一貫した姿勢を貫く。自分の美意識で統一する。前田隆成のひとり劇団。芝居自身のスタイルもそうだし、タイトルも、さらには文庫本のブックカバーになるチラシもそうだ。いろんな意味でのこだわりが凄い。栞になるチケットもおしゃれだし、はがきのアンケート用紙も可愛い。この前、僕が見た第〇回公演から今回までで3本目になる。毎年1回、公演して、毎回キャストが1人ずつ増えるから今回は3人。
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25年ぶりの沢木さんの全エッセイ、ということだ。『路上の視野』『象が空を』に続く3冊目なのだが、先の2作とは少し趣を変えて、量的にはそれほど膨大ではない。2段組だった先の2作は圧巻だった。特に『路上の視野』はあの頃の僕にとってバイブルだった。80年代の20代の僕にとって沢木さんの著書を読むことは最高の至福だった。あの頃、沢木さんと、川本三郎、藤原新也は僕の神様だった。あれから30年 . . . 本文を読む
偏愛2部作として『眼帯のQ』とともに上演された。台 本、 三名刺繍(劇団レトルト内閣)、 楽曲・演出 佐藤香聲(銀幕遊學◉レプリカント)のコンビによる連作。2作とも見たかったのだが、今回はこちらのみしか見られなかった。今まで、何度となく見てきた『眼帯のQ』は、今回ファイナルヴァージョンとなったらしい。どんな風に進化したのか、目撃したかったのに、残念だ。
さて、こち . . . 本文を読む