今から12年前なんか懐かしくもなんでもない。つい昨日のような時間だ。だが、こうしてノートを見ると忘れていたことがいっぱい蘇ってくるから不思議だ。
映画は186本見ている。芝居は205本。この頃は映画より芝居のほうが多い。本は98冊と少し少なめ。ビデオは74本。
この年は1月に篠原哲雄の実質的デビュー作『月とキャベツ』。今は亡きシネマワイズ(旧梅田花月だ)で見た。(ここでは3月に三池崇史の . . . 本文を読む
『アメリ』のオドレイ・トトゥ演じるイレーヌというバカ女に恋をする大バカ男の話だ。せっかくの仕事を投げ打って自分では一切働かないのにすさまじい浪費家のイレーヌに入れあげる。ホテルで真面目に働いてたのに、この女のせいで仕事も首、だが彼は嬉々として彼女を追いかける。お金がないと知ったらまるで相手にもしてくれないのに、必死にすがりつくバカ男は見ていてうざったい。だが、せっかく借りてきたDVDなので、最後 . . . 本文を読む
昨年の夏、このシリーズの第1弾である『季節風*夏』を読んだ。なんだかきちんと季節に合わせたように夏真っ盛りに読むことになった。(偶然だったが)とても気持ちのいい小説だった。12の短編からなる作品集は「夏」という季節の様々な点描を見せる。それぞれのエピソードのなかでそれぞれの人たちが生きる。同じように夏を生きていた僕にとってそれらお話はそれぞれ自分のことのように胸に突き刺さった。重松さんらしい、い . . . 本文を読む