ようやく『ラスト・コーション』を見てきた。公開から1ヶ月も経ち、この日で上映が終了するというまさに「ラスト」でようやく見ることが出来た。本当は何よりもまず、この映画を先に見るべきであった。そんなこと言われないでもわかっている。
『ウエディング・バンゲット』で初めてアン・リーを見た時から彼の映画の虜だ。『恋人たちの食卓』が僕にとってのベスト・ワンである。あれだけ繊細に人の心を描とった作品は他に . . . 本文を読む
シーン、シーンをコラージュさせて早いテンポで展開していく。役者たちが次々に役を変えていき、場所も状況もめまぐるしい勢いで転換していく。厚生年金会館芸術ホールでの公演なので、マイクを使用しており、誰が喋っているのかもよくわからない。話している役者を探すのも、一苦労。でも、見つけた頃には次のシーンになっていることも。
男だけの集団(それが売りでもある)なのだが、女の役もたくさんあり、男が女を演じ . . . 本文を読む
とてもあっさりした作品で、お話らしいいお話もない。とっかかりがないから、演出する上でとても大変だっただろうと思う。
みかんがむを解散してしばらく活動を中断されていた森美幸さんの久々の新作である。演出はもちろんよろずや主宰の寺田夢酔さん。この2人のコンビはよろずやの前作『青眉のひと』に続いて2度目。『青眉のひと』は初演は見ているが前回公演を見逃しているので、彼らがどんなことをしたのかはわからな . . . 本文を読む