ドアの向こう

日々のメモ書き 

林へ

2007-11-26 | こころ模様


          そら  ね  ごらん
         むかふに霧にぬれてゐる
         蕈キノコのかたちのちいさな林があるだらう
         あすこのとこへ
         わたしのかんがへが
         ずゐぶんはやく流れて行って
         みんな
         溶け込んでゐるのだよ
            ここいらはふきの花でいっぱいだ

                  林と思想        宮沢賢治


 
                 -☆-




  枯れ草の匂いを嗅いで  長い一本道を通った  
  見たばかりの 草の名を考えながら



  蔦が絡んだ太い幹に  陽が当たると葉が透けてみえた  
  奥にも光りがさして 藪柑子の実を赤々と照らしだす  
  後ろの さびしい翳の色  あれは 何色だったか 



 ところどころ柔らかな緑が萌え  
     エノコログサが毛並みをそろえている 
 淡い あたたかな色彩だ

  

コメント (4)
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