1962年
中日ドラゴンズでは、さきに入団が内定していた岡野義光捕手(23)=ノンプロ三協精機(長野)明大出=と二十二日正式契約したむね。同日午後名古屋の球団事務所で、松田球団常務から発表された。同選手は身長1㍍79、体重75㌔、右投げ右打ち、背番号は62。三協精機は、広島で行われた産別大会の機械部門で出場、二十一日の準々決勝で東黎工業との試合に負けたためすぐ来名し正式契約をしたもの。いったん帰省したうえ、二十四日ごろ再び来名、二十五日に中日の練習に初参加。二十七日、中日球場で行われる対国鉄ダブルヘッダーから、ベンチ入りする予定。ノンプロでは無類の強肩捕手として定評があり、長打力のあるバッティングは高く評価されていた。今シーズンの残り試合もすくなく、すぐ戦力として期待するのはムリかもしれないが、来シーズン正捕手をねらう有力な一員として楽しみな存在。筋肉質のしまった体格で捕手としてはかなりの長身。一見して馬力の持ち主とわかる。話しぶりも、テキパキとして、陽性の明るい性格をのぞかせている。
岡野選手の談 プロへはいるなら、始めからセ・リーグのチームを望んでいた。さいわい、中日が自分にとって、一番うってつけのチームと考えたから入団した。今シーズンは残り試合がすくないが、出ろといわれるなら、もちろんよろこんで、いますぐにでも出場したい。中日には明大で一年先輩だった捕手の佐々木さんもいるので、こんども改めて競争することになるわけだが、いままでの経験を生かして、しっかりとがんばっていきたい。
茨城県出身。土浦一高から三十二年明大に進学。高校の中途から捕手をつとめ、大学では一年先輩だった佐々木(現中日)のカゲにかくれ控えだったが、四年生のときからレギュラーとなる。一時、投手を練習したこともあるほど、大学時代から強肩が認められていた。昨年三協精機入り、四番打者として二シーズンに8本の本塁打。通算打率は2割8分5厘。打撃面でもグングン頭角を現し、ノンプロ界の注目を集めていた。本籍は茨城県筑波郡谷田部町赤塚町、昭和13年11月28日生まれ。
中日ドラゴンズでは、さきに入団が内定していた岡野義光捕手(23)=ノンプロ三協精機(長野)明大出=と二十二日正式契約したむね。同日午後名古屋の球団事務所で、松田球団常務から発表された。同選手は身長1㍍79、体重75㌔、右投げ右打ち、背番号は62。三協精機は、広島で行われた産別大会の機械部門で出場、二十一日の準々決勝で東黎工業との試合に負けたためすぐ来名し正式契約をしたもの。いったん帰省したうえ、二十四日ごろ再び来名、二十五日に中日の練習に初参加。二十七日、中日球場で行われる対国鉄ダブルヘッダーから、ベンチ入りする予定。ノンプロでは無類の強肩捕手として定評があり、長打力のあるバッティングは高く評価されていた。今シーズンの残り試合もすくなく、すぐ戦力として期待するのはムリかもしれないが、来シーズン正捕手をねらう有力な一員として楽しみな存在。筋肉質のしまった体格で捕手としてはかなりの長身。一見して馬力の持ち主とわかる。話しぶりも、テキパキとして、陽性の明るい性格をのぞかせている。
岡野選手の談 プロへはいるなら、始めからセ・リーグのチームを望んでいた。さいわい、中日が自分にとって、一番うってつけのチームと考えたから入団した。今シーズンは残り試合がすくないが、出ろといわれるなら、もちろんよろこんで、いますぐにでも出場したい。中日には明大で一年先輩だった捕手の佐々木さんもいるので、こんども改めて競争することになるわけだが、いままでの経験を生かして、しっかりとがんばっていきたい。
茨城県出身。土浦一高から三十二年明大に進学。高校の中途から捕手をつとめ、大学では一年先輩だった佐々木(現中日)のカゲにかくれ控えだったが、四年生のときからレギュラーとなる。一時、投手を練習したこともあるほど、大学時代から強肩が認められていた。昨年三協精機入り、四番打者として二シーズンに8本の本塁打。通算打率は2割8分5厘。打撃面でもグングン頭角を現し、ノンプロ界の注目を集めていた。本籍は茨城県筑波郡谷田部町赤塚町、昭和13年11月28日生まれ。