初日から12日を経て、6ステージ目での上演を再見した。この日はアイホールでの公演(『hunter』)を終了させた平林之英さんも舞台に参加しての上演になっていた。ラストシ-ンで、主人公(蔵元真見)が歌う場面に平林さんも登場する。
もう一度見てよかったなと思う。あの学芸会的上演だった初日とは比べものにならないくらいに作品はよくなっていた。この12日間で、役者たちは自分たちの芝居に自信を深めてきた . . . 本文を読む
初見の時よりも、当然のことだが、冷静に作品全体を見ることが出来た。ダンス・シーンがかなり多いと思ったのだが、そうでもなかった。要するにそのシーンに圧倒的な迫力があり、他のシーンの印象を凌駕していた、ということなのだ。
栃村さんの母親の場面と、遠坂さんの女優の場面のバランスに対する印象はあまり変わらない。ただ、人形を使ったパフォーマンスがすばらしく、結果的にあの母親の存在感がそれだけ高まること . . . 本文を読む
07韓流セレクションの再映でパク・シニャン特集として2本を見た。あまり期待してなかったが、実は思ったよりもよく出来ていてほっとした。わざわざ時間をかけて最低の映画を見るのは嫌だし。
「あまり期待してない」とは言ったが、本当は「もしかしたら隠れた傑作、掘り出し物はないか」なんて思ってる。この手の韓国映画は、強引なつくり方をしていて、腰が引けてしまうものも多いが、『8月のクリスマス』や『春の日は . . . 本文を読む
淀川さんぽさんの原作、台本を_レンチの中山治雄さん主演により16年振りにリメイクされた神原作品。初演は野外劇として、太陽族の南勝さんが演じた男を中山さんは持ち前のぶっきらぼうで、さらりと流し、あっさりした芝居にして見せる。
神原さんのいつもながらの熱い芝居を中山さんの冷めた演技が中和することにより、思った以上にバランスのとれた作品に仕上がっていたのがうれしい。
1947年、シベリアに抑留 . . . 本文を読む