プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

井上弘昭・片岡一美・西山敏明

2016-06-13 22:28:56 | 日記
1967年

広島カープは十二日、広島市基町の球団事務所で井上弘昭外野手=電電近畿=ら三人の入団を発表した。井上外野手は広島がドラフト会議でトップにリストアップした期待の打てる外野手。パワーと長打力が魅力で、ノンプロ時代の最高打率は昭和四十年の3割7分、電電近畿の四番打者で、本塁打は五か年の通算三十本。昨年は社会人野球のベストナインに選ばれた。また同年、東映がドラフトの第二位に指名するなど、早くからスカウトに注目されていた逸材。入団発表三人のうち、出席者は井上一人だけだったが「プロ野球はあまり見たことがない。レギュラーをめざしてがんばるだけです」と話していた。

入団三選手の略歴次のとおり

井上弘昭外野手(23)=176㌢、78㌔、右投げ右打ち、北陽高ー電電近畿。

片岡一美捕手(18)=173㌢、70㌔、岡山関西高、右投げ右打ち、関西高一年生の秋レギュラーで打率は3割1分、本塁打一本。二年生の三月に家庭の事情で退部した。

西山敏明捕手(20)=176㌢、75㌔、津山商ー駒大中退、右投げ右打ち、高校時代は四番で中堅手。一昨年巨人がリストアップしていたもので、ことしの秋季練習でテストの結果、採用が決まった。
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加藤英夫

2016-06-13 21:20:49 | 日記
1966年

昨秋の東海大会で文句なく優勝、選抜出場十九回目の名門中京商のエース。だが、調整がおくれて杉浦監督(中京商時代、石黒=東京=と同期で二塁手、一番を打ち、早大に進んだ)を心配させている。「ここ三年間では一番スケールが大きいチームだ。それだけに加藤に早くピッチをあげてもらわないと・・・」という。仕上がりがおくれている原因は・・・。中部地区は昨年暮れからことしにかけて例年になく寒い日がつづいている。暮れの十二月十七日、霧の降った日にコンクリートの上を走って右足首に肉離れ。マッサージをつづけどうにか直ったものの、ピッチングをはじめたのは二月二十日からだ。目下、ストレートばかりを約百球程度。「全力投球を二十日ぐらいやればまにあいます」(加藤)というほどでき上がりは早い方だが、投げ込み不足から下半身の不安はかくせない。「ピッチングと並行してランニングをやります」とファイトをむき出しにしているが・・・。東海中二年までは捕手だったのが、投手力が弱いというので三年のときに転向。中京商に進み、昨夏の甲子園大会から終わってから、上手投げを杉浦監督のアドバイスでスリークォーターに変えて、ストレートに伸びがでてきた。ズングリとしたからだから重くて速いボールをビシビシと決めるのが加藤の身上。先輩の本間(西鉄)山中(中日)林(南海)といった本格派とは違ったタイプだ。卒業後は「就職して母や兄に恩返しをしたい」そうだ。父親を早くなくし、サカナ屋に勤めながら、苦労して育ててくれた母親・みよ子さん(44)や、なにかとめんどうを見てくれた兄の幸一さん(20)のためにも「甲子園でがんばる」といった。三重高・水谷投手については「長身から外角にコントロールされた速球はすばらしい。でも、顔を合わせたら負けませんよ」と大きく胸をはった。

「投手成績」21試合、14完投、11無得点勝ち、投球回数146回、被安打59、奪三振140、与四死球16、失点15、自責点13、防御率0・80。
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バウアー

2016-06-13 20:44:33 | 日記
1961年

東映ビル・西田投手はシーズン初めから右肩の痛みで公式戦を欠場していたが、全快の見込みがたたず、このほど東映を退団しハワイへ帰ることになった。東映では同投手の入団をあっせんした日米興行社長原田恒男氏を通じ西田に代る外人投手を交渉していたが、テキサス・リーグ(2A)ダラス(ジャイアンツのファーム・チーム)で現在1勝1敗のリチャード・メイバウアー投手の獲得に成功、六月中旬来日の予定である。同投手は昨年同リーグのクリスチの主戦投手として活躍、12勝11敗の成績をあげている。右投右打、一㍍88㌢、90㌔、カーブが武器。

石原代表の話 「西田は惜しい選手だが、病気では仕方がない。本人も帰国を希望しているし思い切って退団させることにした。その代りというわけでないが、投手陣の穴うめとしてダラスのメイバウアー投手をとることになった。成績もいいらしいし、現在同チームで投げているからすぐに役立つと思っている」
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