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映画・演劇のレビュー

『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』

2020-07-22 21:47:36 | 映画
ウディ・アレンの最新作は、久々にニューヨークを舞台にした街歩きの映画だ。僕の一番好きな彼の作品『ミッドナイト・イン・パリ』の姉妹編のような作品になっている。たった92分の至福。とても楽しくて、心地よい時間だった。若い恋人たちが過ごす2日間の甘い休日だったはずの時間。なのに、ふたりは別々に行動することになる。彼らが過ごしたすれ違いのそれぞれの時間が描かれる。 甘いラブストーリーではないけど、映画は . . . 本文を読む
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『劇場』

2020-07-22 20:57:08 | 映画
4月公開予定だったこの作品がようやく劇場公開された。松竹系で全国200あまりの劇場での拡大公開だったはずなのに、配給は吉本興業に移り、20館のミニシアターでひっそりと公開される。大阪はシネ・ヌーヴォーで17日から2週間、1日2回上映だ。客席80ほどの劇場なので、今は定員は40ほどか。満席になっても、とてもじゃないけど、ヒットとは言えない。それでも、ネット配信だけではなく、ちゃんと劇場公開されたこと . . . 本文を読む
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エイチエムピー・シアターカンパニー『死者ノ書』

2020-07-22 20:01:13 | 演劇
5月の配信による公演(大竹野正典・作『ブカブカジョーシブカジョーシ』)からまだ2か月も経たないというのに、もう新作を発表するエイチエムピー・シアターカンパニーである。しかも今回はリモートと劇場のコラボによる公演に挑戦するのだ。笠井さんたちは常に新しい表現に果敢に取り組む。 さて、今回は折口信夫の『死者ノ書』である。こんな題材を取り上げるというだけでも十分刺激的なのに、それを前作に引き続き、今回も . . . 本文を読む
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