自然農 お米づくり
自然農 稲作教室では 8/8に
稲実習田の四回目の夏草刈りに入り
11月上旬の稲刈りまで田に入らず
水管理をしながら見守る時期を迎えました。
8.13 実習田
耕さず 持ち込まず持ち出さず手作業で
今年もみなさんの熱心な取り組みにより
稲たちが大らかに ここまで育ったことを
うれしく思います。
ところで、
実習で大切にしていることですが
おのずからしからしむる自然界生命界の
見事な営みの恩恵を余すことなくいただくなか
作物のいのちに沿い応じ
適期的確に必要なことする。
8.13 アケボノ
あとは稲のいのちに任せ余計なことはしない。
そのようなあり方を基本にしています。
夏は水不足による乾燥・・、
時には畝一面を覆うタイプの草草に圧倒されたり
また、宿根草の勢いに目を見張ることもあります。
緑大豆 8.13
鳥たち、虫たちとの関係においても
全力で智恵を働かせることを求められますが
いのちの世界で生きる術を身につけながら
学びが深くなることは魂の喜びに繋がります。
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さて、今回のブログでは
田植え 夏草の管理 大豆栽培について
写真を中心にご紹介いたします。
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田植え前の実習田です。
稲作教室のみなさんの苗床が点々と見えます。
畝は、宿根草の夏草を5/30に全面刈りしています。
畝全体は耕さず19年の重なりが
亡骸の層を作っており
ふかふかです。
みなさんの苗床は
100㎝×80㎝の広さで
籾の量は大さじ二杯未満
作付け畝は40㎡です。
下の写真は、私の苗床です。
今年も四種類のお米の種を降ろしています。
元気に育てることができました。
6/5 いよいよ田植えです。
苗床から苗を苗箱に移して
一本ずつ 手植えをしてゆきます。
自然農の田は、耕しませんので
多くのいのちの営みが脈々と続き
年々その重なりが豊かさを生み
肥料などを持ち込むことなく
育てることができます。
今年は50㎝×40㎝の条間と株間で
一本植えです。
みなさん それぞれの畝で
真剣に実習されています。
大きな機械を使わずに
手作業でお米を育てる自然農
健康な身体と想いがあれば
自分の自給分(一年)は私の体験からも
必ず育てられるのではと思います。
ちょうど田植えの時期には
隣の自然農畑でライ麦とスペルト小麦が
穂を揺らしています。
ライ麦は田植え後の収穫 ↑
スペルト小麦はもう少し先になります。↓
さて、6/20 田植え後 一回目の夏草刈りです。
苗が活着した後 初期の草刈りは大切です。
自然農の草刈りは
ノコギリガマで刈り
草はその場に敷いておきます。
お隣の田んぼとの境の畦に
モグラの穴が多く
こちら側の畑に水が漏れてきますので
畦塗をすることにしました。
みなさん 初めての体験です。
畑の畝には大豆を二種類
種を降ろしました。
6/20に緑大豆
7/11に黒大豆です。
この辺りには
元気なハトたちが集団で暮らしており
私たちの田畑はお気に入りの場所!
マメまきは最新の注意を払いながら😊
草をかぶせて鳥よけヒモは必須なのです。
簡単な鳥よけですが
今のところ効果ありです。
7月になり
梅雨の季節には
田に水をためて稲もほっと一息。
雨の恵みが何よりうれしいです。
夏空広がる美しい日に
田畑で過ごすのは最高です。
7/11草刈り実習二回目
梅雨明け間近となり
次第に暑さも増してきました。
この時期は、
草刈り実習オンリーと言ってもいいくらい。
大豆を育てている畑の草刈りもあります。
みなさん
ノコギリガマを使うのが上手になられています。
草刈りが終わり
風が渡る爽やかな田。
周囲の田が
土用干しをはじめる七月半ばから
八月上旬にかけて
雨の恵みを願いながらも
日々乾燥がつのるなかたくましく育つ稲たち。
一見、畑の畝のような状態ですが
深く根を張り身体づくりも最終時期に。
7/11に黒大豆の種を降ろしました。
畑も雨無しで乾燥しています。
周囲の草を刈り大豆のまわりにふんわりと敷き
基本的に水やりはしないで、暑さ対策をしています。
こちらは緑大豆です。
同じく足元に刈り草を敷き
畝全体の草は刈りすぎないようにしています。
↓
田畑の入り口ではホーリーバジルが
暑い夏に満開になり
よい薫りを放っています。
8月半ば
待ち望んだ雨の恵みをいただき
瑞々しい田畑です。
↓
お盆をむかえる頃に
今年も稲作の前半が過ぎて
秋の収穫を楽しみに
見守る時期になりました。
田植えから約二か月の草管理を終えると
ああ、今年もお米づくり前半が終わったなぁ
という達成感と安堵感につつまれ
あの猛暑も流れる汗もなつかしさに変わります。
9月
出穂し開花交配の稲の姿に感動する日も
近づいてきました。
また、その頃に
田畑の様子をお届けできたらと思います。
いつもご覧いただきありがとうございます。
自然農稲作教室 岡山
八木真由美