Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

聴覚障害者に対する教習について

2008-06-02 18:49:43 | Weblog

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6月1日から道路交通法が改正されました。

「後部座席のシートベルト着用義務化」が大きく報じられていますが、
最も大きな改正点は、
「聴覚障害者でも運転免許が取得できるようになった」
ということでしょう。
「特定後写鏡(ワイドミラー)の装着」と
「聴覚障害者標識(チョウチョのマーク)の表示」が条件になりますが、
耳の不自由な方にとっては行動範囲が広がる、大きな前進と言えるでしょう。

しかし、
「では、免許を取るための“教習”はどうやったら良いか」
を考えてみると、容易でないのは想像に難くありません。

まず、“道案内”からして困るでしょう。
「次の交差点を右。」と口で言っただけでは伝わりませんから、
当然、指で指し示すことになります。
もっとも、聴覚に障害が無くても「右」と「左」を聞き違える人はいますので、
普段の教習でも、指での道案内を併用するのが基本ですが、
この案内、「右ウインカーを出して。」も同じゼスチャーになりますよね。
何か他のサインを考えないといけないでしょう。

マニュアル車での“発進”(“坂道発進”を含む)では、
「エンジンの音が変化するのを聞け。」と教えていますが、
それも聴覚障害者には通用しませんね。
エンジンの振動やペダルの感触を使って半クラッチを体感してもらうしか無いでしょう。

“踏切”では停止して、窓を開けて左右を確認することになっていますが、
それも、電車や警報機の音が聞こえない人には意味がありませんね。
もっとも、「踏切での一時停止&窓開け」は“試験における儀式的な動作”ですから、
形だけやってもらえば良いのかも知れませんが。
#そんなこと言っちゃって良いのか~?

あ、でも、
こう考えていくと、
「教習できない」ということも無さそうですね。
健常者でも得手不得手の分野が有るのと同様に、
たまたま耳の調子が良くないだけですから、
教える側・教わる側ともそれを承知しておけば良いだけなのかも知れません。


ところで、「後部座席シートベルト」の件。
国会議員のセンセイ方はもちろん締めているんですよね。
自分たちが決めた法律を自分たちが守らない
なんてことは無いと信じていますよ!


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