ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

チーズの物語2024~ブルー・スティルトン

2024年08月31日 | チーズの話

フランスのロックフォールとイタリアのゴルゴンゾーラとイギリスのスティルトンを世界三大ブルーチーズと呼ぶ。
この中で、日本人に一番馴染みの薄いのが、スティルトンかもしれない。
そのスティルトンは、ロックフォール、ゴルゴンゾーラと比べると水分が少なく濃縮感が強く、青カビのスパイシーさはとてもシャープ。
クアトロの父はとっても好物にしております。
合わせるお酒は、イギリス人の見解では、ウイスキー、ポートワインが合うとか。
イギリス人は本当はワインが好きなのだが、自国はワイン作りにむかない気候。
無いとなると欲しがるのが、権力者のサガか、フランスとの百年戦争の原因になったとも云われる。
一時、ボルドーはイギリスの領土になっていた。
ボルドーの現在の繁栄はイギリスの資本がバックになっている。
以来、ボルドーの高級ワインはまずイギリスへ渡っている。
またポートワインはフランスとの戦争中に代役のように飲まれていた。
当時イギリスの力の及ぶポルトガルでイギリス人の手によって開発されたお酒がポートワイン。
イギリス人も本当は、フランス・ワインと合わせたいスティルトン。
痩せ我慢をして、スティルトンにはウィスキー、ポートワインとか云っているのだろう。
クアトロでは、このスティルトンに、ワインでもウイスキーでも、日本酒でも自由に合わせてみよう。

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チーズの物語2024~ブリヤ・サヴァラン・アフィネ

2024年08月30日 | チーズの話

もう半世紀以上前の話。
柏に喫茶店が二軒あった。
ボンとコンパルだ。
叔母に連れられて喫茶店に入ったのはそのどちらだったろうか。
あれはクアトロの父が小学校高学年の頃、その喫茶店で「サヴァラン」なるケーキを初めて口にした。
お酒が効いているケーキだ。
お酒が入っているから子供はだめだと云いながら叔母は一人で満足げにそのケーキを食べている。
だめだと云われると食べたいもので、叔母が注文したものを盗み食いする。
何て美味しくて、おしゃれな食べ物だと思ったものだ。
何やら覗いてはいけない大人の世界に踏み込んだ気がしてドキドキしたものだ。
チーズにも、「ブリヤ・サヴァラン」という名のものがある。
どちらも、フランスの美食家ブリヤ・サヴァラン氏(1755-1826)の名前をいただいたものだ。
チーズの方のブリヤ・サヴァランは、生クリームを混ぜ込んで乳脂肪75%、トリプルクリームという分類のチーズで、味わいはクリーミーで濃厚だが、後味は爽やかである。
ドライフルーツやジャム、ハチミツなどを添えても美味しい。
このブリヤ・サヴァランの著書に「美味礼讃」がある。
その著書の中には「チーズのないデザートは片目を欠いた美人のようなものですね」というのがある。
クアトロでのデザートにこのブリヤ・サヴァランと云うチーズに、トロリと甘いアイス・ワインでも合わせてみる。
子供には覗かせたくない美味礼讃の世界が広がるだろう。

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日本酒の物語2024~白い稲妻

2024年08月29日 | お酒の話

クアトロに白い稲妻が落雷。
“雨後の月”で有名な広島の相原酒造から、別ブランドの金泉のにごり酒がこの“白い稲妻”。
グラスにお酒を注ぐと白いにごりが、稲妻のごとくグラスの中を走る。
味わいも、にごりならではの爽やかな酸味が、フルーティーな甘みと調和して美味しい。
台風の到来で、塞ぐ気持ちも晴れやかにしてくれる白い稲妻である。

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ワインの物語2024~干支ワイン

2024年08月28日 | ワインの話

開店以来、干支の絵が付いたワインを探してきたクアトロの父。
過去の干支ワインを振り返るとそれぞれに美味しかった記憶が蘇る。

未年には、南フランスから黒羊の“グラン・ノアール/ソーヴィニヨン・ブラン”。
申年には、黄金の猿の赤ワイン“アーフェン・ターラー”と云うドイツの赤ワイン。
酉年には、フランス・ボルドーから、コケケッコーなワイン“シャトー・ベルビュー・ラ・ランデ”。
戌年には、犬のエチケットのイタリア・エリーゼ州の“ディ・マーヨ・ノランテ”。
亥年には、イタリア・ピエモンテ州のテッレ・デル・バローロの造る“ピエモンテ・バルベーラ”。
子年には、ピノ・ノワールとグルナッシュという、珍しい組み合わせフランス・ローヌの“ラ・スリシエール”。
丑年には、果実味が濃厚でスパイシーさのある肉料理に最適なフランス・ローヌの“ドメーヌ・ダンデソン”。
寅年には、樹齢90年古樹による、トラのように力強くしなやかな赤ワイン、南フランス・ラングドックから“ル・ティグル”。
卯年には、イタリア・マルケ州からモンテプルチアーノとサンジョベーゼのそれぞれの良さが合わさったワイン“ロッソピチェーノ・スペリオーレ”
辰年には、スペインから伝統的な造りのスパークリングワインで、料理に合わせやすい“ドラゴン・カヴァ”。

来年は巳年、南アフリカから赤い果実の風味が心地良く、力強く複雑な味わいの赤ワイン“ヴエラ・カベルネ・ソーヴィニヨン”。
近日、ご予約承ります。

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ワインの物語2024~ヴエラ・カベルネ・ソーヴィニヨン2022

2024年08月27日 | ワインの話

毎年、干支のワインを探すクアトロ。
来年は、“巳年”ということで、南アフリカからヘビの絵がかわいい“ヴエラ・カベルネ・ソーヴィニヨン2022”を手配したクアトロ。
このワインは、南アフリカの高級ワイン産地ステレンボッシュとパールの両地区にまたがるワイナリーのもの。
イチゴやラズベリーを想わせる赤い果実の風味が心地良く、力強く複雑な味わいの赤ワイン。
クアトロのおせちと合わせてもらいたいワインです。
このカベルネ・ソーヴィニヨンは、年末に入荷しますが、同じ作り手の“オーカ・シュナンブラン”は、すでに絶賛販売中。

 

 

 

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