君は銀河の青い風  八木真由美 岡山

自然に沿って、自分につながって、
心地のよい光とともに。
竪琴ライア 自然農 ライトワーク ヒンメリ

  

川口由一さん インタビュー 「添う 応じる 従う 任せる」人間関係において 2017.9

2017年10月21日 | 自然農川口由一の世界

添う 応じる 従う 任せる 

「人間関係において」インタビュー2017.9 

 

八木 川口さん こんにちは。自然農の栽培では気候風土や作物に添い応じ従い最後に任せます。人との関係においても「任せる」ということが大切になってくると思いますが、任せることができるようになるにはどうしたらいいのでしょうか。?

 

川口 私が宇宙・絶対界に立って自立していないとね。一人で立つだけの強さを養っていないとね。そして宇宙いのちの道、人の道、我が道を体得していないとね。そしてそれぞれがどういう存在かということを正確に知ることが大切です。人との場合には一人ひとりが今どこに立っているのかを親の立場・先生の立場、農夫の立場で見ていないと任せきれませんね。幼子がおっぱいを欲しがっていたらあげる。まず応じる、従う、そして任せるね。その子のことがわかっていない場合は正確に応じられず、曖昧なままだと放任になりますね。正しく応じられずに問題を招くことになりますね。農夫や親や先生は曇ることなき深く澄んだ清らかな智力で察知する能力を養い持っていないとね。

 

八木 察知していない場合は、干渉しすぎたり放任になったりするのですね。

 

川口 そうそう、そうなりますね。ところで成長過程おいては全部わかりきらないから、その時精一杯に対応して結果も見て失敗を繰り返さないように対応する、そうしながら育ってゆく、子どもを育てる、お米を育てる、そしてだんだんだんだん年齢と共に絶妙に育てられる、若者を絶妙に生きられる人に育てられるわけでしょう。お米や野菜を絶妙に育てられる、事々において絶妙に手を貸せる、もちろん添えるし応じられるし従えるし任せられますね。そうできるまでには色々と苦労や試行錯誤がありますが、あきらめないで投げ出さないでね、その中で育つから。年齢が若い場合、未熟な場合は必ず失敗するものだから。そんなの当然なので。あるいは混沌とするのは当然で、混沌としている中で成長してゆきますね。


2017年9月 インタビュー 文字起こし 八木真由美

   写真 Tomoka.K

 

 

 

 

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