プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

松本雄作

2016-06-18 09:40:54 | 日記
1963年

国鉄は二十一日午後三時から東京・丸の内の球団事務所で明大・松本雄作外野手(21)=1㍍76、75㌔、左投左打=の入団を発表した。松本選手は福岡工高が三十三年春の選抜に出場したときの主力選手。明大時代は公式戦に十試合くらいしか出場していないが、その長打力に楠見球団重役が早くから目をつけていた。

砂押コーチ「十月二十日大倉山でテストしたときライナーで右翼へ連続してたたき込んだ。330フィート(100・6㍍)もあるので力がなければかんたんにはいるものではない。根性もあるので来シーズンは第一線に出てくるだろう」

松本選手「せっかくプロへはいれたのにオヤジが十一月二十七日に胃ガンで死んでしまった。ぼくは長男なのでなんとか第一線に出て活躍しなければ生活していけない。石にかじりついても常時出場したい。肩や足にも自信がある」
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井上幸信・河村和茂

2016-06-18 07:42:04 | 日記
1968年

大洋は二十一日、ドラフト第三位指名の尾道商・井上幸信投手(18)=1㍍83、75㌔、右投右打=と、テストで採用をきめていた神奈川県・向上高・河村和茂捕手(18)=1㍍78、72㌔、右投右打=の二選手と正式契約した。引地スカウトは午後三時半から尾道市三軒屋町の尾道商・池田監督宅で本人、父親林三氏(48)=製パン業=、池田監督をまじえて二回目の交渉をした結果、条件面でも折り合いがつき入団がきまった。井上は今春の選抜大会の準優勝投手。決勝戦で大宮工に3点とられて負けたが、スリークォーターからの速球とシュートを武器にこの大会で3完封をマーク。五試合で0・60の防御率だった。昨年秋の県大会で尾道北戦に、ことしの夏の県予選では宮島工を相手にそれぞれ七回コールド・ゲームのノーヒット・ノーランの参考記録をマークしている。また入谷スカウトは同日午後四時から東京・銀座西のいさみ会館で河村、父親清氏(51)と条件について話し合い契約をすませた。河村はドラフト会議では指名もれになったが神奈川県では評判の大型捕手。今夏の県予選では四回戦で横浜商に負けたが、四番を打ち三試合で十三打数六安打の四割六分二厘をマークしている。

井上投手「高校では速球とシュートが主体のピッチングでした。三振を数多くとるタイプではないが、コントロールには自信があります。プロではまずスピードを身につけて一日も早くマウンドに立ちたい」

河村捕手「高校ではカーブや左投手もある程度打ち込んできたがプロでは一から勉強したい。まず投手のリードをおぼえて早く一軍にあがれるように一生懸命やります」
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