一歩間違うと、人はこういうふうになるかもしれない。最愛の娘を誘拐された父親(ヒュー・ジャックマン)が、なり振りかまわず犯人を追いつめる映画だ。痛ましい話である。だが、過剰な行為は彼を日常から突き放す。今までの生活が損なわれるのだ。彼はもちろん悪い人ではない。だが、何としても娘を捜し出したい。怪しい奴はとことん追い詰める。やりすぎだなんて思わない。そんなことにかまっていられるような余裕はないからだ . . . 本文を読む
タイトルそのままの映画。しかも、お話にはなんのひねりもない。悪い映画だとは言わないけど、こんなにも単純で、それ以上のものが一切ないような映画を作ってどうするのだろうか。単調すぎて寝てしまいそうになる。
だいたいどうしてこんなことをしようと思ったのか。お話の根本の部分が理解できない。ずっと会ってなかった双子の兄弟になり変って生きるなんて、不可能だ。いくら顔や体型が同じであろうとも、別人でしかな . . . 本文を読む
この手の映画はもう辞めようと、何度も心に誓ったにも関わらず、また、見てしまった。だって、藤岡弘、が本郷猛として復帰するのである。目撃しないわけにはいかない。どうせ、チョイ役でしかないのは、見る前からわかっているし、お話のほうも今までのこの手のシリーズと大同小異のものであろうと、知っている。にもかかわらず、なんか甘い期待を寄せてしまうのが、僕たちリアルタイムで最初の仮面ライダーを目撃した世代だ。改 . . . 本文を読む
コーエン兄弟の映画を凌ぐ、なんていうのは信じないけど、こういうクライムサスペンスで、雪の中が舞台で、『ファーゴ』や『ブラッドシンプル』なんかを想起させる、という、宣伝する側の気分はわかる。でも、あまりに杜撰な計画に、見ていて、呆れるしかない。宣伝に乗せられて、淡い期待をして、こんなしょうもない映画を見てしまった自分を嘆く。でも、しかたないから、見続けるしかない。
主人公の男はただのバカであ . . . 本文を読む