世の中の男が全てなにかしらの変態であることと同じく、
全ての男はなにかしらの動くものが好きだと思う(半分勝手な思い込みアリ)
ポンスケは電車が好きなのです。
車にはそれほど思い入れはないんだけど、
電車だけは別。
車好きの方は、いくらでも車にお金かけちゃうんでしょうけど、
電車好きは、電車に乗りに行くお金をかけちゃいます。
きっかけは、バブル時代というかそれくらいのときに、
全国でリゾート列車がたくさん作られていて、
その写真を見て純粋にカッコイイと思ったのが最初だったよ。
「リゾート21」という列車もあったし、
北海道だと、「アルファコンチネンタルエキスプレス」とかがありました。
札幌にJR苗穂工場というのがあって、
一時期、そこに北海道の歴代のリゾート列車が並んでいたよ。
その姿を見るのが朝の楽しみでした。
アルファの列車の先頭車両が売却された際は、
車両の輸送費が半端じゃなく高くて、買えなかった(車両代も高かった…)
ちょうどそのくらいの時期に、親に頼んで旅行がてら、
関東の列車を観にいったりしてました。
初めてロマンスカーに乗ったときは嬉しかったなぁ。
関西に住んでいたときは、新快速にワクワクし。
たくたんの私鉄に心躍ってました。
三宮から大阪に行くのに、どれに乗って行こうとか。
関西の車両ではやっぱり、「南海ラピート」が一番好き。
最初見たとき、『なんじゃあの先頭車両は!?』
と思ってたけど、何度か乗っていると気に入っちゃった。
電車好きだったのに、さほど興味がなくなっていって。
ほかに興味がいっちゃって、電車をすっかりないがしろにしてたんです。
石坂浩二がCMで新幹線の哲学を変えると言っていた500系がでて、
それからカモノハシ型の車両もでて。
さらには、台湾に新幹線が走ってって。
そこで思い出したのが、地元の路面電車に乗ったことがなかったこと。
札幌の路面電車に一度も乗車したことがなくて、
昔っから乗りたい!と思いつづけて、でもチャンスがなく。
やっと今日乗っちゃいました!!
路面電車は遅いし、たくさん人が乗れないし。
それでいて、車の邪魔になっているような気もするけど。
どうしても、路面電車は憎めないよ。
ガッタンガッタンとゆっくり振動があって、
降車ボタンを押すと『チーン』って音がした。
それだけで、ノスタルジーというか風情があって、
今のセコセコした世の中から、ゆとりを与えている存在のように感じたよ。
ゆっくりとした車窓から、街並みを眺めて、
『あそこのお店なんだろう?』
と思ったら、すぐ降りれる。
今、札幌も路面電車を見直そうという動きがあるんだけど、
反対している人がけっこういるよ。
赤字だし、路線を増やすにしろお金がかかると。
でも、路面電車のメリットってたくさんあるよ。
都市の中心部の交通渋滞の緩和策に路面を活用することだってあるし。
ヨーロッパの都市のようにね。
それに低床車を導入すれば、
地下鉄なんかよりもずっとバリアフリーな交通機関になれる。
それに大都市の中で路面が走っているのってさ、
それだけで観光資源になるし、都市景観の観点からもいいし。
言いたいことはたくさんあるけど、
とにかく、札幌の路面電車頑張れ!!