などは州大会も開けないようで党勢が明らかに鈍っている。

新年のスキーツアーに欠けているインナーのシュラーフサックを発注した。九月のアルゴイ前に購入しても良かったのだが、もう一度使えると思って持って行ったのだった。結果は見事に使用中にびりびりと音を立てて破れた。幸い夏場のことで寒くて眠れないことはなかったが、そこで洗濯後にゴミ箱行きとなった。絹なので靴磨きに間に合うだろう。十年以上何回も洗濯をして使えたので、その重量140Gと価格39ユーロに太刀打ちできるような製品は無い。

ネットを見ていると、旅行の時にも枕を包み込めるようになっているのであまり清潔でもないホテルではこれを使うという。なるほどと思った。勿論ユースホステルや山小屋などではこれを使うのが義務付けられている。日本では使ったことも無く、欧州で初めて習ったものである。最初はそこまでも衛生に気を使うものなのかとも思っていたが、使い慣れるととても快適で、雑魚寝でもぐっすりと眠れるようになるのだ。所謂寝床が変わると眠れないということにはならないのである。

そもそも自宅のベットでも絹に包まれて眠っている御身分ではないので、この夏は涼しく、冬は暖かいのはとても嬉しい。それでも天然のシルクはそれほど安くはならないので、多くの人は化繊も使っている。夏場は重く嵩張る純綿にも人気がある。なるほど化繊は強度は強く、乾きやすいなどの利点もあるだろうが、快適度では比較できないだろう。それにシルクを10年使えたのだから、それ以上の耐久力などは必要がない。

十月に発注すると売り切れていて入手出来なかったのだが、再び同じ価格で同じ商品が入荷したようで、これはとても嬉しい。フェアートレードなのだろうか?価格だけでなく、その重量と嵩張りからいつでもリュックサックに放り込んでおけるてもこれほど快適な製品は殆ど無い。来週にでも届いて、前回のものと全く同じ質と形であることを確認しなければいけない。少しでも薄くなっていないことを願うのである。今までのものならば真冬でも小屋の中で毛布を上に二枚重ねれば問題なく就寝可能であるからだ。

類似品も調べたがこれに匹敵するようなものは皆無だった。そしてこれを一度使ったことがある者ならばその価値も知っている。再入荷して値上げするかと思えば全く変わらない価格で入手出来そうでとても幸せだ。



参照:
2015年度暖房費をチェック 2016-06-30 | 歴史・時事
収容所寝棚と展望台食堂 2006-08-02 | 生活
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筋肉が焼けそうな睡眠

2016-11-03 | 生活
結構身体に来ている。寝汗を掻いた。基本は筋肉が焼けそうな熱を感じてであるが、もう一つ原因が分からない。なるほど運動量は多いが、筋肉に大きな負担は掛けていない。以前以上に柔軟体操をして、そこに膝の柔軟を付け加えたが、短い時間での軽いストレッチである。寧ろストレス性の可能性もあるがあれだけ焼けた感じになるのは不思議だ。但し過敏になっている可能性はある。寝室は前夜の暖房の熱だけで決して温度は高くは無かった筈だ。アルコールも早い夕飯時に少ししか飲んでいない。

連休中の運動量かその食事量かのお蔭で体重は久しぶりに500gほど減量した。運動量を落とせば食事量も落ちるので簡単に減量となる。摂氏気温7度越では暖かくも寒くも無かったが、疲れが残っているような感じで体調はもう一つだ。それでも沢往復を最初から飛ばし気味に時速10kmで最初の七分以上を維持した。折り返し地点で樵作業をしていたので、折り返しとその助走などに無駄が出たが、若干短い距離ながらも前回の記録と同じぐらいに早く戻って来た。しかし苦しさは前回以上だった。脈拍170を長く超えていたと思う。

膝への意識から一向に完治していないことを改めて認識する。走るバランスも悪い。膝を早く治したい。肩の故障の時と同じで動かしながら苦労をしながら直していくことになる。だから直った時を楽しみにコツコツと我慢していくしかないのである。昨年購入したスキーもそのままガレージに立て掛けてあって如何にショックが大きかったかを未だに物語っている。二度と同じような経験はしたくないもので、同行者に迷惑なのは昨年のジュラでのクライミングの時と同じである。

LINUXPCの空き領域を作ることが出来た。そのまま大きなファイルをcp /dev/nullで上書きしてしまう方法で最大のCOREファイルを消去した。そのお蔭で一挙に1.5GBほど空きスペースが増えて85%占有率に、そして更にもう一度繰り返して57%となった。これだけ空けばクロームブラウザーをインストールして再構築出来ると考えたが、Mozillaをすべて消去していたのでインターネット接続が難しくなっていた。再構築が複雑になってマニュアルになった。幸い使いたいフラットスキャン機が使え、WLAN接続も問題がないので、再構築は急ぐ必要はない。

同時にラズベリーの構築もしているものだから大分情報などが錯綜して、元の情報に返ろうとすると頭が混乱して来る。先日の温度計のプログラムもアナログ出力を端子で入力してそれをデジタル化するものと、所持しているデジタル出力の温度計などを混同させてしまっていた。落ち着いて考えれば何でもない事なのだが、プログラムとなるとどうしてもアナログを考えていなかった。普段からそのようなものを扱っているならば混乱などあり得ないのだろうが、唐突にそうした情報が入ってくると脳が充分に処理出来ていないのを感じて余計に混乱する。

趣味で次から次へと色々なことをする人が居るが、経済的ばかりでなく時間などのマネージメントだけでなく、頭脳も次から次へと新しいことで及んでいかなければいけないので、一種のアスペルガー症状の様な人が多いのだろうか。

せめて歯根の調子が好転してくれればもう少しじっくりと構えることが出来るのだろうが、悪化もしていないが好転もしない。炎症を抑える方法がないのだろうか?



参照:
経験のトロイの馬 2016-10-27 | 雑感
スキーに向けての身体作り 2016-10-30 | アウトドーア・環境
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ハロウィーン明けの膝

2016-11-02 | 
万霊祭である。ヘッセンなどでは平常通りだが、こちらは休日である。ハロゥィンの夜は呼び鈴が鳴ったが相手にしなかった。東方の三博士でもないのに新しいもの好きの子供の相手をする気持ちなど毛頭も無い。天気も良いことであり、週末から休暇を取っている人も少なくない。

ラズベリーパイの温度計で測定した。明るい内に冷蔵庫の温度を測定、調整した。零下も綺麗に出るようにしたので本格的に測定可能となった。夏の間に冷蔵庫のサーモスタットの目盛りを二とか三にしていたが、五ぐらいにすると目的は叶えられそうである。冷凍室零下12度、野菜室10度は少し温度が高過ぎた。夏の間はエネルギー節約を考えたのだが、野菜の傷みが早かったかもしれない。冷凍室零下18度、野菜室8度ぐらいにしたい。ワインは12度でも構わないのだ。これからもそれほど冷たいものなどいらない。そこまで室内を温めない。だからこそ冷蔵庫の温度を少しぐらい下げてもそれ程燃料消費は増えないと思う。寧ろ野菜がしゃっきりして貰う方が嬉しい。

記録を取って、グラフ化出来るような最終目標への道が見えてきた ― 最終的には面倒なデーターバンクを書かなければいけない。USBからSPIでセンサー情報を出して、Pythonでスクリプトを書く準備を整えた。適当なものを拾ってきて試してみたが、読み込み自体が上手くいっていないようでまだ勉強してみなければ駄目だ。

週末の発熱は一週間前にも起こしていた。全く忘れていたのも不思議だ。そもそも運動と発熱の関係が分からない。なるほど一週間前のそれは記録が出るほどの速さで走った訳だが、ハイキングで発熱は皆目わからない。体が冷えていたところに入浴が効いたのだろうか。火曜日は万霊祭で、朝から頂上を目指そうかと思ったが思い留まることにした。翌朝の運動もあり、オヴァーワークになることが予想されたからである。

その代り最大懸案の膝のストレッチを実行することにした。ネットで調べると膝の皿周辺のマッサージがあったからだ。膝のストレッチ自体は関節技になりやすいので怖くて出来なかった。だから周辺の筋などを柔軟にするこれを参考にする。少しやってみると違いが分かった。つまり懸案の怪我は、普段どころか通常の運動では動かさない無理な角度の膝の回転であり、事故現場では殆ど「エクソシストの回転」程の曲がってスキーの先が雪に刺さっていたのである。つまりそこを使わないで運動もできるのだが、知らないうちに寝室の階段を降りる時に手すりを持つ習慣がついていた。膝が柔軟に曲がらないからである。それがこの柔軟で気がつくようになった。要するに膝を使えるようになった。

一度やっただけでこれだけ効果があるのだから、二月も続ければ完全に柔軟さを取り戻せると思う。反対に、使わないところを使わないままでいたら永遠に違和感が残るということになるのだろう。要するに事故以外にはあれほど膝を捻ることはないのだが、スキーもそれも新雪となると、充分に捻りが効かないと駄目である。なによりも今のうちに汗を流すのはこれだと確信した。



参照:
スキーに向けての身体作り 2016-10-30 | アウトドーア・環境
経験のトロイの馬 2016-10-27 | 雑感
コメント (2)
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あまり機能的ではない展開

2016-11-01 | 文化一般
日曜の朝のラディオは日本での「閉じこもり」取材が流れていた。なによりも興味深かったのは、日本ではそれらを称して「機能障害」と診断するという言葉である。その単語はファンクションであり、まさに中共で言えば共産党幹部ということになる。要するに社会が機能するための歯車ということであり、それに不適応と診断するのがこの機能障害なのだろう。日本の社会はもはや追い付け追い越せでもないのに、そうした機能性が要求されているということの証であり、日本社会が真面な社会として落第であることを彼らの存在が示しているということになる。しかしその奥は深く、如何に日本社会が近代化の中で病み続けてきたかという事だろう。そして明治維新以前もその社会はあまり変わりなかったのかもしれないとすると、なんら可能性の無い社会となる。日本独自の社会が優れているとかどうとか以前の病弊のようなものだろう。

フランクフルトのアルテオパーでのプログラムが変更になっている。アンドレ・プレヴィンが自作自演でロンドンのシムフォニカーを指揮することになっていた演奏会で、恐らく動けないのだろう。バイエルンの放送交響楽団は、フランクフルトで演奏してから関空に飛ぶらしい。西宮で同じプログラムを演奏するようだ。

承前)引き続き「マクベス夫人」の全曲盤の残りを聞き通した。ストラヴィンスキー並に民族的なものも豊富に取り入れる一方グスタフ・マーラーのパロディーのようなところもあるが、基本的には表現主義的なものを狙っていて、そこが西欧モダニズムとして批判されたのだろう。場の通し番号も参考になるが、もう少し映像の資料なども集めて繰り返し調べてみたい。最後の最後までおいしい所が用意されていて、作曲家の才気を再認識するとともに、充分に楽譜が音化されていないのも確認した。可成りしっかり合わせないとグロテスクで終わってしまう所もあるので、初演からこの方もう一つ真意が聴衆に伝わっていないところがあるのかもしれない。この時点で具体的にキリル・ペトレンコ指揮に期待できるのは、なんといっても重なり合った音響での丁寧なバランスで、今までは聞けなかったサウンドである。それに値する創作をしているということでもあり、サイモン・ラトル指揮の交響曲の痙攣したフォルテシシシシモとは異なる柔軟な鳴りが期待出来るということでもある。ラトルなそうした楽曲の読みが本当に正しいのか、それとも解釈に過ぎないのか。

その意味からはこの世界初録音盤は限られた目的を達成している。また感じたのは1970年代のEMIの優秀録音でアナログステレオの完成期の録音の優秀さである。同時代のDGでさえも立派な録音が出ていた時代である。カラヤン指揮録音などはあまり良くないのだが、ここでは成功している。それでも効果音などの不器用な扱いはデジタル時代でなくても考えられないほど稚拙である。

ソコロフのリサイタルツアーが始まっている。シューマンの作曲技法に関心を以てその準備もしたいと思う。上手くいけば今回でシューマンのそれが大分分かるようになるのではないかと期待しているのである。あまり時間がないので参考素材など早めに集めなければ間に合わなくなる。いつものことであるが、付け焼き刃とならないようにしなければいけない。



参照:
陰謀論を憚らない人々 2016-03-29 | 暦
笑ってしまう靴下の右左 2016-09-30 | 生活
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