クアトロのある豊四季駅は柏駅からアーバンパークラインでひとつ目である。
アーバンパークラインとは東武野田線から最近名前を変えた。
そして、豊四季からさらに行くと野田市駅へ行く。
この旧称・東武野田線は、野田市のしょう油を運ぶために作られた鉄道だった。
それでも、いまだ野田と云えばしょう油である。
クアトロ近辺の小学校だと必ず野田のしょう油工場見学に出かける。
野田市駅に降りると、もうしょう油の臭いがする。
子供の頃、野田市では、庭を掘るとしょう油が湧き出てくるとか、野田市の家では、しょう油が出てくる蛇口があるとか聞かされ、「そうなんだ」と思ったものだ。
それにしても、日本人はしょう油が好きである。
何でもしょう油をかける。
フランスのシェフたちからすると、日本の料理はしょう油に頼りすぎていると批判する。
それでも、やっぱりしょう油を使うと味が整うのは不思議だ。
特に、魚にしょう油は欠かせない。
クアトロのしょう油の消費量はとても多い。
実に変わったイタリアンである。
「根室産サンマの和風スパゲッティ」もしょう油を使った和風の味がポイントだ。
サンマの生臭みを消して、旨みと香りを引き立てる。
アーバンパークライン一帯の住民ならずとも、食べておきたい季節のパスタである。
※勝手ながら、明日火曜日とあさって水曜日、クアトロは連休させていただきます。