1967年
阪急ブレーブスは二十五日午後二時から大阪・梅田の東阪急ビル内球団事務所で、正垣泰祐外野手(22)=日大、身長165㌢、体重68㌔、右投げ右打ち=の入団を発表した。同選手は三十九年九州高校球界の名門熊本工から日大に進学、小柄ながら馬力のあるバッティングと俊足にものをいわせてあばれ回り、昨秋の東都大学リーグでは6ホーマーを記録すると同時に、19四死球(打数41)という新記録をマークして選球眼のよさも合わせて実証した。今シーズンは春肉離れを起こし、秋は死球痛に出くわす不運つづきで、今春樹立した通算13ホーマーの同リーグ新記録は亜大・大橋に破られたが、四十年春から連続四回ベストナインに選ばれており、四年間の通算打率は・294である。外野手の強化を打ち出した阪急は、東京駐在の丸尾スカウトが早くからねらいをつけ、ドラフト会議で四番めに指名して交渉権を獲得した。同選手はノンプロ日本生命への就職が内定していたが、もともとプロ入りを希望していたのでスンナリ阪急入りが決定。
正垣選手の話 今シーズンは春に肉離れ、秋死球を右手首に受けて思うぞんぶん活躍できなかったが、もう、だいじょうぶだ。小さいときからプロでやりたいと思っていた。プロから声がかからないときは日本生命でやるつもりだった。長打力があるとは思わないが、馬力はあると思うので、その馬力で押しまくってガムシャラにやるつもりだ。
西本監督の話 ウチの外野手にはビッコが多い。長池にしてもいろいろ注文があるほどだ。正垣選手のプレーは見てないが、話を聞いたり、記録を見た感じでは、攻守走兼備の外野手で、ボクの願いをかなえてくれる素質の持ち主のようだ。からだが小さい不利を持ちまえの馬力と努力で克服してもらいたい。楽しみな選手だ。
阪急ブレーブスは二十五日午後二時から大阪・梅田の東阪急ビル内球団事務所で、正垣泰祐外野手(22)=日大、身長165㌢、体重68㌔、右投げ右打ち=の入団を発表した。同選手は三十九年九州高校球界の名門熊本工から日大に進学、小柄ながら馬力のあるバッティングと俊足にものをいわせてあばれ回り、昨秋の東都大学リーグでは6ホーマーを記録すると同時に、19四死球(打数41)という新記録をマークして選球眼のよさも合わせて実証した。今シーズンは春肉離れを起こし、秋は死球痛に出くわす不運つづきで、今春樹立した通算13ホーマーの同リーグ新記録は亜大・大橋に破られたが、四十年春から連続四回ベストナインに選ばれており、四年間の通算打率は・294である。外野手の強化を打ち出した阪急は、東京駐在の丸尾スカウトが早くからねらいをつけ、ドラフト会議で四番めに指名して交渉権を獲得した。同選手はノンプロ日本生命への就職が内定していたが、もともとプロ入りを希望していたのでスンナリ阪急入りが決定。
正垣選手の話 今シーズンは春に肉離れ、秋死球を右手首に受けて思うぞんぶん活躍できなかったが、もう、だいじょうぶだ。小さいときからプロでやりたいと思っていた。プロから声がかからないときは日本生命でやるつもりだった。長打力があるとは思わないが、馬力はあると思うので、その馬力で押しまくってガムシャラにやるつもりだ。
西本監督の話 ウチの外野手にはビッコが多い。長池にしてもいろいろ注文があるほどだ。正垣選手のプレーは見てないが、話を聞いたり、記録を見た感じでは、攻守走兼備の外野手で、ボクの願いをかなえてくれる素質の持ち主のようだ。からだが小さい不利を持ちまえの馬力と努力で克服してもらいたい。楽しみな選手だ。