Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

死亡事故の加害者

2007-11-26 18:57:42 | Weblog

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もう15年以上も前の話ですが、小生がサラリーマンだったころ、
会社の同僚がバイクの事故で死亡しました。
マジメを絵に描いたような男で、唯一最大とも言える趣味がバイクでした。
もちろん、暴走行為などとは縁の無い、健全なライダーでした。

事故が起きたのは雨の夜。
会社からバイクで帰宅する途上、30代の女性が運転する軽自動車に巻き込まれたそうです。
後日聞いたところ、その女性はご主人を駅まで迎えに行く途中だったそうで、
雨が降り始めたため慌てていて左側の安全確認を怠ったという話でした。
あるいは、確認したつもりでも、雨でもあり夜でもあり、見えにくかったのでしょうね。
加えて、死んだそいつが紺色の雨合羽を着ていたのも輪を掛けてまずかったと思います。

損害賠償は保険で遺族に支払われたようですが、
加害者には民事責任のほかに、刑事責任と行政処分が課せられます。
通常は死亡事故であれば加害者は逮捕されるところでしょうが、
その女性ドライバーは、幼い子供がいることも配慮されたか、逮捕されませんでした。
また、交通刑務所へも入らずにすんだという話を聞きましたので、
在宅のまま起訴されて、執行猶予付きの判決が出たものと推量します。
(法文上は「7年以下の懲役若しくは禁錮又は100万円以下の罰金」となっていますが。)

行政処分については、直進していたバイクを巻き込んだということなら
重過失死亡事故の「20点」になり、一発で免許取消、しかも1年間は再取得できません。
しかし、普通の神経を持ち合わせていたら、仕事や生活に不可欠でもない限り、
人を死亡させて1年以内に再度運転しようとは思わないでしょう。
それどころか、その恐怖で一生ハンドルを握れないかも知れません。

ところで、事故の瞬間、その車に子供は乗っていなかったのでしょうか。
事故そのものを目撃したり、あるいは事故に動転している母親を見たりして、
ショックを受けていないことを願います。
そんなことまで知る由もないのですが、加害者の子とは言え心配です。

それにしても、事故を起こすと、
被害者や遺族が気の毒なのは言うまでもありませんが、
加害者までもいろいろな面で不幸にしてしまうものだとつくづく感じました。

…月曜から重たい話で、すみません。


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