八月になりました。
昨夕、大きな川の水門がひらき、
今朝は田んぼに水が流れ込んでいます。
ほぼ一か月ぶりの水に気持ちも潤います。
この間、稲は天水をめぐみとして
じっくりと育ち分けつも進んでいます。
自然農の田は耕さず・・、
様々ないのちがともに生きています。
鳥や小動物が田んぼをおとずれ、
虫たち、草草、そして稲・麦、それらが
いのちのいとなみを繰り広げています。
年々、そのいのちたちは形をかえて
亡骸の層となってゆきます。
オアシスのような田んぼの表面も、
地中も、いのちの薫りゆたかに
湿り気を帯びています。
稲の足元は水を含んだスポンジ状が続きます。
けれども7月下旬、
晴天続きの夏陽のなか
そろそろ水のめぐみをいただきたいと
心待ちにしていました。
水の恵みを得て
幼穂形成期に入る前のこの時期、
稲たちはいのち盛んに
身体づくりをしてゆくことでしょう。
8/7、自然農稲作教室では最終の夏草刈になります。
その頃には一段と成長している稲に出会えそうですね。