自然農にいのち宿りて
農の本義は、この地球上で生きるに必要な食べ物の確保持続であることです。
農の使命は、人々を健やかに、心身健全に育む食べ物を育てることにあります。
健やかな身体に健全な精神を宿し、人として当然の神性を宿した
魂の優れた人に育つべくの 農産物を育てねばなりません。
健全ないのちの農産物を育てるには、田畑に立つ者もまた心身健全で崇高な精神を養うことが大切です。
いのちにいたして謙虚、心理に対して素直、生きるにおいて誠実賢明であり、大いなる賢者となり
決して道を見失わず、他に惑わされぬ内深き強き魂に神性を宿して 農にいそしまねば、
いのち美しく輝く豊かで健全な作物を育てることはできません。
文 川口由一
【地の巻】
「人間社会、人類における農の位置」p17より抜粋
目覚め・悟り・成長への道すじ
自然農にいのち宿りて 川口由一 著