プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

大坂雅彦

2016-05-14 23:45:23 | 日記
1959年

徳島商・大坂雅彦投手(18)は二十二日市内昭和町七丁目の自宅で近鉄・加藤技術顧問立ち会いで正式契約した。同選手は昨年夏の甲子園大会に出場、当時は遊撃手だったが、同年秋から強肩をかわれて板東のあとがまとして投手に転向した。身長1㍍78、体重76㌔、右投右打。

大坂選手の話「林さんやコーチの平井さんが徳商なので近鉄でやりたいと思っていた。こんど鳴門の板東、阿波高の大久保君も近鉄に入るので、ライバルたちには負けないようがんばります」

加藤技術顧問の話 「遊撃をやったこともあり、投手よりも遊撃手として期待している。素質があるので将来は主力選手になってくれるだろう」
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鈴木弘

2016-05-14 23:33:41 | 日記
1972年

ロッテのジャンボ鈴木弘一塁手(25)がことしかぎりでユニホームを脱ぐことになった。ロッテは二十五日、同選手を球団事務所に呼び、自由契約を申し渡した。四十五年に大東文化大を卒業、SF・ジャイアンツのキャピー原田極東担当スカウトにつれられて新人として初めて海を渡り、ルーキー・リーグのディケーターでプレー。四十六年に帰国し、ロッテに入団、再出発を期したが、ついに野球で花を咲かすことはできなかった。この日がくることをスズキはかなり前から予想していたという。来年もロッテでプレーしたい。という希望はもってはいたが、球団から契約更改の連絡はいっこうにこない。この日球団事務所に姿をみせたスズキにはマンモスのニックネームをもらったおもかげはなかった。ファームでは売り物になっていたアゴの下までのばしていたもみあげも短くカットしていた。「これからはサラリーマンとして出直さなければいけませんからね」1㍍91、96㌔の巨体に目をつけられ、四十五年に大リーガーの夢をいだいてアメリカに渡った。しかし、現実は鈴木が考えていたよりもはるかに厳しかった。1Aのフレスノからルーキー・リーグのディケーターに落ちた。四十六年に夢を大リーガーから日本の正選手に切り替えて帰国、ロッテのテストを受けて入団した。直球にはめっぽう強い。まともに当ればピンポン球のように飛んでゆく。だが、カーブや変化球には素人のようなバッティングしかできなかった。鈴木がことしかぎりでユニホームを脱ぐ、というウワサにプロ・レスラーのジャイアント馬場が熱心に入門を誘った。馬場は同じ巨漢選手で野球では失敗したが、レスラーで成功している。同じ道を歩んだ鈴木を自分の後継者にしたかったようだ。だが鈴木は、この誘いを首を横に振った。「ボクは跳んだり、ぶつかったりするプレーが苦手なんです。それに母(つるさん)も反対していますし・・・」まだ、どんな会社に就職するかは決まっていない。しかし、これからは「現実をみつめ、自分に厳しく生活してゆきたい」という。間もなく東京・葛飾区柴又の実家をでて千葉県にアパートを借りて生活する。「むこうの方が生活費が安いんです」二㍍近い大男はもう二度と華やかな世界に目を向けようとはしないだろう。
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石田逸男

2016-05-14 22:51:04 | 日記
1962年

西鉄ではこのほど青森商高のエース石田逸男投手(18)=1㍍83、71㌔、右投右打=の獲得に成功した。同投手は長身から投げおろす速球が武器で、青森県の№1投手といわれる。夏の予選では優勝候補の最右翼にあげられていたが、二回戦で青森工を二安打におさえながら味方打線の不振から1-0で惜敗している。
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中原薫・金富泰洋

2016-05-14 22:22:51 | 日記
1964年

中日ドラゴンズは十八日、養成選手の中原薫(15)金富泰洋(15)両選手の入団を発表した。中原は福岡県糸島郡前原町立中学校三年生、右投げ右打ちの外野手。身長1㍍70、体重61㌔。二年のときは二番で中堅手だった。百㍍を12秒1という俊足の持ち主。郡下陸上競技会に出場して百㍍、二百㍍両種目で一位になったこともある。背番号は「69」。金富は、長崎県福江市奥浦中学校三年生、右投げ右打ち、身長1㍍80、体重72㌔、バレーボールと相撲の選手で、野球はやったことがないという。背番号は「71」。中日は昨年養成選手制度を設け、現在松本、杉、森田の三選手がいるが、中原、金富両選手もこれら三選手と同じように、合宿所にはいって夜は定時制高校へ進学しながら野球の練習をすることになる。

吉江代表の話 両少年ともいい素質をもっている。金富君はいままでボールをにぎったことがないそうだが、からだは柔軟性に富んでいるし、足腰も強い。初歩からじっくり育ててもらう。毎年ふたりぐらいずつ入団させて、養成していくのが理想的だと思う。
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三井雅晴

2016-05-14 22:11:13 | 日記
1972年

ロッテがドラフト会議で二位に指名した半田商・三井雅晴投手(18)=1㍍80、74㌔、右投右打=の入団が十七日、正式決定した。濃人チーフ・スカウトはすでに十五日、愛知県知多郡武豊町の自宅に同投手をたずね、父親・照国さんと交渉、契約金七百万円、年棒百五十万円(いずれも推定)の条件を提示、内諾を得ていたが、この日正式に返事があった。ロッテでは今週中に入団発表を行う。同投手は愛知県下ではナンバーワンの評価をとった本格派だが、早くから「セ・リーグでプレーしたい」と表明していたため、ロッテが指名すると二の足を踏み、交渉は難航していた。しかし、ロッテは三井の将来性を高く評価。濃人チーフ、三浦両スカウトが日曜日ごとに自宅を訪ね、口説きやっと入団の線にこぎつけた。元東海地区の担当スカウトだった高木二軍監督は「スリークォーターからの切れのいい球を投げる。森安(元東映ー永久追放)のような投手」といっている。
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森田通泰

2016-05-14 21:57:16 | 日記
1963年

中日ドラゴンズは四日、名古屋市中区西川端町の球団事務所で三重県四日市市立水沢中学校三年生、森田通泰投手(15)の入団を発表した。森田君は小学校四年から野球をはじめ、中学生になって投手で四番打者、文字どおりワン・マンとして活躍。昨年は三重県の「三泗総合体育大会」で水沢中を三位に導いたが、陸上競技でも百㍍13秒、走り幅とび5㍍の記録を持ち、全国中学校放送競技会の三重県代表に選ばれるなど万能ぶりを発揮した。入団のきっかけは「大のドラゴンズファンで権藤投手にあこがれていた」ことから、さる一月二十七日、単身中日球場に杉浦監督を訪れてテストを受けた。さきに入団した長崎県福江中の杉斉英、諫早北中の松本忍両投手ほどの体格はないが「非常にすぐれた運動神経とバネの持ち主。将来投手か内野手として有望」と同監督から折り紙をつけられて入団を認められた。ドラゴンズでは三人目の中学生選手。
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中島広喜

2016-05-14 21:44:02 | 日記
1959年

さきに阪神入りが決定していた大田高・中島広喜投手(18)=三年生、1㍍71、74㌔、右投右打=は十日同校で阪神河西スカウト、杉谷大田高野球部長、母親より子さん(42)の立ち会いのもとに正式契約をおこなった。同投手はアウドロ、シュートに威力をもつ正統派投手で今夏の甲子園大会に出場、昨年十二月ごろから南海、広島、ノンプロの日本鋼管、日通などから誘われていた。

中島投手の話 「ノンプロからも勧誘を受けていたが、どうせ野球をやるならプロでやってみたいと思い、好きな阪神を選びました。大田高校からプロに入ったのはぼくで四人目だそうです」
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浦西美治

2016-05-14 21:37:31 | 日記
1958年

中日ドラゴンズでは十八日午後四時名古屋市球団事務所で和歌山県伊都高の浦西美治投手(17)と契約した。同投手は身長175㌢、体重72㌔、左投、左打で武器は打者のヒザ元に食いこむドロップ。阪急、大毎などから入団交渉があったが本人の希望していた中日に決定したもの。在学中の成績は12勝3敗で和歌山県下では左の好投手として注目されたいた。

浦西投手の話 プロ入りするなら中日だと考えていた。杉下さんにぜひ教えていただきたいものです。それに左の中山さんをいいお手本にしてがんばります。

平岩代表の話 今年入団の決定した投手がすべて右なので左投手を一人ほしいと思っていた。浦西投手は将来性もあるし、まず自分の願っていた構想通りとなった。

父親市郎氏の話 中日のチームの一員として役に立つプレイヤーとなってほしい。私も美治も中日が好きでしたからプロ入りなら中日へと願っていました。一生けんめいやってくれることを祈っています。
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