自然農のお米づくりをしています。(岡山)
5月上旬 苗床のモミが発芽いたしました。
その後も、元気に育っています。
写真は5/20の様子です。
それでは、自然農のお米づくり
2020年 春の様子をお届けいたしますね。
四月下旬にモミまきをいたしました。
稲作教室のみなさんは、
今年、トヨサト(品種)を育てていただきます。
昨年収穫時に取り分けておいたものを
さらに水に浮かべて選別をして
実の充実したもの(水に沈んだもの)を
種籾にいたします。
三月に
苗床の準備をそれぞれにしていただき
藁を被せておいた場所にモミを蒔きます。
お一人、0.4畝分で
1m×0.8mの広さです。
藁を被せておいたのでしっとり
湿り気は良い感じですね。
新たに生えてきた草を除き
平らに整えます、
風通し、日当たりが良いように
周囲の草も適度に刈っておきましょう。
それでは、モミを量って蒔きましょう。!
計算では、0.8㎡に、36㏄ですが
例年、苗が余るので 今年は30㏄弱にします。
今回のモミまきはコロナ流行への配慮で
三日間に分けて少人数で行いました。
マスクをしていただき、例年より静かな春です。
みなさん、集中されているようにも見えます。
小さな苗床に 少しの種もみですが
この分量で良く育てば20㎏以上の玄米を
収穫することができます。
一粒一粒 素手で丁寧に種を降ろされています。
ばらまき派 並べる派 両方やってみる派
小さな実習用の苗床ですので
お好きな方法で行っていただいています。
籾の蒔き方の話です。😊
おおよそ4㎝間隔で籾を降ろします。
丈夫に育て、一本ずつ田植えをしてゆきます。
鶯の声がきこえています。
明るい光、風にそよぐ草草・・。
丁寧に根気よく作業をされていますね。
今年も、「並べる派」の渡邉さんの苗床です。
みなさんから、感嘆の声が・・・・。↓
夏草の種の混じっていない土を
籾の上にうすく覆土してゆきます。
通して均一に覆土しています。
そして、鎮圧します。
さらに、草を被せておきます。
毎年、毎年、
籾をスズメに食べられること甚だしくなり
昨年からネットを張ることにいたしました。
山から採ってきた竹で支柱をして
ネットを被せて太めの竹で周囲の押さえに。
籾まきが完了です。
みなさんの籾まきから10日後の5/5
私の畝の籾まきをいたしました。
黒米 あけぼの トヨサト 緑米
四種類を育てる予定です。
今年は子どもたちが
4㎝間隔で並べてくれました。
例年よりも間隔が疎の感じに仕上がり
発芽が楽しみです。
わたしは覆土する土を準備したり
草を集めたり・・、
的確な作業になるよう自然界の理を話したり。
覆土して鎮圧完了。↑
今年はスギナを被せてみました。↓
草が足りない場合は
稲わらを刻んで被せます。
そして、5月半ばになりました。
雀除けのネットをはずすと
元気な苗が勢ぞろいです。
籾まきから三週間目・・・
この時点で夏草が生えていれば除いてあげます。
田んぼの一画に作る苗床では
基本的に水やりなしで元気に育ちます。
オケラやモグラも侵入しておらず
よい感じですね。
この時期、苗床の手入と畔草刈り
そして、苗床じまい用の土の確保をしました。
(浅くなった溝の土を苗床近くに集めておきました)
周囲の畔をみなさんに手刈りしていただき
とっても爽やかになりました。
下の写真は今年新たに畝立てをした畑です。↓
草も順調に育ち いのちを巡らせ
時を重ねて 日々豊かになっています。
こちらは、豆の栽培からスタートする予定です。
おまけの写真は大麦です。↓
お米の苗が育つかたわらで
色づき実る美しい麦
収穫も間近になりました。
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自然農稲作教室
八木真由美
(岡山)