王子の紙の博物館に行ったのは、AT車のトランスミッションのクラッチ部材が紙製であり、それが展示されているという情報を得たのがきっかけで、それだけを見に行くというのも、ミーハーだな、というか、もの好きというか、バカじゃないかと思いますが、とりあえず行ってみてどういうものかわかりました。
と言っても、そのことを聞いていなければ展示に気付かず通り過ぎるところでした。いえ、実際に通り過ぎて、全部の展示を見終わったあと、どこかにあるはずだと見直して初めて気がついたものでした。紙製品はこんなものにも使われているという展示の1つでした。
これは、ネットでしらべてみると、こんな記事があり、ここを読むとよくわかります。
展示されていたのは、これと同じものではないかもしれませんが、だいたいこのようなものです。
「ものづくり日本大賞 ATクラッチ摩擦材 (株)ダイナックス」
写真を見れば、クラッチディスクというものがどんなものかわかりますが、実際自動変速機というのがどういう仕組みになっているのかは、いまだよくわかりません。
この記事によると、「以前は鉄のリングの表面に摩擦材が貼り付けられており、その摩擦材としてアスベストが使われていたが、アスベストは健康に害を及ぼすため、安全な素材の開発が求められた」そうです。
そして、「1983年、天然繊維と合成繊維などを組み合わせて摩擦調整剤を配合した母材にフェノール樹脂を含浸させて熱で固め国産初のペーパー摩擦材の開発に成功した」そうです。
ペーパーとは、合成繊維や天然繊維を織らずに薄く固めたものをいうのであって、つまり基本的に「紙」の製法というのがそういうものであるということなんでしょう。いや、そういう材料と製法で作ったものを「紙」と定義するから、それが「紙」でできているということになります。だから、クラッチディスクが画用紙や段ボールのようないわゆる「普通の紙」でできているわけではないということがわかりました。
なんだか、わけのわからない説明ですみません。
さらにこのページの説明によると、
「マニュアル車は1枚のクラッチ板を人の力で操作するが、オートマ車は変速機に何枚もの薄いクラッチディスクが装備されており、それらが付いたり離れたりすることで自動変速が行われる。押しつけたときに、ディスク同士を完全に結実させるために表面には摩擦材が張られている」とのことです。
「変速機の内部は潤滑油で満たされており、そんな中でディスクを押し付けたり離したり、つまり、滑らせながら止めるという、相反した機能を両立させることのできる材料が求められる」そうです。
「クラッチディスクは、メーカーや車種による違いや、エンジンの出力に合わせたものが必要であり、変速機の小型化や半永久的品質保証も求められ、日々技術革新が進んでいる。
紙ではなく、不織布を素材にした製品の開発も進んでいる」そうです。
この会社のクラッチディスクは、「2007年には世界の自動車のシェア40%となり、トップクラスとなっている」そうで、現在、「アメリカや中国にも生産拠点がある」そうです。
なかなか興味深い記事ですね。日本企業頑張れ~。
と言っても、そのことを聞いていなければ展示に気付かず通り過ぎるところでした。いえ、実際に通り過ぎて、全部の展示を見終わったあと、どこかにあるはずだと見直して初めて気がついたものでした。紙製品はこんなものにも使われているという展示の1つでした。
これは、ネットでしらべてみると、こんな記事があり、ここを読むとよくわかります。
展示されていたのは、これと同じものではないかもしれませんが、だいたいこのようなものです。
「ものづくり日本大賞 ATクラッチ摩擦材 (株)ダイナックス」
写真を見れば、クラッチディスクというものがどんなものかわかりますが、実際自動変速機というのがどういう仕組みになっているのかは、いまだよくわかりません。
この記事によると、「以前は鉄のリングの表面に摩擦材が貼り付けられており、その摩擦材としてアスベストが使われていたが、アスベストは健康に害を及ぼすため、安全な素材の開発が求められた」そうです。
そして、「1983年、天然繊維と合成繊維などを組み合わせて摩擦調整剤を配合した母材にフェノール樹脂を含浸させて熱で固め国産初のペーパー摩擦材の開発に成功した」そうです。
ペーパーとは、合成繊維や天然繊維を織らずに薄く固めたものをいうのであって、つまり基本的に「紙」の製法というのがそういうものであるということなんでしょう。いや、そういう材料と製法で作ったものを「紙」と定義するから、それが「紙」でできているということになります。だから、クラッチディスクが画用紙や段ボールのようないわゆる「普通の紙」でできているわけではないということがわかりました。
なんだか、わけのわからない説明ですみません。
さらにこのページの説明によると、
「マニュアル車は1枚のクラッチ板を人の力で操作するが、オートマ車は変速機に何枚もの薄いクラッチディスクが装備されており、それらが付いたり離れたりすることで自動変速が行われる。押しつけたときに、ディスク同士を完全に結実させるために表面には摩擦材が張られている」とのことです。
「変速機の内部は潤滑油で満たされており、そんな中でディスクを押し付けたり離したり、つまり、滑らせながら止めるという、相反した機能を両立させることのできる材料が求められる」そうです。
「クラッチディスクは、メーカーや車種による違いや、エンジンの出力に合わせたものが必要であり、変速機の小型化や半永久的品質保証も求められ、日々技術革新が進んでいる。
紙ではなく、不織布を素材にした製品の開発も進んでいる」そうです。
この会社のクラッチディスクは、「2007年には世界の自動車のシェア40%となり、トップクラスとなっている」そうで、現在、「アメリカや中国にも生産拠点がある」そうです。
なかなか興味深い記事ですね。日本企業頑張れ~。
